”RAPNAVIO”RELEASE ONE MAN LIVE
2023.06.02.fri at 愛知 THE BOTTOM LINE
個人的な話で恐縮ではあるが6/1は私の誕生日だ。リリースツアーの日程が発表され曜日までしかと確認した時、私の頭の中はPartyが音量MAXで流れていた。
どうこれ?まるで私の誕生を世界が祝ってるみたいな日程じゃない?やばくない?
6/1 誕生日/オデコネ放送日
6/2 ツアー初日/名古屋
6/3 華金ツアー/名古屋
6/4 百万石音楽祭2023/金沢
日頃、自分が遊ぶことに夫の許可を取ることなど皆無なんだが、この時はさすがに聞いた「1人で行こうかなぁって思うんだけど…でもねぇ3日連続は流石にねぇ…」
「いいんじゃん?」
軽い。すげー軽い。こういう男だと知ってて結婚しているが、それでも多少驚く。
「あ、そう?じゃぁ行ってくるわ」
軽い。負けず劣らず軽い。そういえば私とはそういう足軽な女であった。
6/1 誕生日かつオデコネ放送日
EXCILE HIROとザ・マミィ 酒井と同じ誕生日である。ちなみにマリリン・モンローと千代の富士関とも一緒。ついでに坂上忍もだ。余談だが、昔からこの同じ誕生日の有名人を調べる度、…え?なんかみんな波瀾万丈そうじゃね?ギャンブル性高いというかなんというか…もっと平穏な人はいないんですかね?と、いつも思う。
当日は、自ら番組に「例のアレ」を願うメールを送り、やり残した仕事を片付け遠征の準備をしつつリアタイと決め込んでいた。そう。もう旅は始まっているのだ。
「いつものアレのコーナー!」今日は多いなw なんっでやねん!とKOPERUさんにつっこまれながらもteppeiさんにお祝いしてもらった。今日お子さんをご出産したという方とも一緒に祝って頂いたので、幸せさらに倍!どーん!!いいぞいいぞ。実にいいぞ。私のバースデイ スペシャルツアーは最高の幕開けとなった。
6/2 ツアー初日
今回は、なるべく経費を抑えようと高速バスを予約していたため朝が早かった。ニュースでは、前日から台風の影響で不要不急の外出を控えるよう呼びかけられていたので、結果今回はこれが幸いした。時間通りにバスは動いた。
全く寝ていない為軽くめまいがするが、自分が辿り着くとわかれば次に心配なのはメンバーの到着。内心やきもきしていると、PEKOさんがインスタで「メンバー全員もれなく到着しています」と書いてくれていた。さすがニキ!心遣いが誠に細やか。これを読んだ瞬間から記憶がないから、おそらくホッとして寝たんだと思う。
15:00頃にホテル到着。
早々にユニフォーム購入を諦めた私は余裕綽々でひとっ風呂浴び、身を清めた上でボトムラインへと向かう。この時点でTwitterに「我はぼっちである。誰ぞ!誰ぞご飯を一緒に食べに行ってはくれぬか!!」と全世界に向け募集をかけていた上、知ってる人にも、グッズ持った知らん人にも声をかけたりした結果、フロアに着く頃には知り合いの方々とご機嫌で乾杯をし、その上々の滑り出しを満喫していた。近くにいたお兄さんに「楽しそうっすね。ここだけみんなお酒飲んでて円ができてるじゃないすか」と言われ、「…!!?!確かに!俺たちの円が広がってる!」(酔っ払いの戯言許せ)などと盛り上がっていると暗転した。
ここからはセトリバレにならないよう具体的な記述は避ける。
まず全員がユニフォームを着て出てきた。この時点で「なんだよ!買えばよかったよ!!」と後悔。あまりに格好良過ぎて腹がたったことのみ強く覚えている。
正直にいうと4月の服部緑地に行った私はこの瞬間まで、あの時の感動と同じものがもう一度味わえるのだと思っていた。何度味わい・聴いても私はきっと毎回くらってしまうと思ったし、いまだに最適な言葉が見つからずレポも完成していない。私の中で、それほど素晴らしかったし楽しかったし感動的だった。そして胸がいっぱいだった。
なんだが。
やっぱりこの人たちすげーなー。全く!全然!!だった。信じられない。ポーン!と軽く遥か高みで飛び越えてきて驚いた。具体的にどこがと言われると困るが、楽しさと格好良さと世界観作り、ラップスキルも歌唱も、ビジュアルも・・・もう、もう全部がレベチ超えてぶち上げてきやがった(注:褒めてる)
コ○シに来てるセトリ(私の愛するメタル界隈では最高の褒め言葉)、声の圧、発声・声の艶、表現力、そして1年前とは比べ物にならない程ブラッシュアップされた1人1人の身のこなしと佇まいに加えて装い、板の上での振る舞い。立ち位置1つとってもそれは違って。さらには”我が我が”が魅力のソロに対して、グループとして面として見せるパフォーマンス。全ての魅力が大爆発していた。
以下のことは、あくまで対比として書くだけであって他意はなく、これからもこれまでもずっと最高だと思い続けているんだが、もし気を悪くする人がいたら申し訳ない。
以前のshow caseでは合間合間で休んでるメンバーがいたり、後ろの方で素に近い表情で遊んでいたかと思えば前に前にとかましてはくるが、MCになるとメンバー感で温度差があったり…と、私はそんな自然体の彼らを見るのが何より楽しかったし愛する要因の1つでもあった訳なんだが、このRAPNAVIOでは変わった。
もちろん今でも後ろでこちゃこちゃ楽しそうに話したり遊んでたりもしてて、全部見るには目が足りなく、そこが相変わらず全くもって最高なんだけど!
でも…なんか。なんかね。
メンバーの皆さんの没頭感がこれまでと全然違って深い気がするのだ。気迫もそうだが、個人的にはその集中力の高さが特に印象的に残る。
そして、"我が我が"だけではなく全員で魅せるという意識がそうさせてるのか、これまでにないくらい板の奥行きをすごく感じるのである。お互いがお互いを常に意識しあって繋がって、1つの世界もしくは生命体のようだとすら思う瞬間がある。
11人のラッパーが1つになるなど初めての体験すぎて、あまりにも強烈過ぎる。
個性のぶつかりあいこそが梅田サイファー最大の魅力だと思っていたが、1つにまとまった時の迫力?圧力は凄まじかった。それこそ八岐大蛇ではないが神もしくは魔物のようで、神話の光景を目の当たりにしているような気すらしたのだった。
・・・・・・んだけど。そうなんだけども。もう1回覆すね。
こーんなに文字数かけて小難しく語っても、ぜーーーんぶひっくるめていうと”とにかく楽しい”になる。まさにトリップ。マジでハイすぎて合法的にぶっ飛んでしまった。2時間なんて本当に瞬きほどの一瞬で、アインシュタインもニッコリ相対性理論を身をもって体現してしまった。
そして、こんなバチボコにハードルを上げてみたが、明日からのツアー参加する皆様どうか安心して欲しい。想像力絶対超えてくるから大丈夫。万が一少しでも心配になった方がいたら、松永さんがとんかつ檍の豚汁を語ったラジオを思い出して。あれとおんなじだから。笑
終わった時には体と心が浄化されたように清々しくて、とにかくその後のビールが美味かったマジで。世界中の民みんな行ったほうがいい。
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