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初心者の為のアークノヴァ攻略講座(超初級編)

今日は私が1番好きなボードゲーム『アークノヴァ』の脱初級者編です。アークノヴァは初級者→中級者→上級者で考えることが変わってくるゲームです。なので上級者がこれを読んでもちょっと違うなと思う事があるかもしれませんが、まずは初心者のうちはこの考えをしっかり身につけていく超基本編をお話ししていこうと思います!初級なのでまずは勝つことよりも戦略をしっかり立てて考えられるレベル。勝てなくても自分の中では上手くできた!これがやれれば楽しいです。これもアークノヴァの素晴らしさですよね。


①最初の8枚の手札は保全目標から考える!

アークノヴァでまず最初に選択を迫られるのが初手の手札8枚の中から4枚を選ぶことです。この4枚の差の優劣が結構差がつきます。この考え方を書いていきますのでまずは参考にしっかり選べるようになりましょう!

①−1:1or2ラウンド目の協会アクションで保全計画を達成する!

初手の4枚でまず考えることはどの保全計画が1番達成しやすいか?です。例えば基本保全計画にアジアの2がある場合は、1ラウンド目にアジア動物園提携をして1匹でも動物プレイすれば達成します。より高い保全目標に行きたい気持ちも分かりますが、まずは2ラウンド目までに保全計画を1回は達成することを念頭において下さい。保全計画は達成ボーナスが強力なのでアークノヴァを攻略する上では非常に優先順位が高いです。手札に繁殖計画系の保全カード+対象動物があったら結構やりやすいですね。
また、忘れてはならないのが野生復帰の存在です。初心者の頃私は野生復帰の何が強いのか分かりませんでしたが、野生復帰はかなり強いです!このカードがすごいのは1ラウンド目から簡単に保全計画を達成してしまうという事です。
1ターン目建設→2ターン目動物→3ターン目野生復帰。これが最短の保全目標達成ルートです。これが大型動物の野生復帰なんて日にはもう初手から保全レベル5のボーナスまで頂けてしまうからやばい。訴求点の低いタイリクオオカミをいきなり野生復帰すると激強いですので手札に揃ったら是非やりましょう!
以下に2ラウンド目までに達成しやすい保全計画一覧を記載していきます。

基本保全計画系:上述したように大陸系の基本保全計画は達成しやすいです。そして種の多様性は2ラウンド目で5保全点も狙える非常に達成しやすい目標でもあります。ホッキョクグマの展示場があれば最高です。
繁殖計画系:草食動物繁殖計画などのカードです。これは達成しやすいですし動物園提携スタートがネックとなる評判も上げてくれるのでありがたいですね!
野生復帰:初手の最強です。注意点はあるものの手札に来たら基本やるべき!
小型動物:見落とされがちですが小型の2は初手でもプレイできるので狙いやすいです。
水生や登山:水族館や架空索道があれば余裕ですし動物2でも手札次第でいきやすいです。
研究:後追いがされやすいので初手で嫌う方もいますが、大学研究2や後援者カードとの組み合わせでいける時もあります。

①-2:価値のある動物プレイと価値のある後援者カードを優先する

最優先は保全計画ですが、目標まで遠かったり、手札がほぼ後援者カードなどの場合はどのように選択したら良いでしょうか。いわゆる絡みが悪いという時ですね。
この時は基本、価値のある動物1プレイは絶対にする!という考えを持ちます。価値のある動物とは、やはり保全計画に関わる動物だったり、訴求点が高かったりする動物です。ふれあい動物2個プレイなどは初手でやると結構強いです。また、価値のある後援者カードがあるならば優先してプレイしていきたいです。保全計画に関わるアイコンを持つものや、ペンギンのプールやミーヤキャットの巣穴など訴求点を上げ続けてくれるもの等、基本後援者カードは早いラウンドでプレイする方が価値が高くなるものが多いです。1ラウンド目の連邦助成金や通用口はプレイできるなら脳死でプレイして良いレベルで強いです。
ただ、これはあくまで保全計画が煮詰まった時に考えるべきもの。まずは保全計画を最優先し、その後にこれらの動物や後援者カードを考慮していきましょう。

①-3:強力なカードをどこまで優先するか?

