【感想】こころの時代:『何をおそれるか』〜本来の私を生きる〜
こんにちは。
コロナ自粛をもってやっと溜まった録画消化している昨今です。タイムリーな感想ではないのでスミマセン。。
今回鑑賞しましたのは、
『何をおそれるか』ー本来の私を生きるー
基督教独立学園高等学校 前校長/安積 力也さんのお話。
番組内でとても心オープンに熱弁される姿になんとも親しみを感じました。
時々見返しては自分自身に問い直したいようなお話です。
安積先生が教師時代、生徒が卒業する時に出した課題というお話が出てくるのですが、これは早い段階で誰もが真剣に問うて、それを羅針盤に過ごしたいものです。
その課題について、番組で話された口語そのまま書いてみます。
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課題1>『自分が今おそれている、おそれを感じるものを、A4のわら半紙に出来る限り書き出してみる。大きいもの、小さいもの、抽象的なもの、具体的なもの、全て書き出せるだけ書き出す』
課題2>『書き出したもの1つ1つを、今度は理性を使え。自分の頭を使え。そしてこれは本当におそれるべきものなのか、おそれなければならないものなのか、吟味しろ。でそれをやった上で、できれば、例えば30ぐらいおそれがあったならば、その中から出来れば3つ以内まで絞り込め。これだけはやっぱりおそれざるをえない、おそれるなって言ったって怖いんだもんおそれちゃう。あるいは、これはむしろ積極的な意味でおそれるべきこと、おそれなければいけないものだ、そういうものを3つ以内まで出来る限り絞り込んで欲しい』
課題3>『絞り込んだもの、このおそれから、特におそれる必要はないと思うのにおそれてしまっているようなもの、それからこの呪縛から自分が解放される、そのために今の自分に足りないものは何か。逆に必要なものは何か。これを正直に自己吟味して、願いでも何でもいい書いて欲しい』
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番組のクライマックスですが、いきなり抜粋してしまいました^^;
生徒さんが書かれたおそれの内容は、誰にも共通しそうなドキッとする内容でした。とても奥深かったです…
自分も書き出しをしてみましたが言葉にすると意外に分かりずらいといいますか、恐怖って色んなものが複合してて何と表現してよいか分からない気もしますね。あと、怖いものは怖い、という時点で止まっていたり。
不思議ですが、この文を書いている時にふと、私のおそれているある事の理由のようなヒントに気づいた項目がありました。そしてそのおそれは私の誤解から増幅したものだと思いました。
この課題は直ぐには仕上がらないかもしれませんが、まずは書き出しておくだけで気づきのヒントになりそうです。
さて、
番組冒頭、先生の教会で語る言葉にいきなり惹きつけられました。
『人は二度生まれる。一度目は存在する時。つまりオギャーと生まれる時。しかし二度目がある。二度目は、『生きる』ために。と、書いてあります。真に生きるために、私たちはもう一回生まれなければならない。』
生きていると誰しも経験のあることかと思う。自分自身を生きていないと気づく時、自分自身を生きたいと願う時、衝撃的なことがあり我が道を発見して生き方が変わってしまった時…先生仰る通り本当に人は二度生まれるし二度目というのは感動的なものだろうと思う。
安積さんはキリスト教の方のようですね、番組ではキリスト教のお話もよく出てきますし、奉仕的な生き方がスゴイと思うものが多いです。『こころの時代』には、仏教、キリスト教、特に信仰は持たない人…様々登場しますが、どれもそれぞれの境遇や立ち位置から打ち出される真実があって、とてもとても教訓になります。私自身の今の人生での役割、環境、立ち位置というものがありますから、どれがベストであるということは自分にしか分からない部分があるだろうと思うことがあります。ですがこういった色んな世界で第一線をいかれる方の考えや経験を見て、感動しながら自分にも活かして行きたいなと思う。
安積さんが学校教師を転々としながら感じた、人との距離の印象についてはとても共感するものがありました。やはり都会とは心オープンにしますと傷つくことの多いエリアであるようです。それなりに密集した町に暮らす日本人にとって、その心の扱い方を身につけないと生きずらいのが通例なのかもしれませんね。そういった中で生きる私たちですから、様々な場面に当たっても自分を見失わないために、一度自分自身の中身、特に『おそれ』について深堀りすることは大事であるようです。
安積さんと生徒さんが体験したことから、安積さんが『人間のなす技ではない』と語る場面がありました。こういったエピソードを聞くとワクワクするわたくしです(^^)その体験話はとても素敵な内容でした。若い繊細な学生たちが傷つきながら太くて強い生きる柱を発見していく姿です。そのエピソードは想定できなかった事件であり、最悪のところから最善の方へと好転する瞬間でした。
時々自分も驚くような不思議な事が起きたもんだ、ということがありますが、時が経つと印象が薄れ忘れてしまう。こうしたお話が聞きますと改めてそんな世界を強く信じたいと思い直します。私たちとは自覚する根拠以外の可能性の幅を沢山持っているものなのだ。
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本編詳細は分からないものになっており、申し訳ありません。とてもオススメですが、どうも今NHKオンデマンドでは見れないようです、残念。
それで…こちらを勝手にリンクしてもよいものか…(ご連絡先が見当たらず)スゴいサイトがあるのです。。文字書き起こしを趣味でなさっている方のようです。これで番組全貌が確認できます。よろしければいかかでしょう。
【場所】こころの時代へようこそ>No.724
これにて以上でございます。お読みくださり、ありがとうございました(^人^)
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