ARABAKI ROCK FEST.23(梅田サイファー)
2023.04.29 sat -30 sun at エコキャンプみちのく
梅田サイファー
個人的にアウェーなんじゃなかろうかと思っていた。だから、今日は全力で応援したいと全身UCグッズを身に纏ってきた。気合十分。
前の演者マハラージャンが終わり、どの程度人が残るかなぁ最前行けるよねぇなどと3列目あたりで呑気に待っていた私は、今思えば死ぬほど間抜けだなと思う。
演者がはけた直後、自分でも強めに1歩を踏み出した自覚はあるが、直後右からカップルの男性に体当たりで押し出され、左からは最前の柵を掴むべく手を伸ばす男性2人が迫ってきて、後ろからもぐいぐい押され、ハッと気ついたらドセンの2列目にいた。
いいとこにこれたじゃん!とお思いの皆様、違うの。今日は天候も悪い予報で冷える可能性があったから着替えが多く嵩張り、どでかリュックを背負っているのだ。どうしても最前で柵前に荷物を置けないと重くて仕方ないんである。大失敗!
とはいえ、こうなっては仕方がないので周りの方にリュックをガシガシ当てながら見る羽目になったのだが、周りにいた方には多大なるご迷惑をお掛けしたことを謝って回りたい気分である。その節は本当に申し訳ありませんでした。
さて、そんな私の事情などどうでも良いのだが、そのくらい居たんであります。人が。まさに…アウェイかも?などという私の浅はかな思いなど杞憂。めでてえ。
ステージに目をやるとDJブースがセッティングされ、ケーブルをいくつも繋いでいるところ。音響はいつものCreepyと同じチーム。ALIも同じだったな。見ていると今日はUCグッズを身につけている方が多くてなんとなく嬉しい。
サウンド・マイクチェック
しばらくすると、cosaquさんSPI-Kさんがサウンドチェックに登場。
推し量るに、観客の皆さんは「…?誰??」という空気。
ははーん。これはRさんしか知らないパターンかもなぁ…と少し肩に力が入る。
ついでマイクチェックのためにメンバーがゾロゾロと登場すると「キャー!」と湧くが、KOPERUさんテークさんあたりの比較的ソロ稼働も知られているメンバーに限るといった様子。そかそか。まぁそっか。じゃぁガチ勢の我は頑張んなきゃねと勝手ながら密かに誓う。
心ではそんな思いを頂きつつも、私の目はネオンカラーのふかふかオレンジ帽を被ってきたコーラさんに釘付けである。ラガーシャツもオレンジ×水色でコーディネートしてて好きすぎる。もはやあれはお洒落ウォーリーと言っても良いのでは。
ガガさんは黒のライダースに白開襟シャツ+ハーフパンツで白ハイソックス。ガガさんの生足に、私は春を感じた。KZさんはのちに「肌着おじさん」というパンチラインを生み出すことになる黒Tに細身のパンツというスポーティな装い+前髪ありパターン。大好きです。そしてteppeiさんは羽織ものお好きだよね。てるてる坊主的なポンチョか何かを着ていつものビーニーだっけ?あれとジャンレノみたいな丸サングラス。
PEKOさんがオレンジのロングジャケットでKOPERUさんがマスタードの上下に白ハットで差し色柑橘兄弟。キャンプ場だからいつもよりアウトドアな装いのメンバーが多く、kennyさんはさすがよく似合ってたし、ここでもKBDさんはグッズジャケットで本当にもう最高に大好き。テークさんは今更いうまでもないほどお洒落だけど、ダイオウイカの触手みたいな耳が生えた帽子がイカしてる。イカだけに。
さてそんな中、最後になってしずーかにぬるーっと登場したR-指定。
「きゃーーーーーーーーーーーーー!!!!」
さすが指定先生。ただ数歩歩いただけでこの盛り上がり。のちのcreepyではヘアメイクが入っていたが、この時点では縛ったのをさっき解きました といういつものフワッフワまんまるヘア。顔もすっぴんですっかりいつものご機嫌な真っ黒の塊。
