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フードクライシス(1)知られざる食品ロス実態

今の世の中、食について課題は感じづらいです。日本では特にです。コンビニが至る所にあり、いつでもそこそこ美味しいものは安く手に入ります。

しかし、この便利の仕組みの裏側で大量に食品が廃棄されています。その量一人当たり年間48kg、1日お茶碗一杯分です。

ゾッとする数字ですね。
しかし、この数字を聞いて明日からの行動を変えようとする人はほぼいないでしょう。

それはどうしようもできない、
食品ロスはコンビニやスーパー、飲食店から出るものだと思っているから。
しかし、上の図を見ていただいてわかるように、半分近くは家庭からのロスです。
あなたの少しが、大きな結果を生みます。

・賞味期限切れの近いものを買うこと
・冷蔵庫には必要なものしか置かないこと
・小さいサイズのものを買うこと
etc...

とやれることはたくさんありますね。

我々が612万トンもの食品を捨てている一方で、世界では約6億9000万人、11人に1人が慢性的な栄養不足です。

日本では食品が飽和しているのにも関わらず、世界全体で見ると足りていないとデータは言っています。

そして世界の人工増加に伴い、ますます、飢餓人口も増加してしていくことは確実のようです。

我々このまま食品を捨て続けて良いのでしょうか?
足りない分まで奪って捨てる。
その相手は今いるほかの国の方もそうですし、未来の自分達から奪っているともいえます。

世界では毎年、食用に生産されている食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられているのです。

捨てるという行為、いや作りすぎるという行為を無くせば、計算上では飢餓の人口は0になります。食糧生産量は現在も足りているのです。
なのに、飢餓が増えるのは我々自ら捨てているからに他ありません。

我々にできることはなんでしょう?
小さなことでも積み重ねです。

僕らフードコーナーはこのような背景を知っています。重く受け止めています。
その根本である作り過ぎを防ぐため、完全受注生産により食品ロス軽減に挑んでおります。

僕らが今やっているのは根本を断つ予防です。
軽視しがちですが、人間の病気でも一番大事なのはかからないこと、つまり予防なのです。

この記事を読んで少しでも意識が変わってくれる方がいると嬉しいです。

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