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こんな本はいかが⑦ 青春というのなら ジョン・B・チョッパー
前回と青春つながりと言う訳ではないですが。
「バンドというのは、青春というものに近いような気がする」
前半はロックバンドグループ「ウルフルズ」のベーシスト「ジョン・B・チョッパー」さんが、メンバー三人との出会いからデビュー、不遇の時期を超えガッツだぜ!!の大ブレイクによる環境の激変、葛藤の末のグループ脱退、再加入までを綴った自伝。
後半は前半とある意味鏡となるような、結成前のバイト時代からジョンBの脱退、再加入、活動休止直前までのウルフルズの歴史を、当事者のインタビューを多数交えたものが掲載されている。
本書のみどころは、やはり前半。
バイトの先輩(現在活動休止中の、ウルフルケイスケさん)に誘われ、軽い気持ちで始めたバンド。
長年、自身の技量不足にコンプレックスを感じながら、仲間とこれからも一緒にいたいという気持ちでかじりつくもブレイク後の環境変化についていけず、またトータス松本と自身を事あるごとに比べてしまうようになり…ついには心を病み脱退。
そこから数年の葛藤の末、トータス松本らかつての仲間に再加入を懇願、受け入れられ再加入することとなる。
自分には情熱が足りなかった、と繰り返し語り、自伝の終盤(バンド再加入後)には、活動の中で松本くん(トータス松本のこと)の情熱と自身の情熱が違っていないか繰り返し繰り返し確かめる、それを行う中で自身と、音楽ときちんと向き合えるようになった、と語るジョンBチョッパー。
自分もはっきり言ってジョンB側のタイプの人。
すぐ病むし自信はないしコンプレックスも(以下略)
こういう気持ち、忘れないようにしたい…
けどすぐ忘れちゃうんだよなぁ(汗)