次のテーマとして、強力なカードをどこまで優先するか?です。強力なカードは文字通り強いですが、プレイするまで時間がかかるので手札が重くなります。従って、これはあくまで①の1、2を考慮した後に余裕があれば考えることです。初心者のうちは手札管理がしづらいので正直強力なカードを無視して考えても良い!といいたい所ですが、やはり保全計画に絡む強力なカードはさらに強いです。以下に強力なカードの一覧を載せておきますので、基本的に目標アイコンに絡めば必要に応じて候補に入れてみて下さい。
【重いけどプレイすると強い最強の動物カード達】
イヌワシ・ハクトウワシ:決断の連続手番は強すぎる。
・ジャイアントパンダ、アムールトラ、スマトラトラ、ガラパゴスゾウガメ:単純な高得点カードで強い!
アジアゾウ・インドゾウ:最終得点が絡めばかなりの高得点
・テングザル:高得点だし、霊長類がたくさんあればなお強い
・マレーグマ:コスト安くてアクション協会はマジで強すぎる

特に条件が簡単なガラパゴスゾウガメやマレーグマは個人的には入れる事が多いです。
また、これらとは別に9点以上を生み出す動物達や、追加効果が強力なカード達は結構います。
・9点以上の価値がある動物達:
ジュゴン、トキイロコンドル、ナイルワニや目標が絡んでいる象徴的動物等
・追加効果が強力なカード達:
催眠の2動物や、混在激安高得点動物グレイビーシマウマなど。同じ理由からふれあい動物も強い。
【重いけどプレイすると強い最強の後援者カード達】
・改良後の後援者カード全般:科学実験所や探検家など改良後の後援者カードは強いです。有能な伝達者はワーカーが手に入ったりもします。1ラウンド目から改良が可能な状況なら積極的に入れて相手との差をつけましょう!
・科学博物館・医学の飛躍的進歩:研究アイコンが4いるこれらのカードも1ラウンド目からいけるなら入れて良いです。これらのカードの場合は動物プレイが絡んでいない時の1ラウンド目は後援者プレイだけ!とする場合も稀にですがあります。
・世界動物園水族館の特命:評判6が必要ですが動物コミットして毎回2or4訴求点ずつUPさせる最強カードです。めったにないですが1ラウンド目から評判6が達成できるならこのコンボは手がつけられません。

重いけど強いカード達の扱いは困りますが、保全計画達成やどうしても良い動物カードがない場合は保有するのもありですが、初心者のうちは手札管理が難しいのでできれば避けたい戦略ではあります。

①-4:野生復帰の時の注意点

初手の最強保全計画の野生復帰ですが、もちろんただ最強なだけではなくデメリットもあります。これが分かっていないとせっかくの最強手順がおじゃんになってしまう恐れもあるので記載しておきます。野生復帰の注意すべき点は次の2つです。
【相手に後追いでより大きな野生復帰をされるのが分かっている時はNG】
自分が囲地2以下の野生復帰をした後に相手により大きな野生復帰(特に大型)をされる場合は、野生復帰をしない方が良いです。もしくはディスプレイに対象の大型動物がいる場合は積極的にカットしなくてはなりません。要は自分よりも相手の方がメリットがでかくなる時ですね。
【序盤の収入が少なるなる!】
アークノヴァにおいてお金の管理は最大のポイントと言っても過言ではありません。野生復帰をすると訴求点が下がるのでラウンド終了時の収入が低くなってしまいます。このお金の差を埋めないと金欠で動けなくなるという事態が発生します。この対策としては
・そのターンにちゃんと動物をプレイする:空いた囲地にちゃんと動物プレイできれば訴求点も上がるので収入がちゃんと入ります
・後援者カードでフォロー:連邦助成金や通用口などの収入UP系があれば少ない収入の補填がきくでしょう。また訴求点を上げてくれる後援者カードも優秀です。
・保全ボーナスで5金を得る:最初のボーナスを5金に設定することで補えます。ただこれはその分、他の特典を犠牲にしているという事も覚えておいて下さい。上記で補えるならその方が良いでしょう。
・後援者改良する:後援者アクションの改良をして休憩ボーナスを倍にすればお金の心配はいりません。ただしこれも他の改良を犠牲にしているという事を覚えておいて下さい。改良後後援者カードをプレイできる時などは是非このパターンを採用して下さい。