さて、そんなこんなで指定先生が軽く手をあげ歓声に応えたところで、マイクのサウンドチェックがスタート。それぞれがサイファーのように順不同で軽くバースを蹴っていく。ビートは確かマジハイ。
この時点でテークさん、KOPERUさんあたりががめちゃんこ調子良く、ご機嫌でノリノリ。観ているこちらもノリノリ。ケニさんは少し集中モードなのかな。KBDさんのおおらかさと安定感は、動かざること山の如し的な強者的安定感。
R「マイクテストは終わりました。盛り上がって….くれたよなぁ?」
我ら「いえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!」
R「この後何分か後にすぐ俺ら出てくるけど、もっと盛り上がってくれるよなぁ!!!?」
当☆然!な我ら「いえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!」
R「頼むでー!」UC「頼むでー」「頼むなー!」
で、この時R先生”何分か後”を正確に言いたかったんだと思う。
ーーと、ここまでが割とすぐに書いていた下書き。ここからは数ヶ月経っており記憶が途切れている。だから現実とおそらく違うと思うけど許してね。
(一部はARABAKIの配信をちょうど見返したのでそこだけ詳しい)
確かポケットから携帯を取り出してしかめ面をした。時間を見たんだと思う。
携帯ケースは安定のシャンパンゴールド。2列目だからよく見えるが非常によく燻されていた。後ろからケニさんかテークさんだっけかな?が覗き込んで、なんか笑って後ろに行った。
で、彼は見ている。見続けている。時計を。
「えーーーー….」「んー…」計算ができないのかスタート時間を把握してないのかわからないが、なんだかずっとゴニョゴニョ言っている。一向に時間がわからない。なんならLINEとかチェックしてんじゃね?くらいの時間が静かに流れる。
彼の頑張りに水を差すようで誠に申し訳ないが、何分後かなんてのははっきり言ってTIME TABLEに書いてあるので不要である。なんなら私の頭の中にはバッチリ開始時間が刻み込まれているので、むしろ今すぐ唸っている彼に教えて差し上げたいくらいであるが、あいにくこちらはオタク。なんかモニョモニョ言ってるRさんなど永遠に見ていられるわ という訳で、あえて微笑みながら静かに見守る。
R「….とにかく後ちょっとで出てくるから、お前らよろしくなーーーーー!!」
wwwwwwwwww
いい。最高すぎる。実にRさんらしい。ライブならではの良いものを見た。
いよいよ始まるステージ
なぜそう思ったのかわからないが、私はUCは勢いよく出てくるものだと思い込んでいた。ショマスの服部緑地のイメージが強すぎるのかもしれぬ。そんな私の予想に反して、彼らはメジャーアーティストらしく格好良くゆったりと出てきた。
ニコニコしつつも、かまし系のお顔なメンバーが多い。やってやるぜ!が覇気となって全身から溢れている。おう!望むところよ!!とこちらも気合が入る。
BIG BANG
何度聴いても良いBIG BANG始まり。
向き合うコペテツの掛け合いが幕開けを感じさせ、既に胸が熱くなってくる。
…が、
なんだが、、
私はこの時まで、きっとRさんのバースになるまで会場は様子見の雰囲気になるだろうなと思っていた。ただこれは今となってはもう、ARABAKIを、東北の魂を、東北の民を舐めていたと言わざるを得ない。皆様誠に申し訳ない次第である。
コペテツ時点で観客の盛り上がりと歓声がすごいが、以降も誰かが声を発する度にぐわあん!と盛り上がる。個人的にKOPERUさんバースで比較的女性の歓声が大きくなった気がしたが、kennyさんのバースでは性別関係なくはっきりと一際大きくなった。これは…ラップの上手さでちゃんと盛り上がっているじゃないか…!
