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2024夏ラーニングジャーニー・エピソードⅤ ~モンゴル編3~

モンゴル3日目は、ゲルで寝ていたところ、馬の鳴き声(?)で目が覚めました。ここはトムさんのご両親の夏場過ごすゲルエリアだそうで、馬、牛、山羊、羊が群れをなしてゲルの周りを順番よく回遊しています。
地面の土は、基本砂地で写真にはないですが、この反対側は大きな砂山でした。

この日から5日間はゲル生活が始まります。今回は草原、砂地、そして動物について写真で紹介します。

  1. 馬たち

  2. 羊と山羊

  3. ラクダ

  4. 草原と砂山


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馬と乗馬
馬は30頭ぐらいいたかな。どの動物も放牧なので、群れまたはいくつかの小さなグループで草を食べながら移動しています。ある時間になるとお父さんがバイクに乗って群れを動か足りしていました。

上の写真は、群れを呼び込んできて枠の中に入れたときのもの。ここで母馬を分けたり、仔馬を分けたりして、乳しぼりや調教するなどの馬ごとに対応していってました。

白い帽子をかぶている方がお父さんで、我々日本からのゲストに馬を載せるために準備をしているところです。
映っている子供は、トムさんのお姉さんの子どもたちで、夏休みなのでおじいちゃんの家(ゲル)に来て夏を過ごしています。
遊牧民の子どもたちは、学校に通うためにウランバートルやその他都市に出て、寮生活または親とのアパート暮らしをして、夏と冬の長期休暇は草原に戻ってきて、お手伝いをしたりして過ごすそうです。

乗馬初体験の私は、説明されてもモンゴル語が分かるわけでもないので、とりあえずまたがり、見よう見まねでついていきました。
あ、一応、止まるときは手綱を引く、右行きたいときは右側を、反対は左、ぐらいのことは教えてもらいました。

お父さんの御兄弟(多分お兄さん)が馬を連れてきてくれて、そのまま誘導してくれました。ゆっくり歩いているのですが、当然上下への振動がありますので、時々中腰になったりして、なんとなくコツがつかめ始めたところでした。

20分ぐらいかな30分かな、あまり時間の感覚はないのですが、楽しくなってきたタイミング。ちょっとスピードの変化なんかもつけたりして、調子に乗り始めてました。

湿地があり、ここにはたくさんの水鳥がいて、東屋もあったので、馬も人も休憩しました。

この後、ホントに調子に乗りすぎて、馬を走らせたところ、地形が凸凹のところに突っ込んでしまい、馬も私もバランスを崩し、私は落馬してしましました。
肩から落ちて、脱臼してしまうのですが、自業自得です。この後、皆さんにご心配かけてしまうことになり、本当に申し訳なかったです。

写真を撮っていると、手に乗せてみたらと言われて、腕を上下させて羽を開いてもらいました。意外と重かったです。

羊と山羊の群れ
羊と山羊は一つの群れで一緒に行動していました。角がある方が山羊で、若干毛がふさふさしているのが羊。色はイロイロ(笑)。

トムさんが持っているものが、棒にひもが付いていて、これで羊または山羊を追いかけて捕まえてました。



牛も同じようにゲルの周りを集団でゆっくり移動しながら草を食べていました。朝と夕方にはゲル近くに戻ってきて、お母さんとお姉さんが乳しぼりをしてました。これがお茶(ミルク)になり、馬乳酒になるのでしょう。

上は、親戚の家を訪問した時の革製の本物馬乳酒づくりの袋。トムさんのゲルでみた馬乳酒づくりは、プラスチックのバケツのようなもので、ひたすら棒で子どもたちがかき回してました。

ラクダ
今回、落馬して肩をけがしてしまったので、私はラクダに乗ることはなかったのですが、他の皆さんはラクダにまたがって歩いたりする体験をしたそうです。写真は夜、ゲルに戻る途中でみかけてたラクダの群れ。


どこのゲルにも犬がいて、番犬の役割を担っていました。部外者が来た時には吠える。また夜、結構激しめに吠えていたことがあり、聞いててみると、オオカミが近くにいるので、威嚇しているとか。
オオカミがいるの?と驚きましたが、鹿やオオカミが野生で周辺にいるそうで、狼対策で犬はなくてはならないパートナーだそうです。

狼に食べられたと思われる鹿の写真も撮ったのですが、ちょっと刺激が強いので載せるのは止めときます。
ちょっとマイルドなやつで、自然の摂理でこういうことも周辺にはポツポツとありましたという報告。

草原と砂山
基本、草原で近くに砂山や湿地などの水源がありました。夏の間にこのあたりで過ごし、冬は風がすこしだけしのげるあたりに移動するらしいです。
動物たちのお乳と肉は食料として。羊や山羊の毛皮はゲルや服の防寒用の生地として利用するようです。馬はゲルを移動するときの運搬に使うなど、何一つ不要なものはない、シンプルで合理的な生活です。

皆さんが興味のありそうな、トイレ事情や食事、生活習慣などで感じたことは、また次回に!
(つづく)

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