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【ワークシート付き】やりたいことが伝わる思考法


こんにちは。おかえりなさい。

朝から雨が降り続き、家でサラダを食べていたらドレッシングが目に入って悶絶したそんな3連休の日曜日です。せつない。

そんなことはさておき、

やりたいことはあるのになかなか行動に移せない

やりたいと書き出してみたものの,

「それがやりたいことなんだね!」そう言われると

急に自信がなくなって本当にやりたいことだったのかわからなくなる

何かを新しく始めようと一歩踏み出そうとした時に誰でも一度は経験があるのではないかと思います。

今日はやりたいことを整理する思考法についてお伝えします。

はじめに

まずはじめにお伝えしたいことは、実はやりたいことなんて99%の人がはじめからないものだと思います。

え…そんな今日はやりたいことについて話すって言ってたよね?

やりたいことを整理するんじゃないの…!

その通りです。

それでは、やりたいことはどうやって見つかるんでしょうか。

答えは、その人の経験の中でこれは解決したい!という課題ができた時です

物心ついたときからプロ野球選手になろうと思っていた、家業を継ぐことがきまっていた、そういう方もいますがほとんどが何をやりたいかわからないまま大きくなり、社会にでます。

何かやりたいことを見つけて会社に就職したり、フリーランスは毎日この何がやりたい?問題に直面します。

もし、今やりたいことが見つからなくて困っている…方であれば課題を見つけてみましょう。

やりたいことがあるけど、伝えられない…方であれば見つけている課題を整理してみましょう。

芸術家でもない限りは、課題を解決していくことが社会の役に立つことであり仕事であると考えています。

私自身は料理を芸術として提供するようなセンスやインパクトは持ち合わせておらず、料理や食に関わる企画を通して課題を解決していきたいと思っています。

大事なことは やりたいことが伝わるように整理されているかということ

それでははじめてみましょう。メモのご用意を。

きっかけは一枚の付箋から

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何かを始めたい!そう思った時に皆さんはどんなふうに始めますか?
私は何かやりたいと思った時にはまず,付箋の束を用意してそこに一つずつやりたいことを書き留めていきます。

今日は具体的に私がお店を出したい!と思ってから実際にプロデュースをしたときのことを例に書いていきたいと思います。

「小豆島に拠点を作りたい」

東京在住の私にとって,瀬戸内海にある香川県と岡山県の中間にある小豆島の海のある環境はそれはそれは魅力的でした。

現在小豆島と東京の2拠点で活動している中で、同じように何か始めたいと思っている方へこの記事をお届けできたらと思います。

企業でも個人でも
✔︎何か始めたい
✔︎どこから始めたらいいかわからない
✔︎自信がない
✔︎案はあって実行すればいいだけなのになかなかできない

ひとつでも当てはまる方は末尾のワークシートをやってみてください。
もしかしたら頭の中が整理されるかも。

できるだけやりたいことを書き出してみる

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【やりたいこと】

小豆島に拠点を作りたい
2拠点生活がしてみたい
小豆島の豊かな食材で料理がしたい
島人と仲良くなりたい
観光向けにも食の魅力を伝えるようなことがしたい
都市で生活する人に向けて自然がある体験を提供してみたい
暮らすような旅を楽しめるような場所づくりがしたい

食を通した空間作りをしている中で都市の環境を抜け出して,都市と小豆島をつなぐような仕事ができないかと考えるようになったのがきっかけです。
ぼんやりと考え出したのは6年くらい前でした。

ノートに書き溜めては,またしばらくして書き足して小豆島に通いながら
「いつかは…」と考えていました。

事実ファクトを調べて書いてみる

そこで小豆島について通いながらみたり,聞いたり,調べて行きました。

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スプレッドシートを作って,どんな環境なのか,特徴があるのかをまとめていきます。

小豆島には人口2万8000人(2016年時点)の島であるものの、

瀬戸内芸術祭で観光客が18万人近くくる(2019年時点)

食の産業が盛んで、100年以上続く醤油蔵や国内唯一のオリーブオイル農園、手延べそうめんの工場、瀬戸内の塩作り、かどやのごま油工場など

どれも日本の食文化を代表できるほどのおいしい産業があります。

島食材を使った食事をきっかけに島にもっと興味を持ってもらうような場づくりができないかと思いました。

点のアイデアはあるけどやる価値があるのか不安になる

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これも何か始めようとすると必ず通る道ですね。
やりたい!とワクワク気分になっている時は楽しいのにいざ,始めようとすると
「はて、本当にやれるのかな…意味あるのかな…」(不安)
周りを見れば面白い大きな企画をどんどん進めている人が気になって
腰が重くなるばかり。

こんな時はやって失敗するよりもやらないでスマートにいた方がいいというカッコつけ精神がでてきます。

でも、これは気持ちの面だけでなくアイデアがシャボン玉のような状態。
大きく膨らんで綺麗に見えるけど時間が経てば儚く消えてしまう、
誰かに「ほんとにできるの?」と突かれたらあっけなく割れてしまう。

何かをやる時にははじめはそんな気持ちです。
「できる気がしない、これは最高のアイデアだ!」
なんてスーパーポジティブに進められるといいんですが、なかなかそうもいかないのが
心配性で弱気な自分です。

そこで,この思考法「そもそも」


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そんな中でいろんな思考法やフレームワークを学んで実践してきました。

その中でも最も簡単でシンプルでどんな企画を作る時にも使えるのが

“そもそも思考”です。

いきなり3C分析や4P分析やPDCAサイクルやポーターの分析を始めるよりも最も効果のある思考だと思います。

そもそも、なぜそれをやりたいと思ったのか?

