UC WEEK AUTUMN '23
2023.09.21.thu at UMEDA CLUB QUATTRO
とっても素晴らしいLIVEだったので、あの時に感じた気持ちを文章に(記録に)残しておきたいという気持ちはありましたが、一方で、あまりに素晴らしかったが故にうまく言葉に落とし込めず、ウダウダしているうちに早1週間が経ってしまい、記憶がどんどん薄れてしまっている事に危機感を抱いたのでキーボードを叩き始めました。
今回はソロ祭りという事で、梅田サイファーとしてのパフォーマンスは頭とお尻の4曲?5曲のみ。あとは各MCのソロを一度に見られるという非常に贅沢なものでした。日頃ソロでの活動を見る機会はあるけれど、別ユニットだったり、ソロでも多くて4−5人がまとまる程度で一同に会すのは滅多にある事じゃない。
だからこそ。
各MCのもつ世界観と思想・個性がわかりやすく、印象としては、いろいろな大きさの結晶が四方八方に広がるクリスタルのようなLIVEだったなと感じました。
次に全然違う話をさせてもらいますが、宇宙兄弟の「3次元アリ」の話ってご存知ですか? ”なぜ宇宙へ行くのか”という問いに答えるために野口宇宙飛行士が例えでする話なんですが、言葉で説明すると長くなるので、知らない方はこの映像見て下さいね。
さらに、もう1つ全く別の話を記します(ここら辺が、まだ整理できてない証拠)
「ブックフォールディング」というのをご存知でしょうか?簡単に言うと(もう読まれない)本を材料にして、ページを1枚1枚折る事で完成するオブジェの事です。ちょうど音楽がRさんも好きな"Rap God"のやつがあったのでそれを。
これらを挙げて何が言いたいかというと、私はこのLIVEで、今までUCの一面だけしか知らなかったんだなぁ…と強く感じたんですが、そう思った瞬間に、これが両方浮かんできちゃったんですよねえ。で、全然まとまらないの。
さて、私は比較的多くのLIVEに参加しているタイプじゃないかと思いますが、そんな私の中での梅田サイファーのイメージは、とにかくラップが上手くて最高に楽しい!です。
それを、先にあげた宇宙兄弟の話で表すとしたら2次元アリの状態。梅田サイファーの楽しさを知っている状態です。ブックフォールディングでいえば、本の中身、文字を読む事で広がる世界の楽しさを知っている状態。
そこに今回は1つ視点が加わって、宇宙兄弟の話で言えば3D(次元)アリに。ブックフォールディングでいえば2Dだった文字の世界に、3Dのオブジェとしての楽しさ(要素)が加わりました。これ、文章として図として捉えたら大したことありませんが、平たく言っていわゆる天変地異です。
もう少し具体的に書いてみるとー
今まで、ラップが上手くひたすらに楽しくて、格好良くてわちゃわちゃしてて…というのが彼らの魅力だと思っていたんですが、それは2Dの世界しか知らない私の視点でしかなくて、実は各MCには多種多様の深く?高く?広がる魅力があったことに初めて気付き、突然現れたその未だ知らぬ魅力(視点)を前にクラクラしましたし、たぶんかなり驚きました。
逆説的に言えば、各MCが持つ世界観に触れてみて改めて、今の梅田サイファーというのは各々がUC内での役割を全うするために切り取った、もしくはキャラクターとしての一面を強化をした集団なんだな ということを強く感じたんですね。
あー!!まとまらないなぁ。困った!
