コントを書くにあたって、参考になる東京03のコントをまとめてみた


賞レースやNSCのネタ見せなどで
コントは設定が1番やら、構成力が大事
だというのをよく聞く。

設定や構成力がすごいと言えば誰だろうと
考えてパッと思いついたのは東京03だった。

そこで東京03のコントを
参考にしてみようと思い、
U-NEXTにある東京03の単独公演
第5回から第24回を見て
特に参考になると思ったコントを挙げて、
それらのコントのプロット(?)を
自分なりに書いてみた。

ネタバレ注意


第6回 陰口


二人(角田・豊本)でオフィスの喫煙所で
上司(飯塚)の陰口を言っている

そこに上司(飯塚)が来る
陰口を言っている角田が
上司が来たことに気づく

気づいていない豊本に陰口を止めるように促す

陰口を止めない豊本
開き直って角田も陰口を言いだす
驚く上司
会話にひと段落ついて
仕事に戻るところを上司に止められる

陰口を言っていた部下と
それを見ていた上司とのやりとりが始まる
(飯塚の疑問に答える角田)
・開き直った角田
・クビだと落ち込む豊本
・豊本を慰める飯塚

焦らない様子の角田に
”この場合、普通はこうなる”を
再現して見せようとする飯塚
・角田が陰口を言われている立場
・飯塚と豊本が陰口を言う立場

角田が一度その場を離れる。
二人が陰口を言っているときに角田が来て
自分の悪口を言われていることに気づく
という流れの予定
  →その場を離れてから、戻らずに
   そのまま帰ろうとする角田


第9回 あの話

休みの日に同僚(角田・飯塚)が
居酒屋で飲んでいると、
上司(豊本)から連絡が来て会うことに

嫌な予感がする角田
  →過去にあった
   豊本さんの携帯
   真っ二つに折られてる事件の
   犯人は俺だと飯塚に白状する
  →このことがバレて
   怒られると思っている角田


豊本が居酒屋に来る
「実は今日、話があってな」

豊本が来た理由が結婚の報告をするためだった
バレてないことに安心する角田

豊本がトイレに行く
そのときのふたりのやりとり
 ↳心から祝福できない複雑な気持ちの飯塚
  正義感が芽生えて
  真実を豊本に言おうとするが、
  何でもするからやめてくれと言う角田
角田「お前の欲しがってた
   サイクロン掃除機買ってやる」
飯塚「そんな卑劣な交渉に乗ると思うか?」
  「絶対言えよ」

豊本がトイレから戻ってくる
真実を言わない角田と
言わない角田に不機嫌な飯塚
飯塚が角田の代わりに言おうとするがやめる
サイクロン掃除機で手を打つ


第10回 誕生日


高級レストランに来たカップル
彼氏の誕生日を祝う彼女
・彼氏に尽くす彼女
祝われるほど
 彼女の誕生日のとき何すればいいか、
 プレッシャーを感じる彼氏


・シャンパン
  →シャンパンを飲んだだけで
   帰ろうとする彼氏
・誕生日ケーキ
  →店真っ暗になってサプライズ
  →彼女が思いを伝えている最中に
   ろうそくを吹き消す
・誕生日プレゼント
  →プレッシャーで泣き崩れる彼氏に
   彼女は誕生日プレゼントで
   元気づけようとする
  →彼氏「何入ってんだよ!」
     「すげーこえーよ!」
  →中身を見て
   「俺がすごい欲しかったやつだこれ!」
   「でもなんで俺が
    これ欲しいこと知ってたんだよ」
 彼女「前に言ってたでしょ」
 彼氏「覚えてんじゃねえよ!」   

ますますプレッシャーに感じる彼氏
「俺何してあげれるんだ(彼女)の誕生日に。
 二年は欲しいよ」
「もうこれ以上なんもないよね」
彼女「ごめんなさい」

店員がピアノを持ってくる
弾き語りのため
彼氏「これ以上まだ俺を苦しめるか!」
彼女「ほんとごめんね」
店員「何この状況」

苦しそうな客に店員が「大丈夫ですか」
彼氏「俺はお前も怖い。
   お前は必ず何かを持ってくる」
店員「(動揺しながら)仕事です」

店員が彼氏にピアノの頑張りなどを話す
「本当にいい彼女を、」突然ビンタする彼氏
彼氏「お前も俺に
   プレッシャーを与えるのか!」

彼女がピアノを弾き始めて歌う
彼氏「歌下手だな」


第11回 入居日


カップル(角田・飯塚)の引っ越しを
男の友達(豊本)が手伝う
引っ越しにひと段落ついて
3人でご飯食べに行こうとすると
彼女(角田)が他に好きな人がいるから
一緒に住めないと言い出す