さらに、PEKOさんバースでもまた盛り上がる。これは私の思い込みかもしれないが、前に出てきた際に1度盛り上がったのはおそらくお顔とその麗しきお姿。でもその後バースの途中でももう1段階上がった気がする。なんということだ。
顔も認識しつつ、ちゃんとラップまで聴いているじゃないか!!!最高!最高 of 最高である。舐めた東京もんの私など山に埋めてしまえばいいと思う。地の底まで反省するべきである。
そういえば関係ないけど、KZさんがなんかめっちゃ色気振り撒いてた記憶がある!セクシー黒Tシャツwithマイク。
KING
こんなグッドバイブスでこの曲なら、盛り上がって当然。今日イチの歓声が、どぉぉぉぉぉぉぉおおおん!!と、地響きかと思うくらい湧きあがった。前にいる私には見えないがおそらくオーディエンス全員が踊っている。歓声だけじゃなくて、絶対踊ってるはず。後ろからジンジンとそんな熱い波動を感じる。
そして、SPI-Kさんが片手を上下するHIPHOP的ノリ方を見せてくれてるから、みーんなが手を上げていて配信で見たら壮観であった。
さて、この辺りから梅田の皆さんのお顔が、”かますぞ”オーラはそのままに笑顔が出てきて、いい感じに肩の力が抜けてきたのがわかる。明らかに絶好調バイブス100%限界突破。動きが大きくなったし前に出てくる1歩が皆でかい。そしてめちゃくちゃステージを所狭しと機敏に動き回る。いつも以上に。
なのに自分のバースでは、ばーん!とど真ん中にくる。ちゃんと来る。
これはドセンででかいリュックを前に背負いながらギュウギュウになっている私にはありがたくて、あまり目を顔を左右に振らなくて良いから忙しくない。嬉しい。
KOPERUさんバースでは(とにかくこの日キレッキレだった。この辺りパララジでも結構語られてる)teppeiさんが真後ろでガヤを被せ、ガガさんバースでは後ろを向きながらのツンデレスタイルではあったがkennyさんがずっと合いの手とガヤを主に入れていたし、2バース目ではKZさんがくしゃくしゃの笑顔でゴンフィンガーをあげていた。KBDさんはブルー・ノマーズと同じ誕生日だったし、テークさんの2バース目はとにかく全員が浮遊してるかの如く揺れた。今回のLIVE通してテークさんのバースが一番みんなが踊ってた気がする。
最後のフザキン連呼パートは誰かが「(手を)上げろ!!!」って言ってた。私は元がメタラーなもんで、この手の命令形の煽りが大好きで卒倒するかと思った。
かまへん
間髪入れずにkennyさんからスタート。かまへんコールもだんだん揃ってくる。UCの煽りも振りも非常にわかりやすく、あらゆる盛り上がりポイントでオンタイムでちゃんと、どん!!どん!!と沸く。
私の記憶が間違ってなければ…ここでteppeiさんがサングラスを外したと思う。早くない?私は嬉しかった。たった2曲で緊張が解けたってことでしょ?ワンマンでもないのにこの速さは嬉しかった。他のメンバーもみんな汗びっしょりの笑顔。
ちなみに、ここまで観客でガヤをかぶせたり韻に反応している人は前列のガチ勢のみで、他は手拍子なども含めてほぼ反応がなくHands upのみ。
・・・ということは、なんとなく知ってる とか 初めて聴いた とか 時間が合えば見ようかな というような方が大多数なんだと思う。それなのに、まるでワンマンのような様相を呈している青空ダンスフロアに、私は感動した。
ステージ上でもだいぶリラックスしてきて、メンバー同士の絡みが増えてきた。
1バース目のコーラ→KBDの繋ぎ。明らかに上司と部下。でも部下の方がなんかフワフワしてて、上司は股割りしすぎで腰が低い。
teppeiさんが太ってるか否かをKZ・KBDの大人2人がしかと確認し、その後のKZさんバース「チャレンジ1年!」ではコブさんがいわゆるプロポーズのような格好でKZさんに迫り、それをkennyさんが指差して楽しそうにしてた。
