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【番組感想】こころの時代〜対話の旅に導かれて〜

こんにちは。こころの時代、感想です。
今回直近選びました(^。^)再放送あります!

『対話の旅に導かれて』 
精神科医;森川すいめいさん

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今回号泣しました〜/ _ ; まさかそうなるとはです。実はなんとなく今回のテーマは私の苦手といいますか、関心の薄そうなものだと思って心して鑑賞したのですが…毎度こちらの番組には驚かされます。

森川すいめいさんがゆっくりとした口調で語る人生ストーリーにとても深いものを感じました。
森川さんは医師として池袋周辺の路上生活者の支援ボランティアをなさっているのですが、もうこれだけで『よくこんなことやれるなぁ』と感心はするものの自分にとっては遠い存在に感じてしまった。
名古屋にも昨年冬、そんな集まりを時々会社の帰り道で見かけたけど…私はただ眺めているだけだよなぁ…とふと思いながら。

番組で語る森川さんのお話で印象に残ったもの。

路上生活者が保護を受けても集団生活が嫌になりまた舞い戻ってしまう。
劣悪な環境、自己責任だという見方の人からの圧力、など。耐えられなくて出てしまう。その事情を知って「ワンルーム」を提供するように変えたところ生活が復活しやすくなったのです。この話少し前にも聞いたことがある。外国では被災者へ家族ごとのテントを提供しているとのこと。日本は集団で集められてしまっている…あれは変えたほうがいいよね、という話。なんとなくそこは気にしなかった日本の習慣なのでしょうか。

番組でクライマックスといえば、森川さんが壮絶な家庭に暮らし自分で生きていく技を身につけ心を注ぐ世界も見つけ何も問題がないように見えたある時、『そんな森川さんに大きな問いを投げかける出来事が起きます』とナレーションが言う。
なんだろう、気になる!うーん、分からない。

「東日本大震災」

あ、…と思う。でも、それで森川さんが一体何を感じたのだろう。
森川さんはさっそく支援に向かったそうですが、そこで出会った女性の苦しみに向き合えない自分を発見して滞在中何もできないまま終わり自宅に戻り閉じこもって何日も泣いたそうだ。

そのあと、ある情報を知りフィンランドに飛ぶ。そこで行われた研修はフィンランドで30年前から実践されてきた精神療法、

『オープンダイアローグ』(=開かれた対話)

森川さん
『自分の話をしなさい、って言われるんですね、いやそうじゃなくてこのやり方とか対話の腕前を上げたいとか思ったりもしたんですけど、向こうの人たちは言うわけですよ、『あなたは誰なのか』って。『それが分からなければ苦しんでいる人のそばにいられるはずないでしょ』』

そうなんだー!なるほどー!ちょっと衝撃。わたし、自分が誰なのか、言えるかしら⁈

そしてこのあと、(私の)番組極め付けエリアに…

『あなたの家族の話をしてください』

研修終わり頃、森川さんに投げられた言葉。普通に育っていたらなんら問題のない領域ですけど、森川さんは触れたくないところであり手が震えてきたそうです。

森川さん『残ってんだな。蓋を閉じてるんだな』

でもこのオープンダイアローグによって森川さんの話を聞いた皆の反応はとても温かいもので、その時自分が今まで技法などの武器や鎧を身につけていたことが分かり、それがこの時’抜けた’そうだ。

そしてさらに…

ナレーション
『研修の終盤、これまで誰にも話したことのなかった母親の最後の言葉を打ち明けました』

森川さんはオープンダイアローグの場でその言葉を言い切る前に泣いてしまったそうだ…

森川さん
『それが一番辛かったんだな、それを言うまではそれが一番辛かったんだということを知らなかったんですねぇ…』

ここにてわたくし号泣。当時の森川さん状態だろうか…?(ーー;)『自分が許せなくて背負っていた』と言っていましたが、ワタシいつの何を背負ってんねん。具体的に分かりませんが『そう感じているものがある』ことは分かった。森川さんも仰った通り、『言うまで気づかない』ものなのかもしれません。

ふと、そういえば最初にこの番組を見ようとした時『私の苦手なテーマなんだよね』と思った。なんでそう思った?私の中で『自分を許していない何か』があるようです。

いやー、先にも言いましたが、まさかこうなるとは。よい回でした。

番組最後はコロナの話が!最新ですね。コロナ渦でネカフェから池袋の路上生活者が増えているそうだ。今までとは違う状況の人がやってきているのを森川さんは新たな気持ちで対峙されていらっしゃいました。

今回も、とってもとっても勉強になりました。
ありがとうございました(^人^)

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