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Rio Zouk Congress 2025 in Brazilレポ

ダンスに全振りすると決意してから半年経ち、行ってきました!Brazilian Zouk本拠地ブラジル。

ぶっちゃけブラジルってどうなの?!

治安について

ここが皆一番気になるところかなとも思う。
私も正直相当ビクビクしていた。Youtubeでブラジルと調べてみると、中南米色々旅している女性Youtuberが中南米の中で一番治安悪い!と言ってたり、ファベーラ(favelaとは、ブラジルにあるスラム街や貧民街を指す言葉。リオやサンパウロなどの大都市や郊外に点在)で撮影してたらギャングにカメラ没収されて連行された!という動画があったり。
コロンビアへ旅行をしたこともあったが、今回は1日目一人でリオ入りしてAirbnbにチェックインしなければならないこともあり、怖いなあと思っていた。
だがしかし、どの国とも同じで気をつけることを気をつけていれば問題なしであった。

気をつけるべきこと

気をつけるべきことは以下の通り。
何も盗まれず・奪われず危ない目には幸い一切遭わなかった。

  • アクセサリーなど高価なものは身につけない。これはローカルからも念押しされたため、普段つけているネックレス・指輪類は全て外して行った。Applewatchはつけてたけど、特に問題なし

  • 服装も高価なものを身につけない。時期にもよるが、私は短パン・シャツ・ビーサンでいつも歩いた。

  • 行くべきではないところに行かない。favelaとか。ツアーなどもあるみたいだが、あえて危険エリアにいかなくて良い。

  • 移動はUber。特に夜は暗くて人気がないエリアは一人で歩かない。Uberはとても安い。30分走らせても3000円いかないくらい。近場だと300円程度。空港からUberへの乗り方も整備されているので、事前にアプリをダウンロードしてeSIM等でネットが使える状態になっていれば簡単。Bike Itauというシェアサイクルも街中に点在しているので天気が良い日はそれで散策しても良い。但し、車の運転が荒めなのでチャリを漕ぐときは十分注意しよう。

リオデジャネイロについて


リオデジャネイロの風景


私が滞在したエリアはイベント前はIpanema、イベント中は会場の近くのTijucaのエアビーだ。IpanemaやCopacabanaは観光エリアなので比較的夜外を出歩いても明るい場所であれば問題なし。どちらのエアビーもオーナーがとてもフレンドリー。チェックインのタイミングもフレキシブルだし、おすすめのお店なども教えてくれる。
ちなみにリオは日本でいうと福岡・沖縄的、スペインでいうとバルセロナ的な感じで、さらなる大都市サンパウロは、日本で言うと東京、スペインでいうとマドリードのようなイメージだ。リオは政治経済があまり良くないため、リオからサンパウロへ引っ越す人が数年前から増えているとのこと。どちらかというとリオへはバケーションで来るケースが多いらしい。サンパウロは行っていないのでわからないが、リオは山と海が両方あるため、アウトドアアクティビティをしたい人にはもってこいな場所である。

おすすめスポット

メジャーな観光スポット以外で、良かったなと思った場所。

CASA PANÔ RESORTWEAR | IPANEMA
ローカルお洒落女子に紹介してもらったファッションブランドのお店。リオの人のことを「カリオカ」というらしく、このブランドの衣類は「カリオカっぽい」らしい。麻や薄めの記事で作られたリゾートファッションでめちゃくちゃ可愛い。お店で働いているお姉さんたちもめちゃ可愛い。

Flora  
エアビーの人に紹介してもらったCopacabanaの絶景が見えるカフェ。ブランチにぴったりだ。ワッフルが絶品。

TaygraRJ  
Zouk, Lambada等を踊る人なら誰もが知っているブラジルのダンスシューズTaygraのお店。種類がとにかく豊富で天国。入り口が非常にわかりにくいが、1階のゲートをゲートキーパーのおじさんが開けてくれるので、エレベーターで上にあがろう。ちなみにこのお店の中にもスタジオがあってプライベートレッスンで使用されている。ほんま天国。

Dianna Bakery ここはリオの都心部ではなく、イベント会場のTijiucaに位置する。私のブラジル人の友人の友人が経営しているベーカリーカフェ。雰囲気がとてもおしゃれで、コーヒーもパンもとっても美味しい。タピオカで作られたポンデケージョが絶品。

ちなみに購入したお土産類はこんな感じ。友人にポンデケージョの粉をおすすめされたので買ってみた。

他にも書きたいことは山ほどあるが、そろそろ本題のダンスへいこう。

Rio Zouk Congressについて

Rio Zouk Congress (通称RZC)は、リオデジャネイロで毎年開かれているZoukのイベントだ。実際の人数は不明だが500名以上参加しているのではという肌感。即興ダンスコンペのJack &Jillは今回300名という歴史上最も多い人数が参加していた。今年は1/9-12の合計4日間に渡りリオ都心からタクシーで30分程度離れたTijucaという場所のテニスクラブで開催された。

全体のプログラムはこんな感じ

基本的には日中に色々なアーティストによるワークショップ、18時頃からJ&J、パーティーが23時〜翌朝5時まで。以前レポートしたMadrid Zouk Bachata Congressと似たようなスケジュール感だ。

