「pixiv今日のお題」挑戦記(4)[終]:ランキング
前回の記事
pixiv Sketch(ピクスケ)に「pixiv今日のお題」という日替わりのお絵描き課題があって、これを描き続けて2024年8月20日で371+10枚目になりました。ついに目標である1年分のお題絵描きを達成してしまいました。
おめでとう!自分
全体期間:2023年4月28日~2024年8月20日 (集計締日:2024年9月20日)
お題絵アイテム数:371 (+再提出アイテム数:10) (R15:3/R18:0)
制作時間:合計21268分(354.46時間)・最短10分・最長204分・平均62.73
最大連続投稿日数:228日(2023年8月21日~2024年7月3日)
前回まで全体枚数を「365+α」としていたのは、重複期間に新規お題が出題された場合を考慮していたためです。2024年はうるう年なので閏日2/29のお題が+1、2024年4/29~8/20までの重複期間の新規お題が+5で最終的に371枚となりました。+10は描き直し案件の枚数です。
最終回の今回は『お題絵で振り返るピクスケ民の傾向』です。
前回の記事でも紹介したのですが、これまで描いてきたお題絵のまとめをしずかなインターネットに作りました。よかったらお読みください。内容がちょっとばかしうざいのでnoteの記事にするのは控えておきます。
そして私が描いた期間の年間お題表です。お題絵は、お題フレームが配信されてから描き始めるので前描きすることはないんですが、ネタ繰りには大いに役に立ってくれました。直前でお題が変更になった場合は焦りましたけどね。
💛は何を示すのか
昨今のSNSには必ずある「いいね」機能。発祥はFacebookでしょうか?noteにもありますよね。
つける側からするととても便利な機能です。なにせ文書を考えることなく好意を示せるわけなので、気軽にポチポチ押すことができます。
でも押された側には、ちょっと真意がわからないところがデメリットでもあります。特にピクスケだと描いた絵のどこが「いいね」と思われたのかが分からない。「どうでも『いいね』」なのかもしれないし、疑いだすと変な闇にとらわれてしまいます。
💛がいただけるのは大変ありがたいしうれしいのですが、よくnoteの記事にあるような「SNSで『のびる』絵」を描いていたわけではないので、ここでは単純な数字として考えてみましょう。ピクスケはアイテムのインプレッション数が分からないので、見てくれた人の総数に対する割合は不明なのですが、少なくともアイテムが共感を呼んだ指標としては使えるはずです。
お題絵のアイテムはそれぞれ約一カ月公開したら、非公開にしてそれ以上リアクションがされないようにしました。公開したままにしていると当然ながら古いアイテムのほうが有利になってしまうからです。(わざわざ古いアイテムを見る人がいれば、ですが)
「単純な数字と考える」と言いましたが、この真意は「絵が上手い(巧い)から💛がついたとは考えない」ということです。決して上手くないことは自覚しています。すべて版権ネタなので、すごいのはどこまでいっても元ネタの力です。だから、原則💛の数は『「このキャラ(作品)、私も好き!」と思われた回数』と考えます。もし何か私の作為が評価されたのだとしたら、ネタ選択か構成のセンスのどちらかについてであった、と考えることにします。ありがとうございます。
ピクスケにおける💛数とは
そうはいってもピクスケにおける💛数の仕組みがどのようなものなのかわからないと理解が難しいと思うので、ちょっと解説をしてみます。
ここで言っている💛数とはリアクション数のことです。ピクスケにおける投稿はアイテムと呼ばれていて、アイテムごとに💛数がカウントされます。アイテムが「スキ💛」されるか「リスナップ🔁」(Xにおけるリポスト)されると💛数が1増えます。つまり一人あたり最大2リアクションつけることができます。コメントは別集計になっていて💛数には含まれません。
つけたリアクションは自分で取り消すことができます。自分のアイテムを見てもらうのを目的に、無差別につけまくってあとで回収するような人もおられます。いわゆるフォロバ目的とかいうやつです。気にしたら負けです。
いやらしい話なんですが、私のお題絵についた💛数は最大で32、最低が2でした。平均が13.59。でも、これが多いのか少ないのか感覚的にわかりませんよね?
