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自己紹介|はじめて(?)のnote

あれ?なんか、違う…?

そう、ほかの方々のエッセイを参考にしようとnoteの記事をいろいろ見漁っていて気が付いたのだ。初めての投稿は自己紹介を繰り出すものだ、と。読んで納得したのだ。つまり一回目の投稿を読んでその人の経験や教養の深さを知り、その人のことを知りたいと思うようになるのね。なるほど!

そして私が一個目の記事を無かったことにしてまでも、大事な大事な記念すべきはじめてのnoteに書きたかったこと。それは…

私は自己紹介が苦手です!

ということ。あ、でも、太字にしてまで言うことではなかったかも。自己紹介というと必ずと言っていいほど言わされるのが、名前と所属、そして特技や好きなもの、もしくは趣味。名前と所属は事実ベースだから問題ナシ。特に名前に関しては、自分の名前に使われている漢字をあえて悪い熟語で紹介なんかすれば笑いをとれるからむしろありがたかったりする。でも、そのあとの特技や好きなもの、趣味に関しては、無いのだ。言うことが、まったくと言っていいほど無い。なんでみんなあんなにスラスラ好きなものが出てくるの?そして、何がうらやましいって好きなものを話すときのみんなのキラキラしている表情だ。とはいえ、私も言いたい。
「私はこれと言って好きなものも熱中していることもありません。でもそれはつまり、これから何色にでも染まっていけるということです!」
しかし、初対面の相手の前でそんなことを言えるはずもない。
「あ、しまこです。特技は…無くて、好きなものは…トマトと納豆です。」
なんてもごもごウジウジするのが関の山。今までの私はほかに解決策もなくこんな風にやり過ごしてきたものだが、恐ろしいことに私は大人になってしまった。大人のなにが恐ろしいって、好き嫌いが減ったこと。何でも好き、すなわち特別好きな食べ物が無くなってしまったのだ。こうなるといよいよ言えることがない。
「しまこです。読書が好きです。」
確かに読書は好きだが、他の読書好きの皆様の前でも自信をもって同じことを言えるほどの読書量かというと正直怪しい。
「しまこです。音楽が好きです。」
そもそもそんなに好きではないし、詳しくない。初対面で相手に与えられる情報がこれだけとなると、必ずどんな音楽が好きかを聞かれてしまうのだろう。嘘です、自己紹介を無難にこなしたかっただけです。そんなこと言ったら、きっとビッグハテナが相手の頭に浮かぶだろう。ナンデウソ、ツイタノ?
「しまこです。話すのが好きです。ぜひ話しかけてください!」
いやいや、初日でハードル上げすぎだろう。それに大量の初対面の人間に話しかけられてしまったら頭がパンクしちゃうよ。そもそも自分が動かずに相手に話しかけてこいっていう姿勢もなんだか傲慢な感じがするし…。

ここまで考えておいてなんだが、よく考えれば高校も卒業した今こんな風に自己紹介をする場面は少ないのでは…!?

あー、よかった。そんじゃ、同じ悩みを持った現役学生の皆さん、お達者で。私はどうやら自己紹介地獄から逃げ出せたみたい。お先に失礼。うふ。

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