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【日本株】-夢の万能細胞-iPS細胞関連銘柄に迫る!!

医学のバックグラウンドを活かしたテクノロジー株を発掘するため、今回は日本人が誇るノーベル生理学・医学賞を受賞した山中先生が開発したiPS細胞を、特に心疾患での実用化を目指した銘柄であるクオリプス【4894】、ハートシード【219A】に迫っていきたいと思います。
日本株・米国株ともに記事を書こうと思っていたら、【米国株】ばかりになっていましました。【日本株】としては初めての記事になりますが、iPS細胞の臨床応用は世界的にも日本がリードしており、グローバルトップをめざせる技術であるので、初めての記事に相応しい内容だと思います。


iPS細胞とは

iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、成熟した体細胞(例えば皮膚の細胞)に特定の遺伝子を導入することで、さまざまな細胞に分化する性質を持つ多能性細胞のことです。2006年に京都大学の山中先生らによって開発されました。ざっくりいうと以下の山中4因子と呼ばれる、4つの遺伝子を導入することで、成熟した細胞をリプログラミングする技術になります。

  1. Oct3/4 (Pou5f1)

    • 胚性幹細胞の維持に重要な転写因子で、多能性の獲得に必須。

  2. Sox2

    • Oct3/4と協働して働き、胚発生や幹細胞の多能性維持に関与。

  3. Klf4

    • 細胞のリプログラミングを促進し、増殖や分化を調整する転写因子。

  4. c-Myc

    • 細胞増殖を活性化する役割を持つが、腫瘍形成のリスクもある。
      (c-Mycは腫瘍リスクの懸念から、他の因子に置き換える研究が進んでいます)

これらの因子をウイルスベクターなどを使って細胞に導入することで、体細胞が多能性を持つiPS細胞に変換されます。

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