ピクスケにもフォロー・フォロワーという仕組みがあって、一般的にフォロワー数が多ければ高💛数になる傾向にあります。中にはフォロワー数3桁・4桁というものすごいユーザー様がおられるのですが、彼らのアイテムの💛数をみていると定常的に平均50くらいだったりします。不思議なことにフォロワー数が1000でも100でもそんな感じです。ちょっと『のびる』アイテムだと100以上になったりするみたいですが。まあでも、一見取るに足らないアイテムでもひとたび投稿すれば30~50リアクションさらっとついてしまうのは、もうなんか世界が違うんじゃないか?と思ってしまいます。
で、お恥ずかしいんですが私のフォロワー数は現時点で39です。そこから考えると、お題絵に何を描いたかがわかるコメントやハッシュタグをつけないで、最大で、ピクスケ全体の相対的に「中くらい(?)」な💛数にはなっているという感じなのかな?と思います。
フォロワー数は一定の💛数を下支えはするものの、明確な相関関係はないんですね。もし相関関係があるとするならば、私のフォロワー数も微増はしているので、あとに描いたお題絵のほうが💛数が多くなるはずです。でも、そういうことはなかったというのが根拠です。とにかく、私の場合どうみてもぷゲラな💛数なので、本記事が決して💛数を自慢するものではないことをご理解いただければ幸いです。逆に30やそこらでよく記事なんぞ書けたもんだというところを評価してください。
お題絵の内訳はどうなっているか
まず、描いたお題絵の内訳をみてみましょう。こういうのをまとめるの好きなんです。
版権しばりで描いてきたわけですが、キャラクターについてはかぶりがありません。同じキャラクターを2回描くということはしませんでした。ちょっとすごくないですか?
一方、作品別でみるとかぶっているものがあります。
ウイングマン (7) (1983/漫画)
機動戦士ガンダム (4) (1979/TVアニメ)
からくりサーカス (3) (1997/漫画)
電影少女 (3) (1992/漫画)
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン (3) (2014/TVアニメ)
ドラゴンボール (3) (1984/漫画)
3回以上は上記のとおり6作品。描き直しは除いています。
2回描いたものは長くなるので作品名だけを以下に列挙します。「X-メン」「劇場版 銀河鉄道999」「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙戦艦ヤマト2199」「宇宙鉄人キョーダイン」「メタルギアソリッド」「メタルギアソリッド2」「ブラック・ジャック」「F1世界選手権」「アルプスの少女ハイジ」「ウルトラマンメビウス」「マクロス7」「イシターの復活」「犬夜叉」「聖闘士星矢」「キャプテン翼」「鬼滅の刃」の20作品でした。
複数回描いたのはこれで全部です。計26作品、最大7回。やっぱりガンダム・ヤマト・999は鉄板です。あとはジャンプ系漫画。「ウイングマン」「電影少女」は自分の趣味が強く表れた結果だといえるでしょう。(桂先生ファンです!「ウイングマン」ドラマ化でハッピーうれぴーです)
基本的に他の人のお題絵ともネタかぶりしたくなかったので、ビッグジャンルは意識的に避けてきました。実はもうひとつ個人的な都合である特定のジャンルを描くのを避けていました。理由はちょっと明かせないのですが、カンのいい人はそれが何だったか気づいたかもしれませんね。
では、作品の年代はどうでしょう?
原作があってアニメや実写の映像化がある作品については、どのバリエーションを意識して描くかは決めていたので、集計上では対象バリエーションの初出年になっています。上位5つ挙げます。
1983年 (19)
1985年 (17)
1994年 (15)
1986年 (15)
1979年 (14)
生まれ年以降ばかりでちょっとほっとしました。
だいたい自身が小学校高学年以降の学生だった期間に集約されているので順当な感じです。わが青春の日々。1994年だけがちょっとアレです。
一方、2000年以降で突出しているのは2014年(7)です。作品名を挙げてみると「ウルトラマンギンガS」「いなり、こんこん、恋いろは。」「ベイマックス」「アーマーガールズプロジェクト」「ロボットガールズZ」「たまこラブストーリー」「アナと雪の女王」でした。
ネタ探しの結果、たまたま2014年の作品が重なっただけのようにも見えますが、ネタ出しのとっかかりが頭の中にある理由としては、子供が小学生になった時期と符合しているということがあると思います。つまり子供と一緒にTVなどを見る機会が増えたということなのでしょう。なので、お絵描きもせず、TVなどもあまり見ることがなかった1998年~2013年までの作品は少ないのです。おもしろいですね。ちなみに2023年の作品も同数の(7)あったことを付記しておきます。古くて懐かしいものだけでなく、新しいものも描いていたということです。
最後にジャンルです。
TVアニメ (131)
マンガ (78)
映画 (39)
TVドラマ (35)
アーケードゲーム (22)
これもだいたい想定通りです。TVアニメが圧倒的に多くて全体の1/3。
TVドラマが意外に多いのは特撮が含まれているからです。確認してみると、特撮じゃなくても原作付きばかりなのでオリジナルTVドラマはありませんでした。これは映画も同じです。でも現実的に厳密なジャンル分けは難しい気がします。例えば、映画「ジュラシック・パーク」(初代)って元小説があるので原作付きなんですけど、あまりそういう認識ないですよね?
