同窓会の裏側で感じた孤独➖➖期待と現実のギャップとは
まめおやじです。
退職する前の話。
ある日はがきが。
ゼミの先生が還暦を迎えるので、歴代ゼミ生でお祝と同窓会を開催との事。
まあ、別にいいや、いかなくても。
唯一つながっている同期Sから連絡。
「いくの?」
「いこうよ。ひさしぶりにまめおやじに会いたいし」
行ってみたら同期は5人。
有名な大会社 公務員 経営者 ずらり。
そうそうたる顔ぶれ。
各年代でテーブル分け。最近の年代は大盛り上がり。雰囲気はよい。
先生が赤いちゃんちゃんこ着て登場。各テーブルを巡回。ほどなく対面して少し話しができた。30年以上ぶり。なつかしい。でも話すことがあまりない。あれ。
同期との近況話。仕事の話がメイン。会話からかすかな優越が垣間見えた。他年代との交流。名刺交換。有名な会社が多い。またかすかに垣間見える。住宅業界はいない。Sは1学年下の同業種と盛り上がっている。あれあれ。なんか楽しくない。
話がつづかない。いづらくなってきた。
先生は巡回を終え、締めの話。そして持ちネタの歌とダンス。
これがみたかった。同じネタを還暦までやり続けた先生はすごい。
お開き。かれこれ3時間半。長いのか?普通?
同期で駅まで帰路につく。
「LINEグループ組もうよ」
「駅前に一杯飲んでいこうよ」
グループは組んだがひとり家路についた。
家につくと22時。嫁さんは就寝。今日は寝つけない。焼酎ロックをカラン。今日を総括する。
同窓会に参加できること自体、幸せな事。
なぜ楽しくなかった?
自問自答した。
Sとゆっくり話せなかった。
仕事話で数人からかすかな優越を感じた。
ゼミという共通項で、利害関係なく楽しめると思ったのに、楽しくなかった。
みんな楽しそうに話していた。同じ思いを感じた方はいなかったか?
自分はなんのために参加した?
Sと話したかった。
先生にあいたかった。歌とダンスもみれた。
久しぶりに母校に行ってみたかった。
なら、ある程度は目的は達成した。良いではないか。まだまだ現役世代。みんな大変な思いをしてきたのだから垣間見えちゃうことも。優越感などささいなこと。反応した自分が過敏。
同窓会は楽しいものと決めつけ、実際楽しくなかったとは情けないオトナ。気乗りしなかったとしてもせっかく参加したのだからもう少し楽しくする方法はあったのではないか。落ち込む必要はない。
アルコールが思考をすこし柔軟にした。感じた優越も同時に薄くなる。
そろそろ寝ようか。
その後、LINEグループでの発信はだれもない。別に気にしない。
Sとは別の機会にゆっくり話すとしようか。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
あなたにとって良い1日を 〜まめおやじ