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33年ぶりのイギリス渡航⑪レンタカーと駐車場

別にこれはイギリスでレンタカーを借りる時の注意点、という記事ではござらぬので念のため。笑
イギリスはイギリスでも、湖水地方限定だし。

さて、本当は宿に向かう前に薬局へ行きたかった私であるが、それを諦め反対方向へと走っている、というところ。だがちょっと脱線して、レンタカーの話をしている。

バスの本数が少なく、運行ダイヤもイギリスクオリティ(笑)な湖水地方では、私はレンタカー一択だ。車が無いと泊まれないような辺鄙なロケーションの素敵な宿もワンサカあるので、もう35年前の渡英一年目からレンタカー利用である。

なので通算4回はレンタカーを借りて湖水地方を走っているが、33年ぶりにめちゃ頭を悩ませたのが、このパーキング問題だ。

田舎なんて、どこでも路肩に停められんでしょ…と思いがちだが、湖水地方は山や谷間にある観光スポットが曲がりくねる細い田舎道で繋がれているため、路駐は見るからに不可能である。

Bロードや数字のない道は前回⑩の通り両側が生垣か石垣。
数字無しの道で車を寄せられそうなスペースがある場合、そこはすれ違いに利用するためのエスケープゾーンなのでのんびり停めてなどいられない。
チラリチラリと木々の間から湖が見えていると、うわーここでちょっと停まって写真…、と思うのだが、まぁ停車できない(笑)

湖畔や山の峠などの建物がまるで無いような辺りには、小さな無料パーキングが点在するが、観光客みんなが見たいものがあるようなポイントにあるものはほぼ有料である。
山の中でもキャンプ場近くの整備されたパーキングにはパーキングメーターがあり、がめつく管理されている。笑

パーキングにはゲートや管理人などはほとんどいない。
最大の湖ウィンダミア湖畔ボウネスの、大型観光バスが来るような所だと管理小屋や管理人がいるけれど、それ以下のパーキングにあるのは、支払い機だけである。

コニストン西岸、湖畔の遊覧船発着所にある
一番大きなパーキング。
Ring Goという支払いアプリがあるようだが、
電話番号で登録するタイプなので、
私はRevolutカードで支払いをした。
ここはコニストン湖クルーズの遊覧船のメイン発着場なので、クルーズと対岸のブラントウッドでのアフヌンなどを含めると長時間停める価値はある。
上限£8.5
何ヶ所かパーキングを梯子しても多分8.5なんだと思う。ロンドンの地下鉄&バスのシステムと同じ感じ。
左側のマシンでタッチ決済ができる
ここは、同じコニストン湖畔(湖の最北端)だが人里離れた小さなパーキング。こういうとこは無料

カヤックを持ってきたり、犬に水遊びさせる人が停めていた。周辺に見るべきものは少ない


けどね……
湖ちょっと見たいだけ、ついでに公衆トイレ入りたいだけ、なのに2時間まで£5(約1,000円)て厳しくない?

管理人いないし、ゲートも無いんだから、パッと停めてパッと出ちゃえば分かんないよね?…
とそう思いがちだが、舐めてはいけない。

監視カメラがキッチリ車のナンバーを撮っていて、料金未払いは厳しく後から追求される仕組みなのだという。
ロンドン在住の知人から、その仕組みを聞いていたので観念して支払う。
たまにこのタッチ決済のマシンが不調で支払いが出来ないことがあるが、他のパーキングにあるもので試すと、その日停めまくった別のパーキングの分もまとめて引かれるようになっている。……チッ(アラはしたない)
ロンドンの地下鉄をオイスターカード等で支払うと、上限£8.5で乗り放題になるのと似た仕組みだ。

ゲートも管理人もいないから、といって料金を踏み倒すとどこに罰金の請求が行くかというと、レンタカーの場合はレンタカー会社だ。ぐるっと回って後日レンタカー会社から思わぬ請求が来るとも限らないので、誤魔化そうとせず「クッソたっけえ」と日本語で鬱憤を晴らしながら支払うがよろしい。
😭

この仕組みはレイクディストリクトナショナルパーク、という団体が管理している。
ここの景観を保護するために1日1700円くらい寄付するんだ、と腹を括りましょ。
ロンドンの地下鉄とバスの料金を管理しているトランスフォートto ロンドンも、上限£8.5だから。
同じと割り切って…
しかし円安め………

というわけで、
削るのはまた食費ってわけだった。

(※そうこうしているうちに、半年後またロンドンへ行くことになった。現在、そっちの支度で忙しいため、しばらく保留にさせていただく。)

⑫へ続く

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