この辺りが初手の手札の戦略です。もちろん初心者のうちはどんなカードがあるかも全部把握していないですから、なかなか全てを考慮して考えられないものですが、是非参考にしてみて下さい。

②2ラウンド目までに次のことを達成しよう!

アークノヴァは2ラウンド目までの序盤が非常に重要です。というか重ゲーはだいたいそうかもしれません。初心者のうちはまずこの2ラウンド目までをしっかりできるようになると楽しくプレイができると思いますので、今から上げることを2ラウンド目までに達成することを意識してみて下さい!

②-1:協会アクション→保全計画を行う!

最優先事項はこれです。前章でも説明した保全計画を達成していきましょう!できなさそうな時は後追いでも良いです!5−2保全計画の妥協でも良いです。欲張って全然できない状況よりはマシです!とにかくこの事を最優先に手順を進めてみて下さい。

②-2:収入は、15金以上にする

お金の管理はアークノヴァにおいて最大のポイントです。お金がないとプレイが制限されます。1番簡単なのは15訴求点とれば達成するので、動物プレイや後援者カードで達成していきましょう。訴求点がなくても助成金関係の後援者カードやマップ特典などでもいける事があります。
ちなみに15金以上はあくまで目安なので大事なのは相手との収入・お金差です。相手との収入やお金の差が序盤についてしまうということはそれだけ得点に差がつく可能性があるということになります。15金を達成すれば良いという事ではなく、相手との差を意識して収入とお金のUPを目指していきます。そういう意味では通用口の戦略は初心者にはかなりやりやすい戦略と言えるでしょう。ただ、通用口はプレイしただけでは収入UPにはならないですし、序盤はちゃんと2個以上売店を設置させないともったいないです。通用口+売店2+展示館で9金UPというのが基本戦略なので是非覚えておいて下さい。

通用口の作り方

②-3相手との訴求点差を意識する

②と同様に相手との訴求点差も意識していきましょう!保全点差は後半でなんとか巻き返しが可能ですが、訴求点差がつきすぎてしまうと=収入の差が生まれ差をどんどんとつけられてしまう可能性があります。動物は最低で2匹、できたら4匹プレイするか、後援者カードで訴求点UPをしていきましょう。序盤以外と強い後援者カードは土着系のカードです。私は最初このカードの意味があまり分からなかったのですが、決まると強力です。特に土着の家畜はプレイして10点以上の訴求点になる可能性があるので、要チェックです。

②-4:ディスプレイのキーカードの意識する

余裕があれば是非この項目もできるようになっていきましょう!初心者のうちは何がキーとなるカードなのか分からないのですが、相手にやすやすとキーカードをドローされるのは癪すぎます。①-3で紹介した強力なカードで且つ相手がプレイできる状況にあるものはカットしていく必要があります。また、基本保全計画と絡みのある動物はどれもキーカードです。特に5目標アイコンがある2アイコンを持つ動物(ヨーロッパの5目標がある時のヨーロッパバイソン等)はディスプレイに出たら絶対にカットです。

②-5:噛みつきor裏ドロー?

アークノヴァは手札管理が非常に大事なゲームなので、手札の充実というのもとても重要なポイントです。噛みつきは好きなカードをとってこれますが、その分手札が増えません。噛みつきか裏ドローかは上級者でもかなり迷う部分なので、初心者のうちはこう覚えておきましょう!
手札の上限があるなら噛みつき、ないなら裏
もちろんこれは前述のキーカードがない場合の話です。もっと言うとディスプレイのキーカードはカードドローアクションとは別の方法(評判内ドローマップボーナス等)で獲得していきたいですね。

③2ラウンド目までに改良を2個しよう!

