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もちつきで、おちがつき

もちつきは大好きですけど・・こんな年末は辛い・・


「よっし!気合い入れてもちつくぞ!」

始まりは、12月30日 晴天
世の中は年末年始のお休みに突入して2日目

昨年から母方のおばあちゃんの家から
100年物の石臼と餅つきセットを譲り受け
今年もやりました。

例年通り30日に行いましたが、どうして
30日なのだろう?

何故、もちつきは30日だったのか

餅つきは、縁起を担いで12月28日または30日に行うのが一般的です
なぜなら、

  • 12月26日:ろくなことがない

  • 28日は末広がりの「八」があるから

  • 12月29日:九が苦を連想し、二重苦や苦持ちと言われ縁起が悪い

  • 12月31日:葬儀と同じ一夜飾りになるため、正月飾りは30日までに飾る習わしがあるため、31日にするのは縁起が悪い

  • ただし、29日は「ふく(福)」が来る日という捉え方もある
    土地によって色々な風土や風習がありました。

さて、例年通り30日にもちつきを行いましたが
今年は一味違いました。

「お餅の味ですか?」

違います!毎年美味しいです(笑)

それは餅をついているとき起きました

餅つきには杵を持ってるつき手と、
ついた餅をひっくり返す手返し
2人体制でやります。

つき手は準備万端、ぺったんぺったん
妻に一言

「手返しお願いしますわ!」

庭から台所に声を掛けて
慌てて玄関から駆け寄ってくる妻

「痛~」

妻の声を聞いて振り向くと
玄関の段差で躓き転んだ姿だった


休日当番の病院へ

「大丈夫か!」

妻に声を掛けた

左足を挙げて段差に腰を掛けていますが
一歩も動けない様子・・・

「ちょっとめまいがする・・・」

足の痛みと突然のめまい
と血圧低下が起ってしまった。

「迷走神経反射」

聞き慣れない言葉と思いますが・・
意外と身近に存在しています

副交感神経であり、
痛みや強いストレスが原因で
優位に働いてしまう。

脈拍を下げ、血圧が低下することで
脳に十分に血液が供給されず、
失神の原因となる自律神経反射の一つです。

「あかん!餅が硬くなってきた!」

途中からつき手、手返しと
忙しさと焦りと、心落ち着かず

そんな中、こっちの心配をした
妻が立ち上がり、こちらを手伝おうと
来た

「もう大丈夫だから、手伝うよ」
「そうか、頼む!」

内心は嬉しさ一杯で
「よし、しあげるぞ~」

杵を振り上げた瞬間に

「あ・・やっぱだめ・・・」

妻の声と共に後向に倒れ込んでしまった。

後に妻は語ったのですが、その瞬間景色が
真っ暗になったそうな

ブラックアウト

急激な血圧低下で起こる現象

「うそだろ!」

急転直下、青天の霹靂
なんて言葉が頭をよぎる!!

杵をおき、妻をお姫様だっこで運び

「以外と重・・」口ではいってません。

漫画のような主人公みたいな余裕はなく
必死に家に運びました。

餅つきはその後、私の母親達も合流し
なんとかなったのですが、

妻の状態は最悪でした・・・
まともに歩けない・・・

ちょっと待て、今日は何日だ
そう・・12月30日、普通の病院はお休み中

休日当番医に受診することとなった
電話連絡・・・話し中、繋がらない・・・

「そうだよね・・・年末&休日当番医」

直接病院に直行するが
まさにパンデミック!!

受付前のベンチは人、人、人

咳の嵐。

インフルエンザとコロナの両者
が院内を襲っていました。

受付は出来ましたが、
本音は長いしたくない・・

そんな希望を折るかのごとく

結果・・・
松葉杖歩行と3時間まちと
おちがつきました。

こんなせわしない年末はこりごりです。
来年はゆっくり過ごしたいですね。

みなさんも、しょうがなく年末の休日当番医
に駆け込む時は覚悟してくださいね。




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