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【米国株】Palantir株価急騰、伸び率NVIDIA超え

Palantir Technologiesの2024年第3四半期決算が出ました。高い市場の期待を上回る決算で、それを受けて株価は上昇しました。また、米大統領選挙ではトランプ氏が勝利したことも相まって、Palantir株は記録的な上昇を見せ、S&P500において、2024年の伸び率はNVIDIAを抜いて、ビストラに次ぐ第2位となりました。
また、この急騰に先んずる形で記事を書いていたので、記事へのアクセスが集中し、書いていて良かったなと感じました。

今後も引き続き独自の視点から、有用な情報を書いていけるよう頑張っていこうと思います。


2024年第3四半期ハイライト

売上高は7.25億ドルでYoY30%の成長を見せました。
中でも米国の収益がYoY 44%増の4.99億ドルで、特に商業向けの収益がYoYで54%の上昇を記録しました。

また、100万ドルを超える取引が104件成立し、現在、エンタープライズAI
の市場構造を置き換えつつあります。
調整後EPSは0.10ドルとなっており、こちらもYoY43%と高成長を見せました。

Palantir決算資料より

株価バリエーション

決算報告は市場の予想を上回る好決算で、直後には25%の上昇したのち、トランプ氏の再選等も相まって60ドルを突破しました。予想PERは300倍以上となっています。市場平均をかなり上回る株価ですが、高い成長を織り込んでの株価となっているため必ずしも暴落を予知するものでは無いと思います。2024年通期での売り上げ見通しも28億ドルに引き上げ、アレックス・カープCEOの強気な発言も目立ちますが、今後投資家の過剰な期待に応えられず調整するシナリオも考えられ難しいものです。

今後の見通し

まず、市場ですが、ニューヨーク証券取引所(NYSE)からNASDAQへの移行が発表されました。今後は、NASDAQ100への採用も期待され、一時的な株価上昇要因となると思われます。
事業セグメントは概ね理解できるようになってきましたが、まだまだ米国内を中心としたビジネスであり、そのサービスのユーザビリティ等の理解が難しいものではあります。特に商業部門の持続的な成長が、今後の業績・株価のキーになると考えられます。マイクロソフトやアマゾンAWSとの提携は好材料と見て良いでしょう。
ちなみにパランティア日本法人は表参道のど真ん中に居を構え、今後日本でのサービスローンチも視野に入れていると思われますが、どのような成長を遂げるか見守っていきたいと思います。


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