KZ and KennyDoes &Japidiot W Release Party - side Japidiot -
2022.11.08.fri at 渋谷WWW
このJapiのライブは、個人的ランキング圧倒的No,1に並びました(同率タイはCreepyNuts 5周年記念武道館)最高 of 最高です。どうしよう…これからも活動してくれるだろうか。
知識に乏しいのでこの表現で合っているかわからないが、まずはHATCHさんが煽りというか前説をし、程よく場があたたまったところでターンテーブルへ戻る。すると隣にいる”like a J.Y.Park”ことcosaquさんがレゲエホーンを連打しまくり「うるせえcosaqu、はしゃぐな」と軽く怒られ、笑い声が溢れる中スタート。
出だしは「SPECIAL GREETING」
青い照明から真っ赤な照明に切り替わったところでメンバーが登場。フォォォォォォォォォォー!ワクワク感がとめどない。バースが始まると極彩色の照明にチェンジ。再びのフォォォォォォォォォォー!もうすでに格好良すぎて死ぬ。
ところで私は経験値が浅いものでJapidiotが揃ったのを見るのは初めてな訳だが、私の中で彼らのイメージは”着ぐるみの中身”ではなく、こちら「ギニュー特戦隊」
もしくは「ミュータント タートルズ」(マイケル・ベイの方)
個々人が本来持っているパーソナリティと全く違うだろうけど、Japidiotの時の彼らのキャラクター感と、グループとしての”絶叫系マシーン”感が(除く亀要素)
でもご本人達的には”歩兵団”とか”密集部隊(ファランクス)”のイメージなのかな。あとこれ完全な余談だけど、この主題歌めちゃくちゃに格好良くていいよね。
さてセットリストはこちら(TLに上げている方がいらっしゃいました感謝)
Opening(Hatch)
SPECIAL GREETING
PHALANXXXXX
MC
Black Pepper Mil
Japi de high?
Japi de high(Cosaqu Remix)
MC
COTTON CANDY
MC
SWIM IN THE CITY
MIDNIGHT TELEVISION
Pizza Party
KODAK
All the world's a stage
MC
Nighthawks
MC
マッハ
SPACE INVADER
「Black Pepper Mil」「Nighthawks」はこちらで聴けます。
「All the world's a stage」はサブスクで聴けるはず。
G.O.O.D. EP全曲はこちらで聴けます。
こんな感じでアタマっから最高で始まったライブだが、驚いたのは全員がステージギリギリに立ってくれること。Japiの皆さんは梅田の中ではどちらかというと後ろに下がっちゃうイメージがあったが、もう4人全員がフチギリギリまで前に出てかましまり煽りまくっている。これがはちゃめちゃに格好良い。
それぞれが発する覇気と声が熱く、撃ち抜かれ”穴だらけに”されるような感覚を覚えクラクラする。それはまさに”俺たちが火つけたら爆発する空気”そのもの。迫力がえげつない。梅田のHAPPYなバイブスとは違い、全力でコ○シにきてる。
何これ、なんてハイローだっけ?