角田は豊本のことが好きだと
告白するがフラれる
角田「やっぱり大丈夫」
一緒に住めると言い出す


彼女は引越し作業を再開する
それを止める彼氏
困惑する彼氏は、急に男友達に告白した
彼女とは一緒に住むのは無理だと思っている
角田「好き”だった”」
飯塚「いやいやいや!
  「あの流れなら
   絶対フラれたらダメでしょ」

豊本に怒る飯塚
「俺に隠れて二人で何があったんだよ!」
角田のことが好きではない豊本
「ほんと何もないよ。本当にタイプじゃない」
・彼氏と一緒に住みたい角田
・一緒に住めない、別れたい飯塚
・好きになられて巻き添えを食らう豊本

一緒に住みたくないが
金銭的には住むしかない状況
 →豊本が代わりにひとりで住むことに


第12回 再会

飲食店で働く二人(角田・飯塚)
そこに客で角田の知り合い(豊本)が来て
話しかけて盛り上がる

飯塚「知り合い?」
角田「いや、違った」

角田は途中で違うと気が付いたが、
引っ込みつかなくて押し通した
豊本は角田のこと知らないのに合わせていた

気まずいだろうから
代わりに行くと飯塚が言うが、
知り合いで通すしかない、
急に行かなくなるのはおかしいと言う角田
 →接客が荒くなる角田

角田になれなれしく接し始める豊本
怖がる角田
知り合いかもしれないと思い始める
飯塚「お前役者やってんじゃん、
   その関係者の人とか」
とはいえ態度は変えられない角田

映画にまつわる話を持ち出す豊本
ビビる角田

接客しに行く飯塚
映画の話とか全て嘘、
グイグイ来るから嘘ついた、
言わないでね、と飯塚に言う豊本


第16回 終業後

終業後に2人きりでいる男女(飯塚・豊本)
会社では普通にふるまうと約束したのに
その約束を破る不倫関係の女(豊本)

そこに同僚(角田)が仕事場に入って来る
見てはいけない所を見て
反射的に「すみません!」

そのまま自分のデスクまでゆっくり行き、
パソコンで作業をし始める角田


上司(飯塚)が部下(角田)に
「一回止めようか」
「入ってくる? あの流れで。見たよね?」
上司と部下のやりとりが続く

飯塚「誰にも言うなよ」
  「家族がいるんだよ。
   そもそも付き合っちゃいけない
   二人なんだから」
その発言に怒る豊本

部屋を出ようとする角田
飯塚「今はいてよ!」
角田が部屋を出る

カッターを飯塚に向ける豊本
飯塚は角田に助けを求める

角田は扉を開けて飯塚と豊本の争いを見て
扉を閉めてその場を去る


第19回 小芝居

居酒屋に同期の角田・飯塚がいる
角田が女上司(豊本)と結婚することに
ここで、この二人からの
結婚報告を飯塚が聞く手筈
 →飯塚は
  角田と豊本の関係を何も知らないと、
  豊本は思っている
 →報告を受けたときに
  初めて聞いたという芝居をしてほしいと、
  角田が飯塚に頼む

 →飯塚は芝居している様子を
  角田に見られるのが嫌だ

豊本がやってくる、芝居が始まる
角田が飯塚に「いいねえ」「やってんねえ」
飯塚の芝居が見事でテンションが上がる

テンションが上がって角田が豊本に
飯塚は全部知っていた、
知ったうえで芝居をしていた、と伝える
 →飯塚の凄さを伝えたいから伝えた
 →豊本「すごーい」
  二人で飯塚の芝居を褒める

角田がトイレに行く
飯塚「角田には、うちらのことは?」
豊本「大丈夫、私たち二人は、
   何もなかったっていう芝居を続ける」


第19回 悲しい嘘


入院している彼女(角田)のもとに
彼氏(飯塚)がお見舞いに来る

検査の結果を聞かれるが、
「私と別れて」と突然言う角田
飯塚「せめて理由を言ってくれ」
角田「他に好きな人ができたの」
飯塚「嘘つくな」「もしかして検査の結果
   良くなかったんじゃないのか」
    →腫瘍が見つかった

