遊戯王の禁止制限に意味ナシ
遊戯王OCGのインフレや加速に対し、KONAMIが打っている手があります。
カードの禁止制限です。
これはどのカードゲームでもやっている事なので別に普通の事です。
が、遊戯王の制限規制は最早意味をなさなくなっています。
もはや治療不能
先攻の展開を止める理由にならない
遊戯王における規制基準は主に二つ
①少し前に流行ったカードを規制して新しいカードの使用を促す
②先攻ワンキルや全ハンデスなどのゲーム性を破壊する行為が流行した
場合に抑制する
①は現在販売しているカードを規制する訳にはいかないので、既に売り上げに貢献する役割を終えたカードを規制するのですが、結局やっている事に対して違いがないので実感として意味を見出せません。
また制限や準制限では結局引き込めてしまうので禁止にすれば効果があるかというと金返せになりかねないし。
②先攻で勝負を決めるカードについては既に数が多すぎるので無意味です。
せいぜいが最近目立ってきた、ぐらいの理由なので他のカードを使えば良いのです。ここにも後攻プレイヤーとしては盤面を眺めるだけで終わるケースを防げていません。
手札誘発は当てにならない
もう一つ先攻展開を抑制する手がありますね、手札誘発です。
手札誘発の概念であるとかどれが有効であるとか語ればキリがないので
そんな事はしませんが、信用できる程
頼りがいがあるかというと微妙です。
後攻プレイヤーは40枚以上のデッキの内から5枚を初手に引き、その中に
手札誘発を引き込まねばならないので運頼みです。
デッキの全てに積み込めば100パーセント引き込めますが
それは最早デッキと呼べるシロモノではありません。
中間をとって50パーセント程度積み込んだとしても
引いたカードが状況にあっていなかった場合は意味がありません。
もっと言えば先攻は手札誘発を【無効化】する手段や別の展開ルートがある
のでそれでも止まらなかったりして・・・
いや抑制の為の手段を無効化してどうするんですか?
ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるのですか!?
ルールを壊すかカードを壊すか
もし現在のルールのままゲームの破綻を防ぐとしたら
一気に100枚以上のカードを禁止にするとか
どんなカードでも一枚で止められる誘発カードを出すとか
そうとう無理のある事をしなければ根本的な治療にならないでしょう。
実際には紙のカードプールでそんなに所持していないだろうし
一枚のカードに殺到して手に入らないとか別の問題が発生しますが
それぐらい現在の遊戯王は酷い状態なのです。
KONAMIさんもいい加減に
【もう無理です、手の施しようがありません】
と宣言した方が早いかもしれませんよ。
今ならまだ間に合います。ズルズルと同じ事を繰り返すのではなく
根本的な治療に着手しましょう。
デュエリストも声を上げましょう。