kennyさんの「2バースに期待しててくれてかまへん」では、本人よりもRさんの方がドヤ顔で裏ピースをかましていたし、テークさんはPEKOさんの肩に手を置き後ろからぴょこぴょこと顔を左右に出していて最高だったし、そこに加わりたそうなkennyさんと、さらに仲間に入れてほしいKZさんで渋滞していた。
ガガさんはくるりと1周華麗なターンをかましてからバースを蹴り始めたが、なぜかコペテツ2人が既に爆笑の勢いでステージの端から覗き込んでいた。なぜ。
そしていよいよお出ましDJブースから飛び出してきたcosaqu先生。
皆が座って花道を作り、そこを颯爽とぶちかましつつ練り歩くセンセ。一際沸くオーディエンス。そして私は、かました後すぐにHands upしながら普通に帰ってゆくcosaquさんが大好きだ。
そして私はコーラさんの2バース目が好きで好きでたまらない。
「いっぱい寝やんと」の語感が関東人の私にはとっても可愛らしく聴こえる。
寝ていいよ!たくさん寝ていいよ社会人2−3年目!!お前がんばってるもんな!と、優秀な営業だと噂の彼だということは頭では理解しているのではあるが、思わずそんな声をかけたくなるくらい、なんか好きだ。
そして、最も驚くべきはKBDさんの広い草原。
私は絶対に歓声が止まらないと思ってた。非常に残念だがそれは仕方のないことだと思っていた。だがここでも私は東北の力を侮っていたと思い知らされる。
シーーーーン…としたのである。
そいで多分、ステージ上の彼らとガチ勢がわかりやすく動きを止めたからだと思うが、1-2拍くらい遅れて青空ダンスフロアの動きも止まったのである。妖怪アンテナばりに瞬時に鋭く空気が読めるオーディエンス。バリやばい。
MC
ここで…確かMCしてた気がするんだけど全く覚えておらぬ。おそらく東北に初めて来たよ!ってのと、皆さんすごいっすねとメンバー一同びっくりしてるってな内容だったと思う。
「梅田サイファー知ってる人どんくらいいます?」と聴いたところ全員が破顔したから、きっと沢山手が上がったんだと思う。テークさんはふわふわと羽ばたき歩き回り、触覚みたいな帽子をなびかせていて、とても良かった。
PARTY
さてPARTYですよ。
マジで全然聴いたことない人がいてもおかしくないこの曲。(攻めたセトリだなぁ。。。)と呑気に私は思っていた。この曲はノリもトラックもほら、少し独特だし、みんななんか中央にみちっと集まってくるし、なんかちょっとイメージによくあるいかついラッパーな感じしないじゃない?
そんな杞憂もなんのその。なんとコペテツの掛け合いの段階でフロアはバイブス全開であった。ついでに言うと3割くらい笑い声も混じっていた。ふふふ・・・じゃなくて、割とちゃんとした笑い声ね。あっはっはってやつ。
テークさんの「フリッフリッフリ〜♪」ではフゥゥゥゥゥゥゥゥ〜♪の大合唱。
そしてKZさんバースcosaqu先生の「生まれてきてくれてありがとう。。。」ではヒュォォォォォォォォォォーーーー!!!の大歓声。
ありがとうマジでありがとう。そうだよね、みんな生まれてきてくれただけで優勝だよ最高。WHAT A GREATFUL DAYですよ。そう人生は素晴らしい。
次いで。
さぁここでやって参りましたUCヘッズの皆様お待ちかねでございます。PEKO兄の見せ所でございますよ。Twitterのどこかで誰かがUCは「歌えて格好良い吉本新喜劇」「ラップができるドリフ」と評していたこの部分。
PEKOさん以外がひっくり返るブリッジ?で笑いと歓声が渦巻いた。
熱気の中、一人涼しげな顔でマイクを握るPEKO兄。彼の周りだけ明らかに気温が快適になっているんだと思う。清涼な風とマイナスイオンが漂っているに違いないし、もしかしたら天におわします天使あたりからスポットライトで照らされていたかもしれない、私には見えないだけで。もしくはアマタノオロチの制作風景みたいに、下からブロアーで風を吹いてる人が2人くらいいるのかもしれない、私には見えないだけで。
ほいでマジで光り輝いていたがそれは決して後光ではなく、上からのスポットライトのはずだと強く思う。なぜかは説明できないけども。
