26.緑酒/東京事変
今いるところが正しいか、正しくないのか。
自分にとって正しいとはなにか?
時の流れに身をまかせてきたし、今回も実はそうなのだけど、それにしても自分の中で、決めきれないことがあった。自分はひょっとして恩知らずなのではないか、とか。自分は、この土地を裏切ることになるのではないか?とか。それくらい人に助けられてこの土地でも生きてきたから。
決意を決めてから、見えるものがちょっとずつ変わる。「懐かしい」の準備を心が始めている。決めてから、ひょんなところで人に会う。久々の人ばかり。会えて良かった!元気か心配してた。なんて声もかけていただく。
後ろ髪をひかれる思いと、新幹線のスピードの間で、頭を抱えて、赤ペンを握っている。それくらい、たくさん歩いたこの土地での「普段」がすっかり自分のものになっているような感覚があったのだと思う。この後におよんでまだ悩む部分があるけど、つながりながら進めたらありがたい、という結論にいたる。なぜなら、徒歩圏ではないけれど、わりとすぐそこだから。
人生、なんどもやり直せる。まだ、なんでもできる。なんて、嘘だろと思っていた。20代にはすでに思っていた。自分のことを好きにもならず、好きになってもらえるとも思っていなかったから、なんでもよかったんだと思うし、何もわかっていなかったのだと思う。
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」
今は執着がある。まだ、なにもしていないのではないかと。
次世代に何かを残す、ということを大切にしていきたい。
次世代へただ真っ当に生きうと言い放てる時 遂に祝う
その一口ぞ青々と自由たる香さぞ染み入る事だろう
伝う汗と涙が報われて欲しい皆の衆
今日、離れることが決まりました㊗️