CreepyNutsが「ハッピーエンドのその先を見に来た」
氣志團が「ピリオドの向こうへ」
そしてUCが「エンドロール追い越してく」
と歌っていますが、それってあくまで1次元、1本の線のその先の話でしかないじゃないですか。
そうじゃなくて、梅田サイファーは2次元通り越して3次元に広がる楽しみ方を私に提示してくれた訳で、そんなの私が知る限り世界中に彼らしかいない。
私が新発見した、深い高く広がる自己の世界なんてのは、経験の数が乏しい若者にあるわけがなく、年齢や人生を重ねてきた大人だけが持ちうるものだと思うんですよね。だから世間的におじさんと言われるような今になって、人生をかけて仲間と一緒にデビューする覚悟を持ってくれた彼らを、私は改めて応援したいと、強く思いました。
会場は、もう決して大きくない
「大きい会場」「まさかクアトロで!」というテンションで皆さんお話されていましたが、それぞれ1人でステージに立たれている姿を見ても特に大きい感じはしませんでした。終わってからのオデコネでもしみじみ仰ってましたが、メジャーデビュー以降積み重ねてきた数多くの経験が、こういう認識のギャップを生みますよね。成長期。
次にこちらの先入観かもしれませんが、オープニングアクトの梅田サイファーは普段のLIVEより若干テンションが違うような気がしました。
やけに楽しそうというかノビノビしてるというか、ゆるいというか…笑 メジャーアーティストのUCではなく、梅田の歩道橋に集う兄さん達がやってるLIVEってな感じが強くて良かったです。
いつものようなパチパチキャンディのようなバイブスが楽しくて最高でしたが、弾けすぎてちょいと器には収まりきっていない感じもします。
もはやクアトロも、彼らには少し窮屈な空間になったって事なんでしょう。
UC WEEKをやる理由
冒頭のMCではKZさんから今回「UC WEEK」を企画した意図が説明されます。
「本当なら今年3月、ケジケニとJapiでここクアトロでリリパを行う予定でしたが、中止になってしまいました。その時に、楽しみにしてくださっていた皆さんに何かできないか?と考えて企画したのがこのUC WEEKです。今日は楽しんでいって下さい」(うろ覚え)
私は、この言葉を聞いて即泣きしました。おそらく開始10分です(超早い)
今日のこの祭りに、そんな意図があったなんて思ってもみなかった。
もしかしたらどこかで仰ってたのかもしれませんが、私は、メジャーデビューはしたけどあくまで俺らはソロのラッパーの集まりなんだぞ という意思表示の企画だと思っていたので、完全に不意打ちをくらってしまいました。
何を隠そう、私は東京リリパも行きましたが次の大阪も死ぬほど楽しみにしていたうちの一人。中止のお知らせがきた時、大袈裟でなく魂がごそっと抜けたと思うくらい悲しかったですし、仕方のない事だとすぐに理解はしましたが、飲み込むには相応の努力が必要で、諦める時間だってそれなりにかかりました。
正直、この日でその気持ちが帳消しになった訳ではありませんが、ご自分達の方が遥かに大変だったはずなのにも関わらず、私のようなファンへも想いを寄せてくれていたんだという事実に、もはや忘れかけていた心の奥底で固まっていた感情も解れた気がします。本当に本当に、ありがとうございます。
でもそれでも、あえて言うと。
私はしつこくいつまでも彼らがまたステージに立つのを待っています。開始のゴングがまた鳴れば嬉しい。2度あることはきっと3度ある。Ladiesな私は、それがいつだってどこだってもちろん群がりに行きますよ。
さて、ここからは各MCの感想を書きますが、個人的好みで知識量に差があるのでそこは何卒ご容赦!あと私の偏見入ってるのでそこもごめんなさい!!嫌な言葉があればそっ閉じお願いします。
ジュマンジーズ
ひたすらに楽しかったです!失礼かもしれませんが、ピンクのJapidiotでした。
熱量と勢い、ハッピーなバイブス!そしてステージ際ギリギリまで出てきて全力で煽ってくれるあの感じが、一緒。
曲は全部覚えてる訳じゃないですが、お金は天下の回りもの!使いましょうね(≒借金)という曲と、猫ちゃんへの愛を歌った曲が最高でした。
歌詞の内容やノリとかが、良い意味で軽い!ご本人達があえてのアイドル感を出してる気がしますが、3人が一緒にやる振り付けなんかもあってとにかく楽しい。
中でも猫ちゃんの歌の時には「普段は手を上げてると思いますが、この曲ではみんなで肉球をあげましょう!」と、軽く拳を握った手をみんなで上げます。
ちなみに招き猫の右手上げは”金招き” 左手上げは”人招き”。
一瞬悩みましたが、両手を掲げておきました。笑 欲張りすぎて”お手上げ”になっちゃうとか言いますが、神様の了見はそんなに狭くないと信じニャンニャンと振り上げます。
曲がいくつか増えたら是非ワンマンもやって欲しい!
