8.十四才
ケンタッキーって、どうしてたまに食べたくなるんだろう。
おいしいアジフライとかさ、トリからとか。
出来合いの冷凍もいいし、友達が揚げてくれたやつでもいい。
でもできるだけ、揚げたてがいい。レモンはしぼってもしぼらなくてもいい。アジフライなら、タルタルソースでもいい。最近「西洋料理店」のしごとをしていたため、西洋料理店の歴史が気になっています。
中学生のときに友達がブルーハーツとハイロウズのカバーバンドをしていて。ライブハウスに行ったのもこのときが初めてだったし、お客さんもたくさんはいなくて、客席後ろ側の空きスペースで踊り狂っていたのでした。
日曜日からの使者は、うんざりする日曜日の夜、カラオケで歌ったり、千年メダルを結婚式の二次会で、うっすら泣きながら叫んだりしてた。
この十四才という曲は、不思議な曲だなと思っていたし、最近改めて聞き直して、また謎が深まったりしたの。
『リアル よりリアリティ』
というサビから、私はわからなかったんだけど、その言葉の響きが面白くて、なんとなく口に出したりもしたりして。
リアリティって、なんとなく「リアル」ではないけれど、「リアル」っぽい、まがい物、うそっぱち、って感じがしてて、リアリティ よりリアル!だろうって考えてた。
このあと
『流れ星か 路傍の石か』
って続くんだよね。
輝いて、宇宙空間をとびかう星。星って言うと素敵だけど、石やん?
そして、同じ石でも、道にコロンと、ただそこにいる「石」。
石というリアルと、流れ星というリアリティ。
スターだって、松屋行くし、汗もかくし、スーパーで買い物するんだよね。
そのものを見つめる、感じ取る角度や、その「意志」の違いで、世界の見え方は変わる。なんなら、14歳のときの世界の見え方も、まだまだきっと繋がっているんだなっていう。
中学2年生が14歳なんだって。
なにしてた?14歳。私は、14歳のとき、まだ全然なにもわかっていなかったなって思うし、14歳は本当に荒れていたなあと思う。自分の力では何も手に入らないことも悔しかったし、自分は、誰でもない自分なので、誰の言うことも聞きたくない、すべてをナメていて、すべてを見下しているみたいな性格の悪い子供だったなと思う。
石ころを蹴って歩いた帰り道。
意志なんて対してないのに、頑なに人の言う事を聞かなかったなあ。とか思い出しました。
次回会ったときは、14歳ごっことかしましょうよ。全員反抗期!
お返事時間かかってごめん!