しかも、時折それぞれが自分の前にいる観客にじっと目を合わせたり、しゃがんで50cmくらいの至近距離で歌ったり、携帯カメラに近づいたり指差したりする。バイブスがいつも以上に高いからだろうけど、なんだこれ。ファンサがやべえ。私が慣れ親しんでいるロックやメタル界隈の男前たちはそれ以上のこともしたりするので特段驚きもしないが、彼らのそういう行動は私にとって全くの想定外だった。こちとらそれこそ”Melt Suger”するぞマジで、気をつけろよお前ら。
まぁでもこれは私が梅田の時しか参加しておらず、ソロライブを見てないから知らないだけかもしれない。とにかくやばかった。
で、話を先に進めるとMCは主にteppeiさんが担当してる。これは私としては非常に嬉しい。しかもラジオで毎週聞くあの穏やかな彼ではなく、当たり前だがラッパーteppeiさんであり、めちゃくちゃ勢いがあって格好良い。
…….のだが、ただ。ただ なぜかちょっと面白い。
なぜだ。そこはかとなくクスクスと笑い声が皆から溢れている。
これは勘違いして欲しくないのだが馬鹿にしているわけでは断じてない。ちゃんと格好いい。なんといっても一推しである。でもなんか。なんかである。合間には
テークさんから「間違ったことは何も言ってない」というフォロー?が入る。
まさに”teppei a.k.a. 幸せの権化”。皆を笑顔にする男。
(ここだけの話、私はteppeiさんをカピバラだと思ってる。”動物界のお釈迦様”と称されるようなあったかくて穏やかなところが。なのに50km/hで走れる俊足なところが。鳥好きなとこも含めて。あくまで個人のイメージだから許して欲しい)
Japi de highが始まってしばらくすると「プルルルルルゥゥゥゥゥ」とteppeiさんがコマゲンする。これやない!他に最高に格好良いやつがあるやろ!なぁ!!という訳でJapi de high(Cosaqu Remix)に。
そこからは大人な曲が続くこともあり、ビートの振動と声の渦の中に揺蕩うというか、ずぶずぶと溺れ溶けていくような…そんな心地よい時間が過ぎていく。意識せずとも体は自然にビートにのり踊ってしまうが、”ニコラウスもびっくり 宇宙の中心は”Japidiotであり、彼らの創造した宇宙の圧倒的多幸感たるや凄まじい。
ところで、存在や立ち振る舞いに華があり、動きが大きいこともあってステージでも一段を目をひくのはテークさんだったが、この4人の中にいると同い年なのに
1番大人に見えた。テークさんがいるからグループとしてまとまってる感じがするというか、入り口を任されることが多いと梅ナイでご自身も仰っていたが、確かにと思った。それを脇で力強く支える骨組みがteppeiさん。そのはるか彼方ではtellaさんが自由にふわふわと漂い奥行きを広げ、OSCAさんが世界を彩っている。
今回のアルバムでは1曲ごとにOSCAさんの表現や声が全く違い、まさに変幻自在とはこのことよ。と音源の時点でも思ってはいたが、ステージ上の彼はとてもそんな言葉では表せられないくらいとにかく凄まじかった。マイクを握り一度声を発せば世界はOSCAさんのカラーに染まる。その声音に包まれ身震いをしたし、正直毎回鳥肌が立ってしまっていた。極彩色ボイス。とにかく痺れた。
ちなみに個人的にメタルが好きなのでデスボが大好物なんだが、G.O.O.D.EPではOSCAさんのデスボが聞けて耳が最高に幸せである。
テークさんはカリカチュアされた表現に徹し人間臭さを排除した結果、逆に大人の男として、アーティストとしての輪郭がはっきりと浮かび上がり魅力がさらに増し1段次元が上がった印象を受けたなぁ。やっぱり格好良い。”Ladiesが群がる”のもうなづける。あと1番積極的にみんなと肩組んだり絡んでいってたのはアガった。
tellaさんに関しては、もうこうやってステージに上がってくれたことが感謝でしかなく、できるだけ続けて欲しいという気持ちで一杯。無理しなくて良いから、細く長くでいいから続けてほしい。tellaさんがいないと成り立たない曲が沢山ある。
その証拠に「SPACE INVADER」がかかった瞬間キャァァァァァ!!と、堪えきれなかった観客から大きな歓声が上がった。
”一歩間違えば全員死んでた”とバースにもあるが、苦悩してきたからこそこれだけの時間が経たないと出すことができなかったアルバム。
”全員どこか病んでるけど良いやつら”だと何かのインタビューで昔言っていたのを
読んだが、この世界に居続けてくれて、そしてまたこの5人でカマしてやろうと思ってくれて本当に良かった。HATCHさんが取りまとめたからできたのだというが、最後はそのHATCHさんcosaquさんも一緒に肩を組んで踊り、楽しそうに
笑い合う彼らは最高に格好良かった。
アルバムを毎日何度もヘビロテしても全く飽きない。
そんな彼らはこの程度の規模で到底収まるわけがないと思うし、全国各地でぜひやって欲しいと思うがなかなか難しいのかもしれない。それでも、もっと上を目指して欲しい。ついていくからな絶対!と1ファンとして強く思う。
もっともっと、世間にバレろ。
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