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お勧め漫画紹介 〜四十七大戦〜

四十七大戦


四十七大戦とは?

端的に簡単に簡潔に言うと、「各都道府県の土地神が、自分の人口を賭けて首都争奪戦をする」漫画。
こう言われると、シリアス鬱モノだと思うかもしれませんが安心して下さい。普段は明るいです。

この作品は、他作品とは違い土地神が表の舞台(自県の広報やアピール)に出ているのが特徴で人に親しまれています。
また、この作品では「会いに行ける神」即ち「ゆる神」として出ています。

あらすじ

――鳥取県。
極東の島国、日本の最果てに存在するその秘境は、人口減少により崩壊の危機に直面していた。そんな消滅可能性都市である鳥取県を支えるため、日々奮闘するご当地神「鳥取さん」。忙しなくも平和だった彼の日常は、突如始まったご当地神同士の戦いによって一変する。負ければ人口流出の危機、消滅したくなければ勝つしかない。全ての都道府県を巻き込んだ首都争奪バトル、ここに開幕!!
マガポケより引用)



キャラクター紹介(主要キャラのみ)

主人公
鳥取さん

マガポケ(第壱話)

四十七大戦の主人公であり、未来の首都でもある。鳥取県のゆる神。
シャツにカーディガン、スラックスを着ており首から名札を下げた公務員のような青年の姿をしている(鳥取県は2017年人口100人あたりの公務員の数が全国3位)。普段は温厚で、とても堅実だが表記で誤字ってしまう(島取県、取鳥県など)とキレたり泣いてしまう。首都争奪戦についてはかなり消極的で、戦闘も相手側から一方的に仕掛けられる事が殆どである。

島根さん

マガポケ(第壱話)

鳥取さんの相棒とも呼べる存在の島根県のゆる神。着物を着ている。よく鳥取と表記を間違われるのを怒っている。壱話では鳥取さんと取っ組み合いの喧嘩をしたり、それからもお互い小言を言い合うなど「好敵手と書いて相棒」と表現した方が正しそう。真面目で鳥取さんなどから「堅物メガネ」「マジメガネ」「ミスターお役所」等と呼ばれる事も。

山口さん

マガポケ(第弍話)

少年のような見た目をしているが、中身はれっきとしたおじいちゃんの山口県のゆる神。吉田松陰を汚したら丸一日説教の後県中引き回しの刑に処される。
頑固で負けず嫌いな性格で、一度スイッチが入ると中々人の意見を聞こうとしない一面を持っている。

岡山さん(画像右)

マガポケ(第弍話)

長髪に左目にモノクロを付けている落ち着いた様子の岡山県のゆる神。中国地方第二の盟主としての自負があり「西日本の交通の中心地」と言う位には広島さんと張り合っている。いつも、鳥取の事を気にかけており(江戸時代同じ池田藩が統治していた)また鳥取さんも岡山さんと親しい。(島根曰く「身内に近い感覚」らしい)他地方とは違い、トップが曖昧で(関東地方「東京」中部地方「愛知」)広島さんの事はお互いライバル意識をしている。(本人達は「眼中にもない」と言っているが…)

広島さん(岡山さんの画像左)

金髪の青年の姿をした広島県のゆる神。チャラめだが、ドスの効いた肉食系である。挙動や声が大きく派手で自他共に認める中国地方の雄。普段は至って常識人でツッコミポジションである。カ●プ(赤がチームカラーの地元球団)をこよなく愛しており、「好きな色は?」と広島さんに聞かれたら必ず赤と答えなければいけない。

スタベちゃん

マガポケ(第壱話)

大企業「スターベックスジャパン」のゆる神。首都争奪戦の審判でもある。
首都争奪戦の真理を知っているが…

作品の魅力

①読み易く共感できる

地元の都道府県の「あるある」がとても共感できる。「ご当地時間」であったり県の方言がよく分かる。

スラスラと読み進める事ができるので、自県が格好良く戦っている姿を見ながら(目の保養)知識を詰め込む事ができます。

「名古屋のおすすめ観光スポットを教えて」と言われた時の愛知さんの反応


兵庫県民内部分裂問題

正直、下手に学習漫画読むよりメリットが多いです。(※個人の感想です)

ギャグとシリアスの入り具合が丁度良いので、あっという間に読んでしまいます。(宛ら、酸っぱい物と辛い物のサイクルのように…)


②現実の問題を取り入れている

今問題になっているネットでの誹謗中傷、少子化、高齢化、過疎、過密、風評被害etc… がここぞとばかりに入ってきます。
自分も此の漫画を読んで「自分達は傍観者ではなくて当事者なんだ」と唸らされました。
主人公が人口最少県である鳥取県であるが故の価値観、目線や考え方が刺さります。

鳥取さんが週刊誌に取り上げられてしまった回(第肆拾壱話)


③第一期と第二期がある

そんな四十七大戦。第一期はマガポケで完結しました。
……これで終わりではありません。

なんと、作者様が新シリーズ第二期「四十七大戦+」を始めて下さいました!

四十七大戦公式Xから

二期からでも読み進める事は可能ですのでどちらからでも良いので是非、読破して頂きたいです。


④控え目に言って尊い

一応、もう一度言っておきますがこの漫画は「都道府県を可愛く格好良く擬人化して戦わせる」漫画です。地元が格好良い軍服を着て、戦っているんです。自県がとても格好良く戦っているのです。嬉しい事に地元ネタを技にして。

地元がド田舎でも、都会でも「自県がとにかく良い」という自身では言葉として発する事のできない状況を如何呼ぶか。

そう、



尊い



とにかく尊いのです。普段中々表に出る事の無い魅力を出して貰えるのは。
「地元如何なってるんだろ」という気持ちだけでも良いので少し、公式を覗いてみてください。何とも言えない嬉しさが込み上げてきます。
四十七大戦公式サイト
作者様ピクシブ
四十七大戦公式X
作者様公式X
四十七大戦第一期(マガポケ)
四十七大戦+(Kindle版)




……はい。以上、(少し原作愛が飛び出ましたが)「おすすめ漫画紹介」を終わらせて頂きます。
著作権がちょっとアレかもしれないので、不定期で消してしまうかもしれませんが最後迄読んでくださった方、原作読んでみてくださいよ!?(強制では無いので大丈夫です)上にリンクがありますので。
本屋に無いからと高額転売に手を伸ばさないようにして下さい。取り寄せをして下さい。公式Xでも、呼びかけがあります。

ではまた


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