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【読書日記】ネガティブな感情が成功を呼ぶ|成功のためにはダークな感情が必要

本書の結論は「ホールネス(全体性)」

ポジティブ感情も
ネガティブ感情も受け入れて

幅広く活用できる人が、最も健全であり
人生において成功する可能性が高い。

100%ポジティブを目指すよりも、
20%のネガティブ時間を
有益に使える人のほうが、

仕事でも学問でも成功し
幸福な人生を歩める!

これは多くの日本人が知らない事実でした。


どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタント
のタルイです。



いきなりですが、今回は
スターウォーズのお話から始めます。

『ダークサイド』

ご存じ、スターウォーズの世界では、
フォース」という
不思議な力が存在します。


フォースが正義の心で使われる場合
「ライトサイド」

邪悪な心で使われる場合
「憎しみや怒りなど
負の感情から引き出される力」のことを

「ダークサイド」と言います。


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さて、
実際に我々人間の感情というのも
スターウォーズの世界同様に

ライトサイドとダークサイドに
分けて考えられがちです。


でも、どうやらこれは間違いでした。

私たちは、
ポジティブ、明るい、幸福といった
ライトサイドの感情に注目しがちですが
これだけでは幸福になれないのです。


一つの心理状態を最善だとするのではなく
どんな心理状態でも全て良いと考える。

全ての感情が有用であることが
最新の研究結果で裏付けられました。

それがこの本です▼



全ての感情には意味があるのです。


例えば、
世間でもっとも嫌われるという
「怒り」「恥と罪悪感」「不安」の
3つのネガティブ感情。

「怒り」によって、
自分や自分にとって大事な人を守り
健全な境界を維持するための行動が
引き起こされる場合もあります。

ある調査結果によれば
「怒り」の感情が湧いたからといって
暴力に発展することなど滅多にありません。


「恥ずかしい」という感情も
屈辱的な状況の前の
警告(アラート)として
働く感情ともいえます。

「罪の意識」に至っては、
自分の道徳基準を外れているから修正せよ
と教えてくれるシグナルです。

誰だって「過ち」から成長するのです。


「不安」の感情がない状況を想像してみると退屈で刺激のない状態でしかないです。


仕事で不安がなかったら
ゲームやって暇つぶしするだけの
怠惰な生活になっちゃいます。


怒り、嫌悪、後悔、退屈、恐怖、
不安、悲しみ
これらのダークサイドの感情。

これらの感情を
20%のネガティブ時間として
有益に使える人は、

仕事でも学問でも成功し、
豊かで幸福な人生を歩めるのです。


これを蕎麦に例えるならば
十割そばではなく
二八そばの方が

蕎麦の風味だけでなく
喉越しも一緒に楽しめる
といったところでしょうか🤔

あ…いや、ごめんなさい
ちょっと違うかもしれません💧


ちゃんとした例えは
本書をまとめながら最後までに考えます🙏

では、ここから始めます。


◆意外にも著者はポジティブ心理学者だった!


私が本書で一番驚いたのが
著者の一人であるトッド・カシュダン(Todd B. Kashdan)は
なんとポジティブ心理学者でした。


私はなんとなく、
ポジティブ心理学の対極にいる方が
著者だろうと勝手に思い込んでいたからですね。

https://toddkashdan.com

もう一人の著者は
「心理学界のインディ・ジョーンズ」という異名を持つ
ビスワス=ディーナー,ロバート(Biswas-Diener,Robert)