「せーのっ!”ジュマンジーズ” ですっ」の精度が、某女性アイドル並みに上がってくるのを見守るのが今から楽しみです。
あと、たまこぅさんがサングラスじゃなくゴーグルかけてたのが気になりました。
コーラ
私の中でコーラさんってめちゃくちゃクールで、かつ、ぶれないメンタルの安定感に定評があり絶対の信頼感があります。安心して見ていられる感じ。
ただその分(ごめんだけど)ちょっと温度感が低い印象があったんですが、今回初めてソロを生で聴いてアツいものをしっかりと感じた事で、自分の中の感覚を覆されたのが個人的にかなり爽快で心地良かったです。
KZさんと一緒にやった「Kick In The Back」の前?後?だったかな。「仕事辞めちゃおうかなー」って笑いながら言ったところ、私のイメージの中では絶対そんなこと言わないと思い込んでいたので、かなりアガりました。
リアリストで堅実・飄々とした佇まいのクールな男が、不意にポロッと零(こぼ)すアツい言葉。これが嫌いな人などこの世にいるはずがない!
UCでは1番年下だから、ついつい甥っ子のような目で見てしまっていましたが、よく考えたら30歳の立派な大人の男性ですもんね。益々格好良くもなる訳です。
KBD a.k.a. 古武道
古武道さんって大阪の面白いおっちゃんって感じでふざけてることも多いけど、照れずに言うストレートな愛情表現や感謝の言葉とか、あの年齢だからこそ感じられる人間としての奥行きとか、良い意味で脂が抜けてきて哀愁(≒色気)を帯びてきた佇まいとか、そういう魅力もお持ちですよねー。
自分がアラフィフになって強く感じるんですが、みんながみんな歳取ったら程よくアクが抜けて良い感じに枯れてくると思ったら大間違いでして、KBDさんのように楽しそうで、かつ真っ直ぐ嫌味なく愛や夢を口にできるおじさんって非常に稀有な存在。まじ妖精レベルでいないからね。しかも変に浮つかず、それでいて重苦しくもないなんて、実はすごく難しいのに流石すぎる。
先日の華金東京でのアツいステージに続き、今回も溢れ出る感情がストレートに前面に出てた感じ。前演者のコーラさんを受けて「俺も仕事辞めよっかなー!」って言ってたの、なんか嬉しかったです。本当に辞めるとかは重要ではなくて、そういう気持ちが頭を掠めたくらい今充実してるのかなぁ?って思えたのが幸せでした。
ちなみに入場前に流してた曲、これでしたよね?こんな茶目っ気も好きすぎる。
(Xでこれだと仰っていた方もいたので間違ってないと思うんですが…)
ILL SWAG GAGA
BackDJは、みんなが安心Kennyさん。終始一貫し何時いかなる時も気を抜く事なくツッコミとサポートを入れながらの進行、流石でした。
ハラハラしながら見守る感じのはちゃめちゃさというよりは、アーティストとして楽しめる奇想天外さが楽しかったです。それはKennyさんの手綱捌きゆえかもしれませんが、こういうマグマがグツグツ煮えてるような熱量のステージってガガさんにしかできない気がしますし、何より事前に自宅練習をしてきた「う!あー!」の掛け声が出来て個人的には大満足。新曲が聴けたのも嬉しかったです。
前後の文脈を忘れましたが、MCで「俺は生き物?人間?だ」と宣言したのと、Kennyさんがギュルギュルとレコードを両手で盛大に戻したか・・・スクラッチかをした際に、なぜか狼狽えていたような気がうっすらとしてるんですが、私のこの記憶は合ってるでしょうか。前後を覚えていないので意味が全くわかりません。
なお、最後の方で「oddBRED」が始まり、pekoさんがスプリングホッグ並みに華麗なジャンプでステージに現れたのが、ものすごく格好良くてぶち上がりました(褒めてる)私は、pekoさんがヘドバンやジャンプなどで荒ぶっておられる姿を見るのがとにかく大好きなんですよ。てへ
peko
タイムテーブルの妙と言いますか、ガガさんの後にpekoさん。なんかね、シンプルに寒暖差で風邪ひくかと思いましたよね。
pekoさんって梅田サイファーの中だといつも大人の役割を一手に背負わされているせいか、乱れたり暴れたりもしないですし、見た目が爽やかなのもあってつい忘れがちになりますが、漢気や情熱・想いの量は誰よりも多い方だと、いつも思います。
