INTJから見たINFJの生きづらさ
ベンチャー企業で共に働く同僚にINFJの方がいる。
16タイプの中で一番精神年齢が高いとの説があるだけあって
物静かで同じ空間にいる時の沈黙も心地よく、超絶陰キャの自分としてはとても波長が合うタイプだ。
個人的には同僚の中で人としては一番気楽な相手なのだが
やはりベンチャーという性質上、
ハイペースに効率的に物事を捌くことを求められるし
ある程度「得にならないクライアント」は見切って上手にリソース配分をする必要もある。
どうもその方はそういうのが難しいらしく
優先順位がグチャグチャになってしまう
「得にならないクライアント」に尽くして疲弊してしまう
部下に過剰に気を遣いすぎてしまう
など、本来よけられたはずの苦労を背負い込んでしまうことが多く
こちらも「なぜこんなことに…」と頭を抱えることが多々ある。
自分もたいがい生きづらさを抱えて生きてきたが、
もしかしたらNF型、特にINFJの生きづらさというのはまた別格のものがあるのかもしれないと近頃感じている。
同じNFでもENFJはとにかくコミュ力と明るさが圧倒的に武器であり
そこで劣等Tiをカバーしやすい。
ENFPはひらめき力とFi持ちゆえに自分の気持ちさえ納得できれば
突き進んでいける。
人に振り回されることはあまりない(むしろ振り回すので)
INFPはかなり生きづらそうではあるが、やはりFi主機能なので自分の気持ちを最優先に生きられるのではないだろうか。
エニアグラム4w3だと自分の気持ちと世間のギャップに苦しみそうではあるが…
INFJは自分と同じNi主機能なので、先読みなどは得意だと思っていたのだが
どうもそれはTeとの組み合わせだったのかもしれない。
自分のいつも感じる「これ後でめんどくさくなるからこうしておこう」はNiだけの働きではなかったようだ。
INFJの場合は
Niの「こうなるだろう」を
Feの「この人はどう感じるか?」と組み合わさることで
とにかく相手に嫌な思いをさせないことに注力してしまい
過剰に気を遣ってしまったり尽くしすぎて疲弊してしまうのかなと。
同僚のINFJの場合はさらにそれだけ尽くしているにもかかわらず
その優しさが貴重であることがあまり外に伝わらず結果にも繋がらず
いいように搾取されてしまっているように見えるのが見ていて苦しい。
自分もなるべく、もっと自分のずる賢さを活かして「ここはこうしちゃいましょう」とフォローできるようにしていきたい。
ただ、この人が無理にずる賢いやり口を取らずに済むポジションは他にあるのではないかと考えずにはいられない。
会社の中でもっと存分に人に寄り添えるポジションを創設できるように
自分も知恵を絞っていきたい。
もしここまで読んでいただいたINFJの方がいれば、社内でもこういう業務ならやりたいなどがあればヒントをいただけると幸いです。