飯塚「俺に支えさせてくれよ」
  「大丈夫、
   何があったってそばにいるから」
角田「ほんとにいいの?
   このままだと二股になっちゃうけど」


飯塚「え? それ嘘じゃないの?」
勝手に、他に好きな人ができたっていうのは
自分のためについた悲しくて優しい嘘
だと思っていた
飯塚「腫瘍と好きな人
   どっちもできたってこと?」

婚約者と別れたくなるほど好きな角田
飯塚「ほんと嘘つかないね」
角田「私嘘嫌いだから」
その相手は誰かと聞くと
角田「さすがにそれは言えない、傷つくから」
飯塚「今さらおせえよ」

先生(豊本)が来る
角田の様子を見て「絶対こいつだよね」

先生と彼女が付き合うことに
先生「(飯塚に)失礼ですがあなたは?」
角田「いや、親戚です」
飯塚「嘘つくんじゃねえか」


第22回 発覚

フードコートにいるカップル
彼女(豊本)が彼氏(角田)に
話しかけるが、スマホ触ってて上の空

ベルが鳴り、彼氏が料理を取りに行く間に
彼女が彼氏のスマホを見る

彼氏が戻ってくる、「みほって誰?」
とぼける彼氏を問い詰める

他にも女とやり取りをしてるのが見つかる
女たちとの連絡のやりとりを読み上げる
 →全員に断られていた
  全然モテてないことに驚く彼女は
  恥ずかしく思う
 →彼氏「浮気はしてなかったでしょ」
  彼女「できなかっただけでしょうが」

彼女「一人もいい感じの子いないわね」
彼氏「そんなことないよ、
   かおりはいけると思ってる」
  →かおりとの連絡を見て「全然ないわ!」
  →自分の彼氏には
   多少モテるくらいでいてほしい
   モテなさすぎはキツイ
「二人で飲みに行く誘いくらいで
 断られてんじゃないわよ!」

彼女「電話して」
「あなたの良いところを言うのよ!」
困惑する彼氏「戸惑うだけだから!」
彼女は全員に電話するつもり
「かおりからいこうか」

彼女「あと、かおりはいけると思ってる
   っていうさっきの発言何なのよ!」
彼氏はハッとする「すみません」

誠心誠意謝る彼氏
彼女「私だけなら別にいいのよ」
  「すごくカッコ悪い男が
   自分のパパだったとしたら
   この子、可愛そう(お腹をさする)」
彼氏「え? 
  (妊娠したことに対して)ホントに?」

彼氏「結婚しよう」
うなずく彼女
彼女「断られなかったね」
安心する彼氏
彼氏「俺もう断られない男になるよ」
彼女「それって浮気するってこと」
彼氏「そうじゃなくて、
   ちゃんとするってこと」

彼氏は記念に(赤ちゃんを含めて)3人で
写真を撮ることを提案
彼氏「誰かに撮ってもらおうか」
「(通りすがりの人に)すみません、写真、」
  「あ、ごめんなさい」
彼女「断られんのかい」


第24回 ある疑惑

自分のせいで働いている工場が
大変な目に遭っている現状
頭に血が上って突発的に
二つのデスクの上にあるものを振り落とす

社長が部下に
「お前のデスクこれだよな」
(自分じゃないデスクを二つ)
(社長と上司)
「冷静さを失っていました」
「嘘つけ。冷静だったろ」


否定する
「よくドラマとかであるじゃないですか」
「それをやってしまうような精神状態に
 なってしまってっていうことですから」
「一回目の俺のデスクだけで終わってたら
 その理屈で通るのよ。二回やって
 二回とも人のデスクはあり得ない」

問い詰められて答える
・最初の社長のデスクの時は
 突発的にやってしまった
・二回目は上司にいろいろ言われて
 ムカついてわざとやった
謝る

社長にさらに問い詰められる
「全く自分に酔ってはなかったですか?
 こういうシチュエーションにどっか
 憧れがあって、いつかチャンスが来たら
 ガシャーン、やってみたかった、
 っていうわけではないですか?」
黙り込む
「はい! 振り出しです」
謝る

一回目、ガシャーンやった直後
デスクにある鏡で自分の顔を見てたところを
社長は見てた
「俺今どんな顔してるかな?
 カッコいいかな? 見たろ」
「見ました」
「カッコよかったか」
「カッコよかったです」
「冷静でしたね」
「冷静でした」

謝る
謝りながら鏡見る
「なんでだ、お前マジか、カッコよかったか」
「カッコよかったです」
「うるせえよ、
 カッコいいわけねだろこんな体勢のやつ」

自分のデスクでやられるのは嫌な部下
 →部下が退職金貰えるか聞いたら、
  社長が部下の机をガシャーン


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