黒衣は聴いたことがありますがソロは数年ぶりとのことで、今日はpekoさんのあの低音ボイスをじっくり聴ける!と、もうそれだけでワクワクしていました。
「The Boy Flies In The Mid Night」MVが結構好きなので、これが聴けたのは嬉しかったです。あれ皆若いよねぇ。「oddBRED」のガガさんのモヒカンも好き。
pekoさんがクールな笑みを湛えながらも、自信と闘志を漲らせてるあの感じ、最高に格好良くて私はすごく好きです。ギラッギラでテラテラ脂ぎっちゃってる人(若者は除く)が個人的に苦手なのでそう思うのかもしれませんが。
そして友達と作った曲です、というMCから「Echo」
個人的にこの曲のリリックがとっても好きで、聴く度に毎度グッときちゃうんですが、でも泣くのは違う気がするので、いつもちょっと唇の端を無理やり上げて変な顔で聴いています。どうにかしたいです。
Amp-refive
とりあえず第一印象を言うと、でかい。
UCと比べるとざっくり1.5倍くらいの身長があって、ステージの広がり的には何にも感じなかったですが急に天井の存在を強く意識しました。
知識が完全に不足しているので見当違いかもしれませんが、Japiのような未来感ある感じというよりかは、むしろ私にとっては少し懐かしいといいますか…一周回って人懐っこさを感じるようなテクノ感が心地よかったです。
何年ぶりのLIVEなんでしょうか?梅田でいつも拝見するCosaqu先生ではない、他グループのラッパーCosaquさんが格好良くて非常にアガります。
そして、私がこれまで体験したのことのないタイプの大人なステージの雰囲気。
バイブスは高いのに非常にスマートで、なんと言いますか…私がもし10−20代前半でこれを見ていたら、あまりのお洒落さにキョドってたかもしれないなと思いました。都会にまだビビっていた頃の私には受け止めきれなかったであろうスマート感。
おばちゃんになって観たから素直に楽しめて良かったねぇ私…と、変な感想を抱きました。
KOPERU
私はKOPERUさんの漢気溢れる豪胆無比なところと、ラップの浮遊感・無双感が大好きなんですが、イメージとしてはずっとこれなんですよね…初めて言いますが怒られるかな?見た目で言ってるわけではないので、できたら許して…
「ノーゲーム・ノーライフ」ってアニメが私は大好きでして。テトは、それに出てくる遊戯の概念が実体化した”遊戯の神”なんですが、神なんで当然誰も太刀打ちできないくらい強いんですよ。本人はワクワクと楽しくゲームしてるだけなんですが、誰も敵わないからゲームする相手がおらずに、常に退屈してるというキャラクターです。
そんな神様的無双イメージを抱いていたので「かまへん」で ”天性のなろう系アイドンケー” と、ご自身でチートだと仰ってるのを初めて聴いた時には、ちょっと私どうかしちゃったんじゃないかと思う位ブチ上がりました。
そしてLIVEでは ISSEIさん Rentaroさんを呼び込み、最後には teppeiさんを召喚してコペテツでかましてましたが、やっぱり彼は仲間を次々に巻き込む力が強い!こういうところ流石だなぁと改めて思いました。が。
ただ…どういうわけか相手が全員でかい。
私は昔から「HIGH&LOW」達磨一家/日向・「進撃の巨人」リヴァイ・「幽☆遊☆白書」飛影など、見た目は全くゴツくないのに実は最強な人が、明らかに自分よりごっつい人を引き連れてる という光景にめちゃくちゃ弱いんですが、それ。それでした。新曲楽しみにしています。
teppei
私の中でteppeiさんのイメージは、もうずーーっとカピバラ。見た目じゃないよ。
カピバラって、どうも体温が他の動物より高い上にあまり下がらないそうで、さらに穏やかな気性というのも相まって、とにかく周りにいろんな動物が集まってくるらしいんですが、その姿を指して”動物界のお釈迦様”とも呼ばれるらしいんですね。
そうかと思えば、意外にも時速50kmで走れるなんて俊足な一面があったりもします。
機動力があって実力も高いのに、あくまで穏やかであったかい人柄ゆえ周りに人が集まってくるところ、マジでteppeiさんじゃない?
