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もちつきで、おちがつき
もちつきは大好きですけど・・こんな年末は辛い・・
「よっし!気合い入れてもちつくぞ!」
始まりは、12月30日 晴天
世の中は年末年始のお休みに突入して2日目
昨年から母方のおばあちゃんの家から
100年物の石臼と餅つきセットを譲り受け
今年もやりました。
例年通り30日に行いましたが、どうして
30日なのだろう?
![](https://assets.st-note.com/img/1736433225-rmCjpJoQBZ1LqHy6WU4SOTx3.jpg?width=1200)
何故、もちつきは30日だったのか
餅つきは、縁起を担いで12月28日または30日に行うのが一般的です
なぜなら、
12月26日:ろくなことがない
28日は末広がりの「八」があるから
12月29日:九が苦を連想し、二重苦や苦持ちと言われ縁起が悪い
12月31日:葬儀と同じ一夜飾りになるため、正月飾りは30日までに飾る習わしがあるため、31日にするのは縁起が悪い
ただし、29日は「ふく(福)」が来る日という捉え方もある
土地によって色々な風土や風習がありました。
さて、例年通り30日にもちつきを行いましたが
今年は一味違いました。
「お餅の味ですか?」
違います!毎年美味しいです(笑)
それは餅をついているとき起きました
餅つきには杵を持ってるつき手と、
ついた餅をひっくり返す手返し
2人体制でやります。
つき手は準備万端、ぺったんぺったん
妻に一言
「手返しお願いしますわ!」
庭から台所に声を掛けて
慌てて玄関から駆け寄ってくる妻
「痛~」
妻の声を聞いて振り向くと
玄関の段差で躓き転んだ姿だった
![](https://assets.st-note.com/img/1736434161-e84nERUxDT2LjYvSZaHArIik.jpg?width=1200)
休日当番の病院へ
「大丈夫か!」
妻に声を掛けた
左足を挙げて段差に腰を掛けていますが
一歩も動けない様子・・・
「ちょっとめまいがする・・・」
足の痛みと突然のめまい
と血圧低下が起ってしまった。
「迷走神経反射」
聞き慣れない言葉と思いますが・・
意外と身近に存在しています
副交感神経であり、
痛みや強いストレスが原因で
優位に働いてしまう。
脈拍を下げ、血圧が低下することで
脳に十分に血液が供給されず、
失神の原因となる自律神経反射の一つです。
「あかん!餅が硬くなってきた!」
途中からつき手、手返しと
忙しさと焦りと、心落ち着かず
そんな中、こっちの心配をした
妻が立ち上がり、こちらを手伝おうと
来た
「もう大丈夫だから、手伝うよ」
「そうか、頼む!」
内心は嬉しさ一杯で
「よし、しあげるぞ~」
杵を振り上げた瞬間に
「あ・・やっぱだめ・・・」
妻の声と共に後向に倒れ込んでしまった。
後に妻は語ったのですが、その瞬間景色が
真っ暗になったそうな
ブラックアウト
急激な血圧低下で起こる現象
「うそだろ!」
急転直下、青天の霹靂
なんて言葉が頭をよぎる!!
杵をおき、妻をお姫様だっこで運び
「以外と重・・」口ではいってません。
漫画のような主人公みたいな余裕はなく
必死に家に運びました。
餅つきはその後、私の母親達も合流し
なんとかなったのですが、
妻の状態は最悪でした・・・
まともに歩けない・・・
ちょっと待て、今日は何日だ
そう・・12月30日、普通の病院はお休み中
休日当番医に受診することとなった
電話連絡・・・話し中、繋がらない・・・
「そうだよね・・・年末&休日当番医」
直接病院に直行するが
まさにパンデミック!!
受付前のベンチは人、人、人
咳の嵐。
インフルエンザとコロナの両者
が院内を襲っていました。
受付は出来ましたが、
本音は長いしたくない・・
そんな希望を折るかのごとく
結果・・・
松葉杖歩行と3時間まちと
おちがつきました。
こんなせわしない年末はこりごりです。
来年はゆっくり過ごしたいですね。
みなさんも、しょうがなく年末の休日当番医
に駆け込む時は覚悟してくださいね。