お酒を飲むとどうして「酔う」のか?「酔い」の影響とは【日本安全食料料理協会】
人にとって身近にある「お酒」ですが、お酒を飲むと「酔う」状態になりますよね。個人差はありますが、ほろ酔い状態から酩酊状態とお酒に酔う状態は様々です。また、お酒に対して強い人もいれば弱い人、さらにはまったく飲めない人もいます。この記事では、お酒を飲むとどうして酔ってしまうのか、お酒が人にとってどんな影響を与えるのかをお話します。
お酒に酔うのは、「アルコール」が原因
お酒を飲むと身体にいろんな変化が起きます。これは、お酒の成分「アルコール」が原因です。アルコールは、胃や肝臓など消化器や脳、血管などに影響します。お酒を飲む量が適量であれば、効用がありますが量が多すぎてしまうと身体だけでなく心理的な面や社会的にも悪い影響が出てしまいます。
酔う程度は脳細胞へのアルコール浸透度
アルコールは麻酔作用によって脳をマヒさせます。この状態が、「酔った」状態になるのです。「酔い」の程度は、脳内のアルコール濃度によって決まります。「酔い」の程度を判定するには、脳細胞のアルコール浸透度を図ることができないので変わりに血中アルコール濃度を測って計測されます。
酔いの進行と血中アルコール濃度
血中のアルコール濃度によって以下の状態に分けることができます。
爽快期・・・気分が明るくなる、皮膚が紅潮する、陽気になる、判断力が少し落ちる
ほろ酔い期・・・手の動きが活発になる、理性が失われる、体温の上昇、脈が速くなる
酩酊初期・・・気が大きくなる、大声で話す、怒りっぽい、ふらつく
酩酊期・・・千鳥足になる、同じことを繰り返ししゃべる、呼吸が速い、吐き気、おう吐
泥酔期・・・まともに立てない、意識がはっきりしない、何を話しているかわからない
昏睡期・・・起きない、排泄が機能しない、呼吸がゆっくりと深い、死に至る
未成年の飲酒
未成年が飲酒することで、以下のような影響がでます。
身体的な影響
・急性アルコール中毒
・肝臓障害
・膵臓障害
・生理不順
・脳の機能低下
精神的な影響
・学習意欲の低下
・未来志向・未来展望の喪失
・精神的成長や心理的発達の停止
・性格の変化
・若年のアルコール依存症発症
社会的影響
・飲酒運転による事故
・成績不振、中退など
・作業能率の低下など
・暴力行為、性的非行
日本安全食料料理協会には焼酎ソムリエの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。
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