恥ずかしいですが、”痔”の手術してきました。。。
はじめに
40代半ばにして、ついに覚悟を決めて痔の手術を受けました。この体験をnoteに残すべきか迷いましたが、同じ悩みを抱える方の役に立てるかもしれないと思い、記録として残すことにしました。痔で悩んでいる方、手術を考えている方は、ぜひ読み進めてください。
【こんな人にオススメの記事】
・長年”痔”で悩んでいるけど、相談できない
・ネット調べても行動に移せない
・ご自身の”痔”の程度で手術は必要?
・実際の手術はどのような感じ?
痔との出会い:30年以上前の記憶
思い返せば30年以上も昔、中学2年生の夏のことでした。部活動から帰ってきた後、突然の腹痛に襲われトイレに駆け込みました。「暑い中でスポーツドリンクを大量に飲んだからかな」と思いながら用を足していると、案の定下痢気味でした。
まだ少し腹痛が残る中、トイレから出ようとお尻を拭いた時、「あれ?なんかある」と違和感を覚えました。当時は何だかわかりませんでしたが、今思えばこれが「痔」との出会いだったのです。
痔の原因:心配性が招いた結果
今になって振り返ると、痔の原因は明確です。
小学校高学年あたりから「夜中にトイレに行きたくない」(怖いから) 「外出先でトイレ(大)に行きたくない」(恥ずかしいから)という心配性のせいで、もよおしてもいないのに便座に腰掛けて力んでいたのです。この習慣が、痔を引き起こす大きな要因となりました。中学校に入るとこの習慣もなくりましたが、蓄積はしていたようです。
長年のお付き合い:恥ずかしさと無知が招いた放置
その後も、正体不明のまま月日は過ぎていきました。病院に行くのは恥ずかしいし、親にも言えない。90年代半ば~2000年台はインターネットもまだ発達していなかったので、調べることも出来ず。ただそこまで不便さは感じていなかったのと、すぐに引っ込むのに気にもしなくなりました。
月日は流れ次第に痔は大きくなっていき、自力(尻の穴に力を入れる感じ)で引っ込めることができるうちはまだ良かったのですが、社会人になると状況は一変しました。
社会人生活:症状悪化のきっかけ
社会人1年目、4ヶ月の研修期間を経て配属された店舗は実家から離れた場所でした。会社から用意された社宅で悠々自適に暮らしていましたが、ここで大きく習慣付けるような環境へ変化しました。
・朝ギリギリまで寝て、トイレは店舗に着いてから済ます生活。
・店舗のトイレが和式だった(痔には最悪の環境)
・ストレスによる過敏性腸症候群で毎日下痢気味
これらの要因が重なり、痔の症状は悪化の一途を辿りました。
悩み続けた数十年:手術への躊躇
正直なところ、長年手術を避けてきました。
まず「肛門科」という病院に行くことがものすごく高いハードルでした。一番に恥ずかしさが先行し「周りの人からどう見られるのか」「医者とは言え、お尻を見せるのは・・・」「まだ大丈夫だろう」と軽視したり、術後の痛みへの恐怖、会社を休まなければならないこと、症状は4段階のうち、おそらくステージ3か4の境界線上(自己判断)。日常的に「痔」が顔を出し、調子の悪い時は意識せずとも外に出てくる状態でした。
特に朝、トイレを済ませてから10分ほど歩くと、こちらの意思とは関係なく痔が顔を出す。この不便さに、徐々に「なんとかしなければ」という思いが強くなっていきました。
手術を決意したきっかけ
長年躊躇していた手術ですが、いくつかの要因が重なり、ついに決断する時が来ました。
・職場に数年ぶりの新人が入社し、仕事に余裕ができた
・夏季休暇を最大限活用できる(最大9日間の休暇取得が可能)
・子どもたちの成長により、妻への負担が軽減
・高齢になってからより、体力のあるうちに治療したい
・災害時のトイレ問題への不安
・2025年7月5日の大災害説(都市伝説)
これらの理由から、1年以上前から上司と相談し、計画的に休暇を取得することにしました。
事前診察
お医者さんにどんな状態なのか見てもらわないといけないので、診察を受けることに。
症状を説明し「状態を確認します」ということで診察室のベットに横になり、胎児のようなポーズでお尻を見られます。この段階では”痔”は体内に収納されているので、「そこまでひどくはないかも」「詳細に確認するなら”脱出検査”もしますよ」との一言。
長期間悩んできたので、このまま帰るのも嫌だったし明暗はっきりしたいということで検査することに。
・浣腸を入れて排便時の痔の状態を確認。看護婦さんにその状態を撮影。
・内視鏡カメラを肛門から入れ、腸内のがんやその他の症状がないか確認
結果、そこそこ立派な”痔”であることは確定。そこで迷いなく手術を受けることを決意。ただ仕事の休みも調整しないといけないので、約1年後に行うことを告げる。数か月に1回、診察を受けて入院日と手術日を確定。
いよいよ入院(1日目)
手術前日の朝、病院に到着。9時から入院手続き(書類関係)とコロナ検査を済ませ、12時半に病室に入りました。大きな病院だけあって待ち時間は長かったですが、ようやく入院生活がスタートしました。
注意点として、入院手続き後は病院から出られないことを知りました。車に荷物を取り行きたかったのですが、基本的には外出禁止とのこと。(本来はダメでしたが、車の移動もあったので一応OKもらいました。)
初日は当然のことながら何もしてないので至って普通の生活。ただ、病院食の量の多さには少々驚きました(個人差があるのでしょう)。
いよいよ明日、手術の日を迎えます。
次回の有料記事では、私が実際に体験した状況を詳しく語っていきます。写真はありませんが、担当医師の手術方法や具体的な入院費用の画像もアップしています。これらの情報をもとにみなさまの悩みを解決する手助けができれば幸いです。ぜひ、次の記事もお楽しみに!