全体スケジュール
ワークショップ詳細スケジュール

プライベートレッスンについて

前回のマドリードレポの時に記載したが、できる限りプライベートを取るつもりだったので、1日目はワークショップの様子をみてみた。フェス自体の1コマ50分程度のワークショップは人数も非常に多く、参加者のレベルもマチマチなので、ルーティーンの触りをやるような印象のものが多かった。BeginnerとIntermidiate/Advancedで一応レベル分けはされているが、正直その差もそこまで感じなかった。そのため、始めたての人にとっては色々学びが多いと思うが、そうでないと得られるものが少なめ。
ワークショップの満足度がマドリードより低めな感覚だったのは、フルパスが500レアル(=13000円程度)と安めだったこともあるかもしれない。

ということで気になるアーティストのプライベートをお金と時間が許す限りとってみた。

Carioca & Deborah
  • Arthur Santos オンラインのダンス講座が受けられるVdance ClubでズークのレッスンもしているArthur。

  • Rau e Isa 私がズークを文字通りDay1として学び始めたときに来日した大好きなふたり

  • Anderson Carioca e Deborah Aguiar  来日したときにフレンドリーな笑顔に癒されまくったCarioca。最近Deborahとダンスパートナー(兼恋人)として活動を開始。

  • Paulo Dias上海に住むメキシコ人のダンサーにリオ行くなら彼いいよ!と紹介してもらったPaulo。長身のイケメン。今回のJ&J AdvancedではVictoriaと踊って大活躍

  • Ingrid Soter & Rhawann MoraesLambadaダンサー夫婦。二人とも背が高くてボリューミーなのでダイナミックなLambadaを踊る素敵カップル。英語は苦手。

  • Ariel & Letícia  Lambada Masterと呼ばれる大御所な二人。ワークショップでも超ロジカルでわかりやすい説明をしていた。


Arthur


各アーティストの良さがあるので、それぞれどうだったかについてのコメントはここでは避けるが(知りたかったらDMしてね)、一つ言えることとしてブラジル出身かつブラジルに住んで活躍している方々のプライベートは日本で受けるよりはだいぶお安め。旅費交通費を加味すると一定期間滞在して、一定のプライベートを受けないと元はとれないが。是非現地のお気に入りアーティストを探してインスタなどでコンタクトしてみよう!
私は上記全て上のアーティストにフェス前日あるいは当日に連絡をして枠を押さえてもらった。ブラジルなので(?)そんな感じの緩いタイミングのアポどりでも超大人気アーティスト以外は取りやすい。
短期滞在だし貴重な機会なので取れるだけ取ろうと思って、気づいたら合計8時間受けていた笑。ものすごい量のインプットを得たので、帰国後は復習してアウトプットに専念する次第だ。

パーティー(ソーシャル)について

前回マドリードレポでは、フォロワー余りなので気合いいれて声かけていこう!めげるな!と話をした。
今回もそうなのかなあ、、と思って気合いを入れ直さねばと思っていたが、本場ということもあり、圧倒的に踊る人たちの数が多く、大満足できる程度に踊ることができた。もちろんフォロワーは多めだが、プライベートをとったアーティストは顔を覚えていてくれるので、目が合うと踊ってくれたり、それ以外の人も上手な方が大半で誰と踊ってもとにかく楽しい。1人でも知り合いがいたら、その知り合いをつてに色々な人と話をすると踊ってくれる人がみつかりやすいのでシャイならず積極的にいこう。

特にランバダが流れた時のローカルの人のバイブスがすごすぎて痺れた。語彙力がなさすぎて全然うまく説明できないが、空気感・体の隅々から伝わってくる熱気がものすごいのだ。

2日目(金曜)のパーティーは4時半頃からソーシャルが終了し、DJがメインとなりサンバやレゲトン的な音楽で皆でワイワイ踊って締める。こちらもまたバイブスが凄すぎて、ブラジルのサンバに始まるダンス熱を直に感じる体験であった。

今後の野望

今回はRZCにしか参加ができなかったので、泣く泣くRZC最終日にブラジルを去ったが、この時期は翌週に最大のイベントであるInternational Zouk Congressやその他諸々のイベントもある。多くの人にIZCも行くよね?!と聞かれ、ううう行かないんです。。と聞かれる度に落ち込んでいた笑。
またイベント以外にもローカルアーティストのプライベートを受けたりもできるので、年に1回はブラジルに来たい、そしてできれば1ヶ月くらい滞在したい。1ヶ月は厳しくともミニマム2週間はあるとリオとサンパウロ両方楽しめる。宣言すると実現しやすいので、とりあえず宣言をしておく。

さいごに

ブラジル一人で行くの怖いし、遠いし、やめておこうかな・・と何度も怖気付きそうになったが、実際に行ってみると怖くないし、気づいたら異なるイベントで出会った友人も来てた!みたいなことがあり一人ぼっちなこともあまりない。
とにかく人が暖かくて、たくさん踊れて、学べて最高。何か趣味をみつけたら人生1回は本場を絶対に見に行った方が良い。文章や動画からは伝わらない何かが必ずある。
ブラジルを離れて、なんだか久々に失恋をしたような気分だ。そのくらいブラジルに恋をしてもう一度絶対訪れたいと思ったそんな濃密な旅だった。

では、Chao!


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