https://robertdiener.com/about/

確かに若かりし頃のハリソン・フォード
雰囲気が似てるかもしれない…

ジョン・トラボルタ
にも似てる🤔


二人がポジティブ心理学の世界に
入ったのは

ポジティブ心理学が
まだ世に芽吹いたばかりの頃でした。


元々のポジティブ心理学は
「ポジティブ経験の重要さ」
を人々に知らせるものだったが

この15年ほどの間に
「笑顔の独裁体制」のように
なってしまったそうです。


笑顔の独裁体制
なんかわかる気がします🤔

親が子供は笑顔の状態が一番だ
と求めるように

無意識に他人に強要するあたりから
「生きづらさ」は始まります。



これはポジティブ心理学に限りませんが
科学とは必ず元が歪んだ形
一般常識へと浸透していきますよね🤔


こちらの記事でも紹介しましたが、


「幸福学」の権威である
慶應義塾大学大学院教授:前野 隆司さんは


幸せな社員は創造性3倍
労働生産性1.3倍である


とデータより導き出しました。


アメリカにもこれと似たデータから
同じ結果が導かれてます。

こういった幸福学やポジティブ心理学が
導き出したデータは

もちろん嘘ではありません。



ただ、こういった説に対しても
あまり表に出てこない
調査結果もあります。

人生に対して「満足度が最も高い人たち」は
それほど収入が高くなく、
仕事ぶりもそれほど勤勉でない
本書より


うん、確かに。

私もバリバリ稼いでいた
昔の自分と比べて

それほど働いていない
今が一番幸せです😅



そんな彼らだからこそ
ネガティブ2:ポジティブ8の黄金比率
発見できたのかもしれません。

いつか彼らに、
日本の蕎麦も二八が美味しいことを伝えたい…



目次も気になるワードだらけです。

第1章 幸福を求めるほど不安になるのはなぜ?
第2章 快適な生活がもたらしたもの
第3章 嫌な気分にはメリットがある
第4章 ポジティブな感情こそが落とし穴である
第5章 マインドフルネスに気をつけろ
第6章 不快感をうまく処理するーーセオドア効果
第7章 ありのままの自分とつきあう

各章のタイトル全部が惹きつけられます。


この本に限っては、
ビジネス書にありがちな
手を抜いて書いてある章がないのです。


ですから最初から順番に
まとめることにしました。


今回はちょっと長いですけど
ご了承ください。


◆幸福を求めるほど不安になるのはなぜ?

私が最初にお伝えしたいのは

ある調査によると

「幸福を追求することが大事だと考えている人たちは、そうでない人よりも寂しさを感じることが多い」
本書より

という結論が出ていることです。

これを例えるならば
開運グッズを買いまくっている人が
幸せかというと…
そうでもないということでしょうか🤔


私たちは生きていく上で
拒絶、挫折、自信喪失、
偽善、倦怠などを経験すること。

あるいは不愉快な人たちと接すること

これら不幸せな時間は避けられません。


著者はこれらに対応する解決策が

唯一「ポジティビティ」だけとは
考えていないのです。

辛い出来事はたくさん起こりますけど
その辛さを受け入れないと
苦悩に変わります。

不快感から目を背けた時に
苦悩が生じるのです。

だから、
もっと幸福度を高めようと
努力するよりも


ポジティブもネガティブを含めた
広範囲の心理状態を
受け入れる能力を身につける。

そして効果的に対応することが
大事だと本書は教えてくれます。

これが「ホールネス(全体性)」
という状態です。


この心理状態は
以前の記事でご紹介した「プラス思考」と同義だと思います。


また、別の記事で紹介しましたが
不安な気持ちこそ
人類繁栄の元にもなってます。



◆快適な生活がもたらしたもの

「快適中毒」になると、ネガティブ経験に対する免疫力が低下する


私たち現代人は
絶えず安楽さを求めて、

不快なことを避けるように
なってしまいました。



技術の進歩によって、
以前と比べて
我慢弱くなってしまったのです。


その結果どうなったか?

不快なことを避けるために
私たちはどんどん行動を
しなくなったのです。



ハングリー精神


最近は日本でも貧富の格差が深刻化し
子供の7人に1人は貧困層だと言われています。

サッカーの世界では貧困や
戦争などの過酷な状況から

ボールひとつで抜け出した
成功者が多いです。

私の大好きな
クリスティアーノ・ロナウドは

ポルトガルのマデイラ島にある街
フンシャルの貧しい地区に生まれました。

小さい頃に約束した「家族を貧しい生活から救い出す」という誓いのもと

12歳の時に家族と別れ、独りでサッカークラブに入団してます。


私は昭和生まれですが
令和の今は、
とっても快適な生活になったと思います。

「最近の若いヤツは忍耐力がない」
と言われますが

これは環境が快適になったことで
直接の原因で

家庭が悪いとか
学校が悪いとかは

二次的な要素のようにも思えます。



◆嫌な気分にはメリットがある

ネガティブ感情も人の大切な資源なのです。


人はポジティブな出来事よりも
ネガティブな出来事に
より強く反応します。例えば…


結婚生活で
性生活が上手く行っていることは
夫婦の満足度を20%ほど高めるが

上手く行っていない場合は
満足度が50〜75%低下する


人は心地よい香りには
一瞬笑顔を見せるが
嫌な匂いには強く反応する。

ネガティビティというのは
我々の進化の過程で
人類が生まれ持った特質です。

( この苦い葉っぱは、きっと毒に違いない…)

このように何かを悪いと感じる能力が 
生存に必須の能力ですよね。


ネガティブ感情は
「経験の追跡システム」のようなもので

現場の状況は安全か?
それとも避けるべきか?

