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スーパーマーケットの惣菜が街へ出ていく

オーケー関西初出店の話題は事欠かず、関西ではあちこちに新しいスーパーが出店したり、また改装オープンしたり、にぎやかです。この人口減少・高齢化の市場で、競争は激化しているようです。スーパーマーケット協会の統計を見ても、関西地区だけ、瞬間風速的に異常に盛り上がっているようです。

そんななか、スーパーマーケットの差別化戦略といえば、生鮮と惣菜。特に、作って売ってる惣菜は、仕入れて並べるだけの他部門と違って、粗利が高い。というわけで、こぞって、各社惣菜に力を入れ、また最近では、自社で工場までつくって惣菜を製造しようというスーパーマーケットチェーンも少なくありません。
 日本惣菜協会による惣菜白書によると、惣菜の購入先としては、コンビニ、百貨店よりも食品スーパーでの購入の機会が増えているようです。目に見えて、スーパーマーケットの惣菜売場は広がっているのは、明らかです。

大阪市のオフィス街のど真ん中、谷町4丁目に、和歌山を本拠地とするスーパーマーケットのオークワが、惣菜とスイーツ・パンの専門店をイートインスペース付きで、今年の9月に出店しています。ANDDELICA、ちょうどお昼前で、品揃え充実、スーパーマーケットの価格で買いやすい。おにぎりも店内で調理されており鮮度感あります。おかず→お弁当・サンドイッチ→パンやスイーツなど、10坪ほどのスペースに並べられ、選びやすく、買いやすく、そして会計は、セルフレジでというスタイルです。レンジでは温めてくれるけど冷たいコンビニの弁当・惣菜とは異なる価値があります。ローソンが「できたて厨房」をきょうかしているのも、できたて(できたてではないものの今日調理したもの)を食べたい、しかも、大きな店舗をぐるっとするのではなく、さっと買いたいニーズが潜在的に存在しているのでしょう。

12時過ぎたら、どっとお客さんが入ってこられました。
お弁当、スーパーマーケット価格でいい感じ。近くにあったらいいなあ~。

 地方には、多店舗展開をする惣菜の路面店が多いですが、都市型となると、東京のオリジン弁当やとんかつメインのさぼてんなどが浮かびますが、オリジン弁当は、イオングループ傘下入りして、路面店からスーパーマーケットへ出店していった業態ですが、逆に、スーパーマーケットから路面へと出ていく業態も今後増えていくかもしれません。

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