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バブルという言葉の曖昧さ

最近の個人的な流行りコトバは、デフレ脳の脱却、インフレマインドへの転換である。脳とマインドは同義として使っている。様々なメディア等での表現や様々なインフルエンサーの発信の中でも「バブル」という単語の使い方に微妙に違和感を感じるので、そのあたりをメモしてみる。

バブルとは

バブルとはbubbleで泡である。泡のようにはかなく、いずれしぼむか破裂するというネガティブなイメージを含んでいる。今回のエントリーのきっかけは、調子がいい国や人・地域が話題になると、「あそこはバブルだ」とやっかみ半分、妬み半分でそのうちコケるぞ、コケてしまえという恨み節の文脈がある気がする。

バブル経済

バブル経済(バブルけいざい、Economic bubble)とは、概ね不動産株式をはじめとした時価資産価格が、投機によって経済成長以上のペースで高騰して実体経済から大幅にかけ離れ、それ以上は投機によっても支えきれなくなるまでの経済状態を指す[1][2]。バブルは英語で「泡、あぶく」を意味する。多くの場合は信用膨張を伴っており[3]、投機が停止すると一転して信用収縮に陥る。

経済学の定義では、バブルとは「ファンダメンタルズ価格(理論価格)から離れた資産価格の動き」とされている

Wikipedia

実体経済と株や不動産などの見かけ上の経済指標がかけ離れて、まぁ継続しない、一瞬の幻のようなものである。ということか。日本経済がそうであったわけだが、これらの中国もそういうことになるのかどうか。

ここで結論ぽいことを言うと、経済はもともと波のようなもので、上がればいつか下がるし、小さい波も大きい波もある。時間軸を変えれば、小さな揺らぎを繰り返しながら、経済成長しているよねというのが、個との真理だと思うだが。経済をみるエリアを小さくとるか、大きくとるかでマクロ的、ミクロ的で経済の波は常にあるものだ。
バブルという言葉を使うのは、ある一時期、あるエリアを切り取って、当事者にとっては大変だし、日本の場合、急落ということになったので、まぁ大変だったわけだが、今このじきに景気が良くなるのを、なんでもかんでもバブルと呼ぶのは、どうなんでしょうね。という違和感である。

バブル景気と好景気の違い

株価は上がっているけど、生活者の実感としてリアリティが感じられないということで、実態経済と違うという報道もよくある。私も一庶民としてそうかなとも思う。
要は、まだバブル景気がはじけて、そのトラウマから立ち直れず、30年に及びデフレで、マインドがデフレマインドで、いい経済指標=バブル、好景気=バブル というすり替えというか、言葉の定義が発信者によって微妙に違っている。
ある人は、今の状況を「冷たいバブル」といい、またある人は「新バブル」といい、もうちょっと前向きに。


令和景気でも岸田景気でもいいんじゃねっ!

個人的には、バブルとかじゃなくて好景気のサイクルに入っているので、波に乗るべしというところ。呼び方を変えて、誰か言ってくれ。名前を付けちゃえ。
メディアが〇〇国会、〇〇解散、〇〇内閣、というように、声の大きな人が言っちゃえ。

内容も何もないですが、バブルということに引っ張られずに、目の前のことに集中して、生産性を上げていきましょ!
特に、沖縄なんかは、もうスローダウンする誘惑だらけなんだから。


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