アーケードゲームは単純に趣味ですね。
お待ちかね?ランキング
さてさて。誰も待ってないかもしれませんが、どのお題絵がもっとも共感を呼んだのでしょうか!?
【 1位】💛32:2024/05/07「オーバーオール」
ぐり、ぐら
(ぐりとぐら/1963/絵本)【 2位】💛30:2024/05/25「カエル」
ピョン吉、貝塚ひろし、吉沢京子、五郎
(ど根性ガエル/1972/TVアニメ)【 3位】💛29:2024/02/27「濡れ髪」
早乙女乱馬、早乙女玄馬
(らんま1/2/1989/TVアニメ)【 3位】💛29:2024/04/16「ゆめかわ」
キキ、ララ
(リトルツインスターズ/1975/キャラクター)【 5位】💛28:2024/02/18「シスター」
深森聖良、羽丘芽美
(怪盗セイント・テール/1995/TVアニメ)【 5位】💛28:2024/02/28「プリンアラモード」
おじゃる丸
(おじゃる丸/1998/TVアニメ)【 7位】💛27:2024/01/25「ホットケーキ」
しろくまちゃん、こぐまちゃん
(しろくまちゃんのホットケーキ/1972/絵本)【 8位】💛26:2024/06/14「青髪」
夢あおい
(ウイングマン/1983/漫画)【 9位】💛25:2024/02/05「笑顔」
野々原姫子、エリカ、ポコ太
(姫ちゃんのリボン/1992/TVアニメ)【 9位】💛25:2024/05/18「おかっぱ」
ブローノ・ブチャラティ
(ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風/1995/漫画)
と、いうわけで、
「オーバーオール」の「ぐりとぐら」が💛32で単独首位でした。
おめでとう!
全体的に絵本ネタは地味に強かった気がします。5位の「しろくまちゃんのホットケーキ」は💛27、「バムとケロ」が💛15をとっています。やっぱり人生共通体験的に、読み聞かせたか、読み聞かされたかで記憶に残っている方が多かったのかもしれません。アニメ・漫画ネタを上回るというのはほんとうに想定外でした。
続いて、
第2位が💛30で「カエル」の「ど根性ガエル」でした。この絵の出来で2位というのがなんというか…ほんとにすみません。
私これでもお題絵以外にも色々投稿してはいるんですが、全投稿アイテム中で💛30の壁を突破したのは「ぐりとぐら」と「ど根性ガエル」だけなんです。
さらに、
「濡れ髪」の「早乙女乱馬、早乙女玄馬」が、惜しくも💛29で3位。ごめんなさいホントになぜだか理由がわかりません。これを描いたのは再アニメ化決定前なので、世代の人が多かったから、と推測すると単純計算でオーバー50のユーザーが30人以上潜伏しているということになりますね。
同点3位が「ゆめかわ」の「キキ、ララ」。1975年のキャラクターおそるべし。
続いて「シスター」の「深森聖良、羽丘芽美」が💛28で5位。これはなんか、ピクスケに刺さる層が多かったんじゃないか?というご意見をどこかで聞きました。これも描いた本人にはわからないんですが、開けてはいけない箱を開けてしまった感。意外にピクスケにはアラフォー・アラフィフ女子が潜伏していたりするんでしょうか。
さらに「プリンアラモード」の「おじゃる丸」が同点5位。ああ、やっぱりわかんない。NHK強し?