そして下に寝転がっている皆様もなんか楽しそうだった。PEKOさんがガガさんを起こし全員が起き飛び跳ねる。跳ね回る。だからこちらも跳ねまくる。リュックがガンガン顎に刺さり舌の安否が気遣われるが、それどころではない。
次の私的見どころは、Rさんの2バース目のここ。
「でもSTRAIGHT OUTTA濡れ濡れPARTY イッても終ワッテタマッカタマキン」
ツアー等行かれた方はご存知だと思うが、足を体の倍くらい広げ中腰で腰を突き出したRさんが、般若さんがいうところの”お祈り”の手つきをリアルに再現しており、それをUCの皆さんがみっちり集まって手元を覗き込む。マジで全員で前のめりで覗き込む。というパフォーマンスが、まさにthe男子なこのパート。
しかも、この時はそれだけじゃなくて・・・
手元を覗き込む面々の下、Rさんの股の下から、明らかにもう1本めちゃくちゃ激しい”お祈り”をしている手があり、ちゃんと見えなかったがどう考えてもケニダズ。私は吹き出した。2本同時のお祈り。実に貴重なものを見た。
まぁでもそんなとこを見てニヤついてるのは一部のマニアくらいなもんで、一般ピーポーのみなさんは「えっなに?もう飽きた感じ?」のKZさんの色気にやられて「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」と打ちのめされていた。当然である。
アマタノオロチ
確かRさんの前口上から。
どこの部分だったか全く思い出せないしこの曲じゃないかもしれないんだけど、信じられない勢いで前に飛び出してきたガガさん、スピードつきすぎて止まれず。
右手にマイク。左手でスピーカーに手をつき、右足はステージギリギリで爪先立ち。左足は90度に膝を曲げた状態で天を向いていた。頭はつま先と同じ高さ。
つまり。
なんというかクラウチングスタートの片足上げてる感じ?の姿勢になった。笑
バースを蹴る度におそらく癖で体が前に傾くので今にも落ちそうで、見慣れている私でも流石にハラハラして目が離せなくなった。
誰か後ろ引っ張ってやってくれ!と思ったんだけど、なんだっけな…この時はバース終わりまで誰も来ず(Rさんは隣でバチクソに自分がかましててそんなガガさんの事情など気にも留めていなかった。実にRさんらしい)PEKOさんだったかKOPERUさんだったかが、見かねて手を伸ばした気がする。そして、それを少し離れた場所で笑いつつハラハラした顔で見守るケニダズ氏を私は見逃さなかった。
この曲のコーラさん、少しがなるようになって何というか気合がわかりやすく感じられて格好良かったし、KZさんは1バース目で小節終わりごとに体を左右に振ってたんだけど、それに合わせてkennyさんが野球のノックしてたのがらしくて好き。
そして、KBDさんの重量級コブダラボッチというか大蛇のどっしり感が最高。
当日は気が付かなくて配信映像見てびっくりしたんだが、他のメンバーが大蛇になってのたうち回ってるのね、これ。
トメラレランナイ
攻めたセトリだな 2回目。RAPNAVIO買ってる人しか知らない曲じゃんすごいなー、痺れるなーと、ぼんやり思ってた。例え皆が知らなかったとしてもこの曲なら大丈夫だし、俺らで盛り上げるから平気 というような自信や覚悟を感じた。
盛りに盛り上げたバイブスは下がることなく、テークさんのバース蹴り始めたらみんなジャンピング。この頃にはもう、Kennyさんはマイク持って中央に出てきただけで期待値で歓声が上がるようになっていた。LIVE中にも進化するオーディエンス。東北すげえ。まさにのびしろありまくりである。
そしてKOPERUさんのグルーブが止まることを知らない。歓声がひと回り大きくなり跳ねまくるオーディエンス。KOPERUさんが産み出した気持ち良い渦が大きなうねりとなり会場を包み込んでいく。
ーーーそして、ここまで読んでいただいた皆様、私の文章力で伝わるだろうか。
UC東北初上陸だしHIPHOPのフェスな訳でもないし、他のバンドに比べて特に知名度が特に高い訳でもない。しかもメジャーデビューしたばかり。当然メジャーアルバムも1つだけ。ついでにいうと、ベテランのおじさんラッパーばかりのやけに人数の多いグループ。絶対に皆が知ってると言ったら、どう考えてもR-指定くらいのものだろう。