ということを、
私たちは過去の感情の記憶をもとに
素早く判断できるのです。



◆ポジティブな感情こそが落とし穴である

幸福を追求することが人を弱くしかねない


京都大学こころの未来研究センターの
内田由紀子さんは

「幸福感は文化によって異なる」

という発表をされました。

https://research.kyoto-u.ac.jp/people/p005/

この発表によると、

日本人は幸福の中にネガティブ面を
敏感に感じとる民族のようです。

ネガティブ面とは2つ

●「社会の調和を乱す」
一人が幸福になればその影響が他者に及ぼす

●「現実回避」
幸福というのは現実を見ていないから


これは単なる文化的な違いだけで
日本人の偏見なのかを
著者は他の論文からチェックしました。


幸福なマインドセット(心の在り方)に
警告を発している研究結果を
いくつか紹介されてます。

  1. 幸福は、長期的成功の妨げになり得る

  2. 幸福を追求したことがかえって逆効果を生み、不幸になることがある

  3. ネガティブ感情を持つ方が良い場合がある

  4. 他の人が幸せそうだと自分のやっていることが身に入らない


◆マインドフルネスにとらわれるな

マインドレスな心理状態には利点がある。マインドフルネスと相互活用が有益。


誤解なく最初にお伝えしておきます。

マインドフルネスが悪いとは書いてありませんよ。 


本書によると、
もっとも成功している人は

「マインドフル」と「マインドレス」の
感情を交互に行き来きしているのでした。


これを意図的に行うことで
20%のネガティブ優位性を得ることが
できるのです。


マインドフルネスは簡単にいうと

自分のいる世界を、
頭の中の問答や判断などで乱すことなく
そのまま観察する方法とあります。

一枚のドレスを「可愛い!」ではなく
「赤い服」と認識できる。


失敗した時に
「自分はダメな人間だ!」ではなく
「いま自分は失望感を味わっている」

このように考えられることです。



著者が問題提起しているのは、

マインドフルネスが有益なら
なぜ人間はその状態になるように
作られていないのだろう?


人類が多くの時間を
マインドレス(集中していない状態)
でいるように
進化してきた理由は

意識的な思考している状態、

つまり今この瞬間に起きていることを
常に認識している状態では

情報処理能力が極めて限られてしまうから
と結論づけてます。



それはそうですね。

過去の出来事から反省と課題が生まれて
改善につながり

未来を予測することから
対策が生まれます。


◆ネガティブな感情を反転する

テディベアといえば第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルト


1902年の秋、ルーズベルト大統領は
趣味である熊狩りに出掛け、瀕死のクマに出くわしました。

しかし大統領は

「瀕死の熊を撃つのは
スポーツマン精神に反する」
として、

その熊を撃ちませんでした。



このことがワシントンポスト紙に
掲載されて、
セオドア・ルーズベルトのニックネーム
”テディ”をもらって 

”テディベア” と名付けたの
がはじまりと言われています。

セオドア・ルーズベルトは

リンカーン、
ルーズベルト、
ワシントンに次いで

アメリカ史上
4番目に偉大な大統領とされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/セオドア・ルーズベルト


