デザイナーが伝授!見やすいスライド資料のための4つのポイント-BeforeAfter付き-
こんにちは。fondeskのナカジマです。
10月にfondeskのマーケティング課に移動してきたのですが、実はデザイナーでして、最初にやった仕事がサービス資料の刷新でした。
デザインと言うと「装飾」と捉えられがちですが、一番の仕事のやりどころは情報設計かもしれません。
バナー、サイト、チラシ、パンフレットなどのデザインにおいてもコンテンツの情報設計が非常に大事なんです。
今回の資料刷新でもメインで行ったのは情報設計の見直しだったので、
このnoteではスライド資料の情報設計で抑えておくと良い4つのポイントを実例のBefore・Afterを交えてご紹介したいと思います!
こんな方にオススメ
・資料作りがとにかく苦手
・何に気をつけたらいいかわからない
・いつもメリハリのない資料になってしまう
・装飾でごまかそうとしてカオスになってしまう
1. 1つのスライドで1つの内容を心がける
資料作成において、結構気をつけるところが関連情報の扱いです。
書いているとアレもコレも言いたくなって補足情報をポンポン付け加えたくなってしまいますよね。
そんな時には一度、この情報はタイトル / 見出しの内容に対して純粋な親子関係かどうかを考えてみてください。
「子」に対しての「兄弟」やさらに「子」にあたる情報であれば、あえて書かない、またはその情報は別で独立させるなどして1ページの情報を整理していきましょう。
枚数が多くなっても、スライド1枚の情報量がパッと把握しやすい量であればカーソルやスクロールでリズムよくページ送りしていけるので読みやすい資料だと思います。
カイゼン例
fondeskの受付対応時間についてのスライドから、時間外に流れる音声メッセージのキャプチャと自動音声メッセージのカスタマイズについての言及を削除し、別スライドで独立させました。
Before
After
2.ページタイトル、見出し、本文のテキストサイズに差をつける
テキストはジャンプ率(文字サイズの差)をつけることで読みやすくなります。
(厳密に言うと読もうと言う気を削がずに済むイメージです。)
全部同じ大きさのテキストがぎゅうぎゅうで「字、多っ」となってしまうことありませんか?
資料などで文字の大きさに差異が少ないとこの現象が起きやすくなります。
ジャンプ率でメリハリをつけることによりテキストの周りに余白ができるので、「うっ」となりにくく、テキスト量がそこそこあっても逆にすんなり読まれやすくなります。
カイゼン例
見出しと本文のジャンプ率が低かったので、見出しのフォントサイズを大きくし、ページタイトル:見出し:本文の差を均一にしました。
本文のウェイトを太字からノーマルタイプのウェイトにして、よりメリハリをつけました。
Before
ページタイトル:サブタイトル:本文=2.5:1.2:1
After
ページタイトル:サブタイトル:本文=2.4:1.7:1
3. テキストが多いページは太字や下線で強調を作る
とはいえ、事例紹介ページなどどうしても1ページのテキスト量が多く、ジャンプ率を気にしたところでどうも読みにくくなってしまう😩と言うケースもありますよね。
その場合は太字や下線で強調を作ってそこだけ目で追っても伝えたいことが伝わるような視線の設計をしてみましょう。
ただし、やりすぎ注意!ポイントだけに絞りましょう。
カイゼン例
事例紹介ページはポイントとなる文言を太字にして、メリットには下線を引いてさらに強調しました。
Before
After
4.スライド内のブロック(塊)を意識する
最後はレイアウトのお話です。
全体的な配置はブロック(塊)を意識してみましょう。
全体的に中心に重心がくるように配置するとバランスが落ち着きます。
Before
After
Before
After
いかがでしたでしょうか?
・1つのスライドで1つの内容
・ページタイトル、見出し、本文の文字サイズの差を意識する
・本文の文字量が多い場合は強調を作る
・ブロック(塊)を意識して中心に重心がくるようにする
この4つを意識して、まずはテキストだけで作ってみてください。
そして最後に最低限の装飾で大丈夫です!
それでは良いスライドライフを!!
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