上位陣の紹介はこんなところです。
お題絵取り組み期間中のランキングの展開がどうなっていたかというと、
まず、2023年の間は「アルフィン」と「ミイラ男」が同点首位に居座っていました(最終15位)。2024年になって、まず「しろくまちゃん、こぐまちゃん」が首位奪取、続いて「姫ちゃんのリボン」が2位に浮上。姫ちゃんもセイントテール同様勢いがなんだか異常だったのを覚えています。これが2024年2月前半のことで、続く2月後半に「らんま」「セイントテール」「おじゃる丸」が相次いでトップ3にとって代わりました。このまま最後までいくのかと思ったら「ぐりとぐら」が颯爽とトップを奪取してしまいました。なんだコイツら。そして意外なところから「ど根性ガエル」が2位に割り込んできます。さらに最終盤、描き直しで描いた「夢あおい」が単独8位に入ってきて、同点で10位に踏み止まっていた「ベルばら」「ドラえもん(のび太の海底鬼岩城)」「スターウォーズ」「ボルテスV:レガシー」がトップ10から脱落してしまいました。
無理やりここからピクスケユーザーの傾向を見出すとすれば、
「絵本系」「少女漫画系」が上位を占め、それ以外も「かわいい系」作品が多かったことを考えると、女性層の占める割合が多いのではないか
作品の年代は割れているが、中央値としては1990年代近辺と考えられる。したがって現在30代後半~40代が多くリアクションした可能性が高い
日常使いの感覚では、現在10代~20代のユーザーが圧倒的多数を占めている印象が強い。そういったメイン層の興味は引かなかった
といった感じになるのではないかと思います。
自分の勝手な思い込みでは、ピクスケは男性主体のコミュニティで、自分と同じようなおっさんが「萌゛ぇ゛ぇ゛〰〰〰」っていいながらリアクションするような所、というイメージだったので(一体いつのイメージなのか…。)、実は女性層が多いのかも?というのは意外な結果でした。
知らんけど(笑)
不名誉が実は名誉
私はあまのじゃくなので、実は「これは誰にもわからんだろ?」というネタをブッコんで少ないリアクションに喜ぶという変な趣向をしています。
ピクスケでは💛10を獲得すると「人気のアイテム」入りするシステムがあります。私のお題絵では全371+10枚の内、「人気」になれなかったアイテムが82ありました。全体の21.52%。2割弱というのはなかなかいい感じで嫌われてますね。
そういうわけで、💛数の少ない方、一般的にはワーストと呼ばれるランキングを挙げてみましょう。
【1位】💛2:2023/08/16「弓」
[遅] ライディーン
(勇者ライディーン/1975/TVアニメ)【1位】💛2:2023/08/29「イカ」
石動美鈴に化けたイカロス星人(宮武美桜)
(ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル/2013/映画)【3位】💛2:2023/05/04「緑」
ハルク
(インクレディブル・ハルク/1962/アメコミ)【3位】💛2:2023/12/27「ファンタジー」
[遅] オパオパ、スタンパロン、ボランダ、コバビーチ
(ファンタジーゾーン/1975/アーケードゲーム)【5位】💛4:2023/09/24「指輪」
ガンダルフ、ガラドリエル、エルロンド
(ロード・オブ・ザ・リング/2001/映画)【5位】💛4:2023/12/28「ひよこ」
[遅] ウッドストックとその友達、スヌーピー
(ピーナッツ/1950/漫画)【7位】💛5:2023/07/09「泣き顔」
[遅] キャンディ
(キャンディ♡キャンディ/1976/TVアニメ)【7位】💛5:2023/08/01「朝顔」
万木朝顔 (上野樹里)
(監察医 朝顔/2019/TVドラマ)【7位】💛5:2023/08/25「アニメ塗り」
シールドライガー
(ゾイド -ZOIDS-/1999/TVアニメ)
以上同点7位まで9件です。
最初にばらしてしまいましたが、残念なことに最大名誉である💛0はありませんでした。くやしい。
まあ玄人しかわからんだろというネタばっかりなので予想範囲内。まあみんなやっぱり今はやりのアニメ・漫画が好きなんですね。絵本ネタだけが唯一の例外かもしれません。
[遅]とつけたものは事情により、出題当日に投稿できなかったものです。出題日当日を外すとやっぱり💛数は減ってしまいます。
絵の出来が多少なりともマシになれば、不人気アイテムは減るのかというとそういうことでもなくて、最後の不人気アイテムは2024/8/18「わたあめ」の「クレヨンしんちゃん」の💛9でした。