なのにである。
満遍なくどのメンバーのバースでも歓声ぶち上がってるのですよ。メンバー間の差はほとんど…もちろんあることはあるけど、あんまり感じなかったと思う。これってすごい!もちろんUCがLIVE巧者だからだとは思うけど、それにしてもすごいなと私は胸がいっぱいになった。
MC
最後のMCを挟む。喋ってたのは確かKZさんで、楽しい楽しい言ってた気がする。すごいな、東北すごいなって言ってる後ろでteppeiさんとかガガさん、コブさんあたりがブンブンうなづいてた。PEKOさんもぶち上がってた。テークさんは踊ってた。KOPERUさんは深くお辞儀してた。コーラさんも飄々と笑顔だった。
…他のメンバーは、もうなんか同時にいっぱいうなづいたり喋ったりしてた。笑
そういえば、ここのMCじゃないと思うけど、KZさんは楽しすぎて膝曲げてめちゃ高く飛んで回ってた。
「また来ます!来たいです!!」「ってか呼んで〜!くるで〜!!」ってな感じで、ここでRさんにバトンタッチ。
「イマジナリーミラーボールを出して、ここを俺たちのホーム梅田のダンスフロアに変えてもいいですかー!!!!??」だったんじゃないかな…と思う。
梅田ナイトフィーバー'19
これで大歓声が上がったから、TFTってやっぱりすごい転機だったんだねと思う。私の頭の中には野球チームのユニフォームを着た彼らがいるが、きっと皆の頭の中には、マイクを前にヘッドフォンをしたUCが半円状になって楽しそうに歌っているんだろう。
コブさんバースで両手をhands upして、手拍子して、brrrrrrrrrrして、前夜の雨でまだ少し濡れていた芝生がおそらくダメになったんじゃないかと思うほど、皆が思い思いに飛び跳ね踊り頭上にはミラーボールが光り輝く、そこはまごうことなきクラブであった。
LIVEが終わり..
最高の盛り上がりを見せLIVEは終了。ステージ上では大きく手を振る人、スキップしてる人、お辞儀する人、拍手する人、汗を拭く人、やりきった笑顔を見せる人、お互いを讃えあう人。いろんなメンバーがいる中でKZさんが喋り始めた。
KZ「この後、せっかく来たんで俺らも汗拭いたら色々見てきます。」
KZ「良かったら、この後CreepyNutsも出ます。やんな?」
R「あぁ。。うん」(ハニカミ)
KZ「creepyもぶちかましてくれると思うんで、良かったら見てってください」
照れ笑いしつつ手を上げ歓声に応えるRさん「この後出まーす」
それを波止場にいるマドロスさんでしたっけ?あんな格好で見ていたKZさん。
KZ「まぁ…比べちゃうとな。人数少ないから、あんま迫力ないかもしれへんけど」
ぅおおぉい!なんや!!なRさん
KZ 「比べるとやで。だって2人しかおれへんから!こっち11人もおるねんで。人数が全然違うからやっぱり迫力はwwwwwwwww」
wwwwwwwwwwww
R「はぁ〜〜〜〜〜。。。お前らの仲間がどんだけすごいか見せてやるよ!」
我ら&UC「フォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
Rさんの目をしっかりと見つめ、驚くほどの穏やかな微笑みをたたえながら
KZ「…見に行きましょう」
wwwwwwwwwwww
KZ「俺らも行くんで、みんなで一緒に見ましょう。見ようや。見てや!」
声は聞こえなかったが、おそらくRさんは「なんっっっっでやねん」とかブツブツ文句言いながらも、他のメンバーと笑い合いながらはけていった。KOPERUさんは深々といつも通りお辞儀してたし、SPI-Kさんcosaqu先生も最後まで楽しそう。
観客の声援でパフォーマンスのキレが増し、バイブスがぶち上がって加速度的に爆発していく様を私は初めて経験した。UCの東北初フェスは、さいっっっっっこうだった。
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