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歪んだ愛の形がうっかり噛み合っちゃったパターン

さて、稚拙で幼稚な文で失礼するが。

女は、小学生の時に叔父に慰みモノにされそれでしか自分は存在価値が無いと言う思い込みに囚われていた。親戚の集まりの度に時には兄と叔父と交わることもあったようだ、防御反応でそういうことはむしろ好んでするようになった。しかし中高と外部との交流により自分の置かれた環境とのギャップにコンプレックスになってしまう、純粋で曖昧な愛という感情への妄執に囚われる。

 男は、兎に角自分が無かった。自他の境界線が曖昧だったのだ、前の彼女が部活の先輩に孕まされた時も、自分が避妊に失敗しましたと、相手の親に頭を下げに行き堕胎費用を工面するためにバイトと学業に追われていた。その内相手から距離を取られどうやらそのまま孕まされた先輩と引っ付いたようだった。それでも好きになった人の悪口は言いたくないと盲信に近い善人への強烈な執着心を持つ男が地元を離れて短大に入学する事で2人は出会う事になる。

❤︎出会い❤︎

男は手を挙げる準備をしていた。入学ガイダンスが終わりクラス委員の立候補の為だ、往々にしてこういうものは誰か手をあげろよみたいな雰囲気になるのが嫌だったからなら俺がやると手を挙げたのだ。
すると女も手を挙げていた、驚いた。まさか自分以外に挙げる人がいると思わなかっただから
女もおんなじことを考えていた。結局僕はじゃんけんに負けて書記になったのだが…ともあれ女が委員長、男が書記モブは職員室とのパイプ役といった具合に委員会が結成されることとなった。
自然な流れで委員会のグループチャットが作られた。
その日の帰りに3人でプリクラを撮りに行ってクレープを食べたりしていたのだ。そしてそれからは僕がバイト日以外は3人で自習室や近くのカフェで勉強会をしていた。


そして…⇨

女は親からの異常な束縛を受けていた。徹底的に搾取されていた。バイト代も本人はカードも通帳も取り上げられ必要な時に貰える制度、それでも文房具ですら渋い顔するような親だった。最近気になってる人がいる今の彼氏は幼馴染だけど親同士も知ってるからなのか一切手を出してくれない。それも甘過ぎるぐらい愛おしい感情だったがこの女には裏がある。
あの人は私の事を本当に興味なさそうな目で見てくるの。その目がとても深くて見たいと思ってしまった。

どう?このぐらいがキツい?息は出来てる?
やっぱりこの人は首を絞めてって言われたらノータイムで出来る人なんだ。公園のベンチで抱き締めるようにして周りからは見えないように、それでいて普通のハグの動作内でしっかりと私の呼吸器を支配していた。
咳き込む私の背中ゆっくりさすってくれる。
女は目の前の相手が本当の自分を分かってくれると思い込んでしまった。


歪という事は脆いという事。

男は困惑していた、嫌な事しなくても自分にとって簡単なことでもこの女は自分を神かのように扱ってくれる。今まで今まで受けたことのない刺激、他人から興味を持ってもらえる社会性依存のようになっていった曖昧だった自身という境界線がハッキリしていきこの男もまた自身のスペック以上の過剰自己評価と加虐性を肥大させることになった。
女は男に自身のコンプレックスを晒すという心理的自傷行為に溺れ必要とされる自分に酔いしれた。
男は女からの無償の愛を囁かれ自分は強大な存在であると不安定な足場で誇示していた。
崩れる時は一瞬だ3回も瞬きが出来たら良い方だろう
お互いの愛の形が歪だったが故に噛み合ってしまった脆い歯車は男が女の幼馴染に刺されあっけらかんと
れれれのれー、残念無念!また来世。

この物語はフィクションであり〼
あ、胸糞注意です。

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