しかし、
のちの調査でルーズベルトは

「サイコパス」である

と結論づけられました。


サイコパスは一般人と比べて
著しく偏った考え方や行動を取り、

対人コミュニケーションに支障をきたす
パーソナリティ障害の一種とされてます。

日本では
「反社会性パーソナリティー障害」
と書かれることがあるので

猟奇殺人もしくは
快楽殺人を繰り返す殺人犯と
同一視されたりします。が、

これは正確な認識ではありません。


心理学者のリリエンフェルドは、
歴代のアメリカ大統領42人について

自伝などのデータをもとに
サイコパス得点を出してみたところ、

サイコパスの度合いが強い大統領ほど、
高い評価を受けていることを突き止めたのです。

ちなみに、
1位はセオドア・ルーズベルトでしたが
2位はジョン・F・ケネディ
3位はフランクリン・ルーズベルト

いずれも歴代大統領の中で
高い評価を受けてますね🤔


サイコパスは不安や恐怖心が少ないので

大統領職務のような

各国の思惑を含んだ
困難な対人関係においては
凄い力を発揮できるのですね
🤔


本書ではルーズベルト大統領の資質を
「テディ効果」と呼び3つにまとめてます。

●マキャベリズム
どんな手段や非道徳的な行為であっても、
結果として国家の利益を増進させるので
あれば許されるという考え方。

●ナルシシズム(自己愛)
自分の価値を重視し、
自分にはその資質資格があると
考える尊大な感覚

●サイコパシー
恐怖などの強烈な感情を経験してもその影響あまり受けない


この3要素は
アンチヒーロータイプの主人公が持つ
ダークサイドな3要素でもあるのです。

しかし、「万人に褒められる人」が

偉大な成功を収めたり、
革新的変化を成し遂げたりする

といった試しがないのも事実なんです。

私はここでちょっと気になって

サイコパスと
前述しましたマインドフルネスとの
関連性について調べたところ…

最近の研究では、
サイコパスの脳と仏教徒の脳には、

多くの類似点があることが
わかっていたのです。


どちらも合理的な思考力が高く、
「今ここ」に生きる考え方が強く、

プレッシャーが大きい状況にも
強いのが特徴なのです。


◆ありのままの自分とつきあう

自分の「ポジティブティ・バイアス」に気づく


この章では2つの心理学的用語が解説されてます。

一つは「ポジティビティバイアス

簡単にいうと情報を収集する際に
ネガティブな内容よりも、

ポジティブな内容に対して注意を向け、
収集する傾向の心理特性のことです。

つまり、
良いところを人為的に膨らませてしまう傾向のことです。


もう一つは「防衛的悲観主義」
防衛的悲観主義とは

最も良い結果を望みながら、
最も悪い時代を予想すること


明るい面にばかり目を向けて
ネガティブな考え方や
感情を避けてことなく

物事がうまくいかなかったときの気分を
あらかじめ想像することができます。



研究によると、
防衛的悲観主義の人は、
戦略的楽観主義の人に比べて

失敗や失望などへの不安に
よりよく対処できる
ことがわかっています。


さて、
「ポジティビティ・バイアス」と
「防衛的悲観主義」


この2つに関する研究から得られる教訓は


私たちにとって
「何がネガティブな心理」
「何がポジティブな心理」なのか?


これまでの長い間の思い込みを
見直すべきと本書では伝えてます。



ポジティブもネガティブも
「ホールネス(全体性)」の一部だと
理解することが必要なのです。

ホールネスとは自分の人格のあらゆる部分
—明るい部分と暗い部分、強さと弱さ、成功と失敗ー
に心を開いてそれを受け入れることである
本書より

この中には、
「楽しい生き方」「意味ある生き方」
「新規性重視」「安定性重視」

こういった一見矛盾するような側面
自分の中にあることを知ることで
今の状況に力や影響を行使できて

これから先の人生に
更なる活力、敏捷性、忍耐力を
もたらすことができるとあります。


これが本書が繰り返しにわたり
伝えていることです。


つまり…

清濁併せ呑むマインドこそが重要である。


これが私の本書を読んで感じた
まとめです。


◆(まとめ) 清濁併せ呑むマインドが結果的に幸福になること


私が記事の冒頭で本書の内容を
「二八蕎麦」に例えましたが
的を得ていなかったので訂正します。


清濁併せ呑むことが必要です。

【清濁併せ呑む】
善人でも悪人でも、来る者はすべて受け入れる
度量の大きさを表すたとえ。
故事ことわざ辞典

ちなみに、
「清濁併せ持つ」は誤用です。

ただ、
善人ヅラして裏で悪いことしてる
悪徳代議士のような人を喩えるなら
使い方として合っていると思います。



世界最大の河川であるアマゾン川には
清流濁流とに分かれて何百kmも流れる地点があるそうです。

そしてアマゾン川はやがて大海へと続きます。


清流というライトサイドと
濁流というダークサイドが

互いに混ざることなく存在し合う。

そして大きな海へとつながる。

本書の教えは
このようなアマゾン川のようではないのでしょうか。


振り返ってみますと

●「快適中毒」になると、ネガティブ経験に対する免疫力が低下する

●ネガティブ感情は「経験の追跡システム」のようなもの

●幸福を追及することが人を弱くしかねない

●もっとも成功している人はマインドフルとマインドレスの感情を交互に行き来きしている

●困難な対人関係においてはマキャベリズム・ナルシシズム・サイコパシーが有利に働く

●「防衛的悲観主義」の方が「戦略的楽観主義」よりも成果が高い


【戦略的楽観主義】とは
ポジティブ
元気親切愛情に溢れていて利己心がない

この状態に自分自身を縛り付けるよりは


自分自身のダークサイドを
活かそうと踏み出した時に

初めてホールネスが体験できるのでした。


最新の研究結果によれば

直接幸福に向かう道はないそうです。


本書もいわゆる「幸福本」ではないのです。

ですが、
そういった直接的なアプローチでなくても


もっと大きな喜びを得る方法が
書いてありました。


「幸福」の先にある「全体性」を目指す。
本書より


本書を読み進めて気づきましたが

最近よく売れている本の中には
本書のエッセンスがよく練り込まれていて

この本がネタ元であることがわかりました。

今回私がまとめたところも
全てデータとして
エビデンスが書いてあります。

何回も読み返せる本ですので
購入されるのをおすすめします。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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タルイタケシ@読書セラピスト
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