2ラウンド目までにやるべきことは実はまだまだあります。ですが、②に比べるとまだ優先順位は低いのと、これの達成が難しい場合もあるのでここでお話しをしていきます。
アークノヴァの改良タイミングは全部で4回です!
動物園2提携、大学2提携、評判5、保全点2です。
1番達成しやすいのは2ラウンド目までに大学を2提携すれば、(研究1・2評判)+(手札上限5+1評判)で4評判上がるので後1つマップボーナスでもとれば達成です。ですがそうすると2ラウンド目までの保全ボーナスに使うワーカーがないので、1番の王道ルートとしては、(繁殖計画保全ボーナス)+(大学:研究1・2評判)+マップボーナス評判で2改良達成というのが初心者向きです。
または、野生復帰+4評判をなんとか集める。やはり野生復帰は強いですね。評判1まで上げてくれるってなんて素敵なんでしょう。
このように、2ラウンド目までに2改良はできれば最高ですが難しいこともあるので「できるだけお得に改良を目指していく」という事を念頭に入れておいて下さい。
また、何を改良したら良いかという優先順位ですが、これはかなり深い話になりますので今回はあまり多くを語るのはやめておきます。
一応、初心者におススメなのは建設改良→動物or後援者改良です。建設は基本改良しますし、動物or後援者はプレイに必要な条件がありますので、改良条件が必要なカードを持っていたら早めに行っていきます。

④2ラウンド目までにワーカーを増やそう!

これも必ずできることではないので優先順位は低めですが、できれば最高です。
①〜④が全部2ラウンド目までにできた時にはもうかなり上手くいっていると言って良いでしょう。
改良と違ってワーカーを増やすタイミングはいくつかあります。しかしその中でも2保全点でのワーカー獲得はその代償として改良の機会を減らすという事となってしまい初心者にはあまりおススメできません。初心者のうちはここでワーカーを増やすよりもちゃんと改良をしていく方がおススメです。動物園提携3も2ラウンド目までにできる事は少ないですから、保全計画の達成ボーナスか、評判8、雄叫びで獲得するのが基本です。ただし、保全計画の達成ボーナスはその分噛み付き等を犠牲にすることになります。最初の保全計画達成ボーナスでワーカーを手に入れる時は以下のパターンとなります。
・このラウンドで絶対にワーカーを使える状態:休憩がたまっておらずラウンドが終わる前に必ずワーカーが使える状態が必要です。最悪なのはワーカー増やしたのにすぐラウンド終了するパターン。ならば他の特典にした方が良かったやんという話です。
・ワーカーによってアイコンが必要な時:2ラウンド目にワーカーを行く事で必要なアイコンが集まる時。というかそのアイコンがマストな時です。「とりあえず次の保全目標の為のアイコンを集めて置くか」ではなく、生息地の多様性の5が次の動物園提携をすれば達成できる時や、動物プレイの条件に絶対に必要等の場合です。
・相手とのワーカー差をここで埋めねばならない時:めったにないですが、相手が評判7+雄叫びでワーカー3を早々に持っていてこの差は絶対に埋めるべきだという考えの時です。それでも得てして他の特典の方が美味しく、先にこちらが休憩してしまえば良いというケースが多いです。

なんとなく最初はワーカーを増やすという安直な考えは危険なので、上記の一覧を是非参考にして整うならGOです。

まとめ

ひとまず初心者のうちはこの2ターン目までの流れがしっかりできるようになることが大事です。しかしあくまでこれは脱初級者編!まだまだ攻略法があったりするのでもし気になる事があればコメントやDMを下さいませ!
YouTubeでも動画で紹介していますし、東京・池袋にあるボードゲームカフェでは実際にアークノヴァを遊んだりレクチャーすることもできますので是非お近くの方はご来店下さいませ!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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