LIVEに関しては正直私が好きすぎてセトリにガチでくらってしまい、ずーっと泣いておりました。これは別でまた文章に起こしたいと思っているのでここでは省きますが、1つだけ。
間違ってたら平謝りなんですが、SNSで「どこにも出してない新曲やります」と仰ってたと思います。実際かなりヤバくて好みでブチ上がったんですが、その新曲ってこれじゃないかなぁとチラッと思ったんですが、詳しい方いかがでしょうか?
もちろんここからかなり仕上がりは変わっていますが、なんとなく記憶に残ってるリリックがこれの気がするんですよね…違うかな(29:40くらいからのやつです)
KennyDoes
teppeiさんの時間で「WAROTOKE」をやった流れで、そのままkennyさんtimeにjoin。「1人で全部やります!ステージには俺1人だけ」という事で、BackDJなし全て自分がやるスタイルです。器用でなんでもできる彼だから、こういうパフォーマンスができるんですよね きっと。
あくまで私の中での話なんですが、kennyさんってご本人よりもスキルの印象が勝っちゃって、なんというか…いっつもパフォーマンスや歌よりもラップのキレや強さとかが記憶されちゃうんですよね。だから後になっていつも、強い印象は残ってるのに全体を思い出そうとすると…???って感じになってしまいます。
(失礼だったらごめんなさい!)
でもこの日は違って、適切な言葉かどうかがわかりませんが…ちゃんとkennyさんのお顔を見たという感覚がありました。
もう1つ印象の話をすると、kennyさんってちょっとずらしてくる…というか、照れ屋で変化球をかますイメージがあって、ある意味ツンデレな感じを受けるんですが(個人の感想です)この日はなんか・・・ストレートにズドーンッ!と直球で伝わってくる、とっても包容力の高いあったかいステージでした。
途中途中で「ここは休むところー♪」「一緒に歌ってー♪」なんて、ついフフッと力みが抜けちゃう箇所を作ってくれていましたが、だからこそ新曲が..確か2曲?1曲だったかな?が、その力の抜けた隙間にスルンと入り込んできて、沁みました。
KZ
kennyさんの時間で「My Sweet Home」をやってからKZさんへ。
KZさんが始まった時の、私の心の声は「この時間のKZさんはやべえ」でした。笑
何がやばいかと言いますと、泣いてますます私が汚くなるからなんですが、実はここまでのshow case いずれも皆さんちょっと涙ぐんだりエモくなったりと、全体的にいつもの梅田のLIVEより湿度と体温が高いんですよ。
しかもそれが何時間くらいですか?3時間ちょっと続いてますかね?