先程の小豆島の例で例えると

アイデアが点の状態の時

・小豆島の食材で料理がしたい
・小豆島の島人と交流できる場が欲しい

▶︎交流拠点となるような場づくりがしたい

そもそも思考を使うと

そもそも、なんで交流拠点が欲しいと思ったのか?
▶︎
小豆島という自然環境が豊かな場所の魅力を小豆島の人と島外から来た人で共有できたら「また島に来たい」と思ってもらえる体験が作れると思ったから。

そもそも、交流拠点の役割はなんなのか?
▶︎
島人と島外の観光客やワーケーションしに来た人が交わる場所

そもそも、交流するにはどうしたら良いか?
▶︎
自然に交流できるきっかけが必要。それなら食事を通したきっかけが自然なのでは?
レストランを作って、そこからレストランという機能にとどまらない場所づくりをしてみてはどうか。

2020年にご縁をいただき、文末の思考整理を使いながら2021年小豆島でレストランのプロデュースをさせてもらいました。

レストランメニューの開発やWEBサイトをつくりました。

やりたいことが見つからない、あるけどどうやって形にしていいかわからない。そんな時は課題を整理するところからはじめましょう。


こんな流れでそもそも思考を使って、やりたいことを「自分ではない誰か」に伝えることができるワークをお届けします。

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企画ワーク 1−1課題とは

そもそも(さっそく使う)
企画ってどういうことでしょうか。
私は企画とは課題を解決するための設計図だと考えています。

そして、課題を解決するための方程式はこの1本の矢印。

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「えっ、こんなにシンプルでいいの」
そう思った人もいるかもしれません。

実は企画はシンプルにまとめることが何よりも難しい工程です。
あれこれやりたいことを詰め込みすぎてしまったり、課題と未来がつながっていない案だったり。そんな時にこの矢印思考を使うと
・自分の考えていること
・目指してる未来
・実行しようと思っていること
この3つが矛盾していないかを一眼でチェックすることができます。

1−2課題の見つけ方

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課題とは3つの種類があり

社会的な課題(小豆島にはまだレストランが少ない)
社内やチーム内課題(地域でのレストランを作った経験がない)
本質的な課題(島人と観光客がつながるきっかけの場作りがなかなかない)

このどれかひとつ、または2つ、全てに関わる課題になるほどに多方面からの課題が見えてきます。

この3つの内容を見極めながらプロジェクトに取り組む前に課題というスタート地点の設定をします。

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2−1ビジョンってなんだ?

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「ビジョンを共有しよう」などという言葉でよく言われること。
これは、「あったらいいなと思う未来の状態のこと」です。
上の矢印の2番にあたる部分のことです。

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ここで大切なことは「何をするか(What)」よりも「どの状態でいたいのか(Being)」を深堀してみることがおすすめです。

こうすることで、目先の成果だけを追い求めるのではなく長期的になんのためにやりたいことを始めるのチーム内で揺らぎない気持ちの確認がしやすくなります。


3−1コンセプトってなんだ

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この言葉もよく聞くけど、いまいち何を指しているのか…という言葉。

コンセプトとは課題と未来をつなぐ行動を生む言葉のことです。

単なるスローガンではなく行動に起こせるための言葉になります。

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3−2コンセプトのポイント

コンセプトを決める際のチェックポイントこの3つ。

驚き…サプライズや意外性やこれまでみなかった事実
共感…それは楽しそう、そうそう困っていたんだよねという想い
共有…思わず誰かに伝えたくなるような体験


4−1ゴールの作り方

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課題、未来、実行案となるコンセプトを決めたらゴールを決めましょう。
これはビジョン=未来のようなイメージやありかたよりも自分以外の人でも分かる
「この人はこの企画をやってここまでを目指しているんだな」という目指している場所や共有できる価値観を決めます。

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5−1  隠れニーズを見つけよう


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課題に対して、自分がまだ本音では言えていないこと

実は…なんだよね。ということ

6−1アイデアを実行プランするには?

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1番最初に書いた付箋のアイデアも

課題(ニーズ)
未来(ビジョン)
実行案(コンセプト)

と整理することで迷わず、やりたい想いを実行するための方程式が出来上がりました。

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これらのワークシートはこちらからダウンロードできます


ここに載せている情報は

書籍「プレゼン思考」から引用させていただいて自分の思考と合わせたものが多くあります。ここには載せきれないさらに詳しい企画の作り方、プレゼン方法について明日から使いたくなる技がたくさん載っています。

1枚にこれらやりたいことを面白い企画として整理できるワークシートもありましたがそれは書籍でぜひ読んでみてください!

(応用もありながら基礎の考え方を学べる本でおすすめです)



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