ゴジラ対モスラ
怪獣映画10周年を記念して東宝が制作し、タイトルにもあるようにモスラとゴジラの闘いを初めて描き、その集大成を狙った作品。明確に善・悪に分けた怪獣対決の図式を初めて導入した作品でもあり、本作品でのゴジラはモスラに対する悪役として描かれている。また、ゴジラとしては初めて飛翔型の操演怪獣との対決となった。第1作『ゴジラ』および『モスラ』を踏襲した描写が多く取り入れられている。
一見単純な娯楽作品の体裁をとりつつも、「観光開発ブーム」「背後の興行師による暗躍」「新聞の第三権力化」など、当時の世相への批判がさり気なく盛り込まれている。また、主人公が新聞記者という設定には、当時の社会派推理小説ブームが反映されている。
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