その上(勝手に)teppeiさんでボロボロ泣いちゃって、kennyさんからドスンとストライクで受け取っちゃった後のKZさんなんて、もう最後のダメ押しじゃないですか?この流れで、あの声で、じっと目を見て語られたら、もう無理じゃない?笑
案の定泣きましたよ。ずっと。
申し訳ないんですが、胸があったかいまんまずーっと泣いてたことしか覚えてないんですよ。ごめんなさいマジで。
かろうじて覚えてるのは、新曲の「だから書き留めていく」をやったことと(間違えてたら平謝り)テークさんと「Talk to Her」をやったこと。そして、ラストの曲はフロアの空気を感じとったKZさんがセトリを急遽変えて「朝までおどろう」をやって、みんなでHOOKを歌ったことくらい!
あと少しで終わることがわかってる、タイムテーブルの夕暮れ時みたいな時間帯。名残惜しさが首をもたげ始めるそのタイミングでやったこの曲。とっても良かったです。
テークエム
最後はこの方。納得しかなかったです。
いつも通り格好良かったですが、この日のテークさんにはクールさでも優しいとも少し違う…なんですかね?もはや皆を優しく灯すエンジェル味を感じましたよ。
最初から何度も「全員見えてるぞー」と何度も言ってくれるのは「GPS」をやったからかな?とも思うんですが、 私は多分この曲にほのかにある鳥の目感をエンジェルと結びつけちゃってる気がします。(ついでにいうと、設定をまるっと無視してコンスタンティンのキアヌ・リーブスと脳内でうっかり結びつけちゃったんだよねぇ。すまん)もう今更 頭から切り離せないので、表現キモくても許してください。
「HYPER」のリリックが私はもうとんでもなく好きなんですが、心臓はグググ..と、どうしようもなく苦しい。そこから「GPS」を経ての「NAVY」という流れ。リリースのこの順番、絶対意味ありますよね?あると思いたい。
暗闇だと思っていたが、よーく目を凝らしたら意外と賑やかな色彩が広がっていたという、この曲のHOOKで手を挙げる際「ピースにしよか」と言われ、皆でピースを掲げたあれは、まるで暁の空のように優しい光景でした。
R-指定の言葉を借りれば、ロスタイム。あと数時間で溶けちゃう魔法です。
彼の世界に浸り盛り上がる私達を見て「ニクい奴らだ」と言ったテークさんの声は、本当に本当に優しかったです。
梅田サイファー
こんなに各々の世界観を全力で見せてくれた後の、改めましての梅田サイファー。
ここまでのエモーショナルな空気感が濃密だったからこそ、より一層UCの楽しさが弾けて眩しくなります。ここからはもう、いつもの楽しいステージ!
何をやったんだったか…メントスコーラ(VIBE SHAKEだよね?)は、やりました。Rさんがいないので”レゲエパンチ”みたいなクセはちょっと薄くなっていましたが、その代わりSUMMER STATIONで聴けなかったKOPERUさんのバースを全部聴けたのが嬉しかったです。やっぱり思った通りのぶちかましでした!
最後の最後、梅田ナイトフィーバーではHOOKをフロア全員で歌ったのが、なんだか仲間になったみたいで楽しかったです。KBDさんの「手持ち2000円でフェスまで独走〜still goes on」までの間、古武道さんを中心にUCのサークルモッシュが発生し、そのあまりの直径の短さにKBDさんが笑っちゃって歌えなくなってしまったのが、もうとんでもなく幸せな光景で、まさに今日の一枚!!って感じで最高でした。
そういえばオープニングで「朝に歌えば」をやって太陽が輝き、クロージングの「梅田ナイトフィーバー19'」では、夜になってミラーボールが煌めきました。
ついでによく考えたら、今日参加したみんなの手は猫でスタートして、最後ピースで締めたので、信じられないくらい可愛かった気がします。めちゃラブい。
最後に。
今回はスケジュール都合がつかなかったとのことでRさんは不参加でしたが、あの空気感の中、ソロでかますRさんは何をやったんだろうか?そして、それはどんなに素晴らしかっただろうか・・見てみたかったなぁと心の底から思うので、次があったらぜひ今度こそフルメンバーでやってほしいです!
あと。私、今回あんまりSPI-KさんのDJじっくり聴けなくて、何も書けなかったです…ごめんなさい。。
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