もうこれは完全にピクスケユーザーの好みを反映してることを示していて、興味がないものにはリアクションしない、という意思表示なんでしょう。ジャンルやオリジナルに関係なく思わず目が留まるような神絵はともかく、上手くてもそれだけではダメなんですね。
おまけの研究
結論が「ピクスケ民の傾向はいまいちよくわかりませんでしたー」では面白くないので、データ解析らしくもうちょっとひねってみます。制作時間は記録しているので、例えば、単位時間(分)あたりの💛数が出せれば、もっとも高タイパな絵が分かりますよね。💛数を制作時間で割ればいいのです。逆に割れば💛1を稼ぐのに何分かかったかが出せます。で、タイパランキングはどうだったのかというと…。
【1位】💛13:2023/09/12「宇宙」
宇宙戦艦ヤマト
パフォーマンス:1.30 (制作時間:10分)【2位】💛32:2024/05/07「オーバーオール」
ぐり、ぐら
パフォーマンス:1.03 (制作時間:31分)【3位】💛28:2024/02/28「プリンアラモード 」
おじゃる丸
パフォーマンス:0.96 (制作時間:29分)
おじゃる丸つええな~。
しかし、手癖一発描きで色も塗ってないヤマトが1位?わずか46秒で💛1ゲットですよ?その手癖自体が評価された可能性はありますけども…。もし💛数命の人がいたら、こういった題材の絵を30分くらいでちゃちゃっと描いて投稿すれば効率いいかもしれません。この情報、お役に立ちそうでしょうかね❓
私は、こういう打算はもうばかばかしくて逆に描く気が失せます(笑)。解析自体は面白いとは思いますし、ヤマトは心底好きですけど、💛のために描くのはまっぴらごめんです。
だって204分もかけた「おジャ魔女」のパフォーマンスが0.0882ですよ?こんな数値を見てしまったらもう描く気なんか出るはずないですよね。
描いた方は手間暇かけたものや思い入れの強いものを評価してほしいと思っても、見る方はそんなところは見ていない、という悲しい現実が分かってしまっただけでした。
集計にオチはあるのか
いや、オチなんてないんです。分かったことはたったひとつ。「💛数を気にして創作なんてしない方がいい」ということです。💛数なんてものは注目度や共感度であって、決して評価ではないのです。最初にも書きましたが、💛つけてもらうのはもちろんありがたいしうれしんですけど、どこまでいっても「スキ」以上の意味はないんです。恣意的なものも混ざってますしね。
打算とか『のびる』とか考えてたら自分のスキは貫けない。
これが分かっただけでめっけもんです。これからも「下手の横好き」で我が道を行く決心がつきました。
あー1年間面白かった!
そして挑戦の結果は?
1回目の記事に描いていたお題絵描きの目的をまとめると、
デジタルでのお絵描きに慣れる練習
お題に対する面白い答えを説明なしに伝わるような絵で描く練習
といったところでした。
前者の「デジタル」というのは、結局「Sketchドロー+スマホ指描き」限定になってしまいました。始めたころはSketchドローの機能が分かってないから、色の塗り方分かんないわ、背景なんて描いてる余裕ないわ、そもそもまともに指で線が引けないわ…。大丈夫かこれ?という感じでしたが。人間なせば成るものですね。もうなんか描けない気がしなくはなりました。(上手い下手は知りません)
後者に関しては、毎回「セリフなし1コマ漫画」を描くつもりでやっていました。おかげさまで漫画を描く時に、だいたいどんなコマでも背景込みで描ける自信はついたような気はします。(やっぱり上手い下手は知りません)
制作時間については、平均が62.73分だったので、掲げていたとおり「1時間前後で描く」というのは達成できました。
全体として「絵で遊ぶ」をコンセプトにやってきましたが、ネタ繰りも含めて毎回パズルを解いているような感覚でした。いい頭の体操ができたんじゃないかなと思っています。(やめたらボケるかも…。)
おしまいに
無理やり恒例にしてしまいましたが、第4期97枚の中からお気に入りのお題絵3枚を紹介してこの連載を締めくくりたいと思います。
これでピクスケをやめる、というわけじゃないので、今後新題とかを描いて何か紹介できるものがあれば、またお題絵ネタでお目にかかることもあるかもしれません。
でも、ひとまず『「pixiv今日のお題」挑戦記』はこれでおしまいです。
愛情たっぷり!💛だらけ(63個!)の、さらに9,000字超の長文を、
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました!