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水産DXストーリー #7 箱選びをシステム化したら梱包出荷をぐっと効率化できた話

こんにちは!フーディソン エンジニアチームのtaka(@terumapy)です。
最近はぐっと冷え込んできましたね。忘年会シーズンも近づき、弊社が運営する業務用食品仕入れサービス魚ポチでも、より多くのご注文をいただける季節となりました。たくさんの商品を確実にお客様にお届けするために、フーディソンはテクノロジーの力でさまざまな業務の改善を進めています。今回は特に商品を包む「」に着目して取り組みをご紹介できればと思います。


商品梱包の難しさ

魚ポチは現在8,000点を超える商品を取り扱っていますが、これらの大量の商品を適切に梱包し出荷するのは簡単なことではありません。商品のカテゴリや保存温度帯、サイズ、計量作業の必要性、配送業者などによって梱包に使える資材やオペレーションが変わるため、業務の非効率化や属人化が進みやすいという特徴があります。これからさらに商品数が増えビジネスの成長が予測されている魚ポチにとって、梱包業務をより効率化することは喫緊の課題でした。

梱包業務をテクノロジーで効率化する

商品サイズと箱のデータ化

フーディソンでは、取り扱う商品のサイズをデータ化することから始めました。規格を持った冷凍品のタテ・ヨコ・長さだけでなく、現在では自動計量器を用いた計測により、日々入荷する生鮮品のサイズもデータ化できる環境があります。

さらに、冷凍品の梱包に使う箱についても、発泡スチロール箱や段ボール箱などの箱種別とそのサイズ、許容容積率を標準化し、データ化しました。これにより、受注データからどの種類の箱をいくつ使えば梱包し切れるかを自動算出することができるようになりました。

梱包作業を型化する

梱包する箱と数の自動算出により、業務の型化が大きく進みました。例えば、配送業者や計量作業の有無などの情報と組み合わせることで、システムで自動的に梱包業務を類型化して分解できるようになりました。これにより、作業のスピードが上がるだけでなく、作業者の熟練度に応じた作業の割当がしやすくなりました。現在は冷凍品を中心に改善を進めていますが、今後は常温品や、自動的にサイズデータを取得できるようになった生鮮品についても対応し、梱包業務のさらなる効率化を目指します。活用できるデータが増えることで選択肢が大幅に広がり、今後の展開が楽しみです。


フーディソンではさまざまなアイデアを持った人材を募集しております。 興味を持っていただけたら、ぜひご連絡ください!

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