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第三回、ラムパーン文化交流活動プログラム【2010年8月】

日本タイクラブの20年アーカイブより(海外活動)
ラムパーン文化交流活動プログラム【2010年8月】 木本 壽美惠

[一言エピソード]
創立20周年記念文化交流活動。赤木攻代表が初めてランムパーンを訪問された。

また在チェンマイ総領事館からも両校の行事に参加してくださった。
赤木代表も感動とともに、長年続けてきたこの文化交流活動の重要性を再認識された。両校ともにサプライズで日本でも流行っているソーラン節踊りが披露され、若者レベルの日本文化にも深く関心が寄せられていることが分かった。

この年の特記事項は、タイにおける障害者の共生は、ある意味において日本より進んでいるかもしれないという事実である。 進学校として有名なカンラヤニー校でも、日本語専攻高校生の中で、全盲の女子学生ほか視覚障害の学生数名が共に学習していた。またチットアリー校では聴覚障害の児童と健常の児童が隣席し、健常の先生と手話の先生(先生の一部も聴覚障害者)がティームティーチングで授業をしている様子を参観した。

小学校2年生までは共に授業を受けるそうだが、健常の子どもたちは口頭で聞いたことを手話によって同時に理解する。そして隣の席の友達と手話で話す。子どもたちは小さい時から手話に慣れ親しむことで聴覚障害者を理解し、自然に受け入れ合える素晴らしい教育システムである。残念ながら日本にはこんなゆとりが感じられない。

赤木代表が、レストランのオーナーであるチュラロンコーン大学の同窓生と食事会で校歌を歌ったり、毎年宿泊することで顔なじみになったウエンラコーンホテルの従業員のおばちゃんが知らない間に洗濯物を干しアイロンをかけておいてくれたりと、つき合うほどに味わいが深まるタイ人の魅力を実感した年でもあった。  

◆ 平成22年8月20日(金)
【カンラヤニー校プログラム】(日本側行事総合調整係:阪口・木本) 8:00~ 朝礼:赤木代表による記念品の紹介 8:30~ オープニング ・カンラヤニー校校長挨拶 ・赤木代表の挨拶(記念品贈呈) ・在チェンマイ総領事館 安部徳朗氏の挨拶 9:00~9:15  日本タイクラブ紹介 9:20~10:10 留学説明会 10:15~ 体験学習内容紹介 10:25~ 空手デモンストレーション 10:45~ ピアノ演奏(小西)・日本の唱歌独唱(小原) 11:05~ 生徒4グループによる日本の歌 11:05~ タイ人学生によるサプライズ・ソーラン 11:30~ 昼食 12:45~ 体験学習(活動...各20分)「空手」「書道:七夕飾り」「折り紙」「浴衣着付け」 各係はチットアリーと同じ 参加予定者120人 14:00~ 盆踊りドンパン節と終了式  

◆ 平成22年8月21日(土) 【チットアリー校プログラム】(日本側行事総合調整係:阪口・木本) オープニング チットアリー校校長挨拶 赤木代表挨拶と記念品贈呈 在チェンマイ総領事館 挨拶 バンコック会員、野村氏提供の鏡開き(鏡割り)と白鳩の放鳥 ・チットアリー学生舞踊団によるサプライズ・ソーラン ・空手のデモンストレーション(大友) ・歌:ドラえもん(ダムロン・木本・小西) ↓ グループに分かれて体験学習 ・空手(大友・山田・スターシニー) ・書道:七夕飾り(松重・池田・羽太) ・折り紙(玉田・堀の内・岡田・新田川) ・お花寿司(前北・木本・小西) ・金魚すくい(河崎・畑田・岡田・浅田・石井) ↓  ※ そうめん流し(吉谷・小原・坂口・谷澤・ダムロン 他手の空いた者) 盆踊り:炭坑節&ドンパン節(木本・全員) 今年はセレモニーが多いので、デモンストレーションを減らし、参加型交流で時間調整する。 20周年記念行事の記録係 田淵さんを中心に交替で記録にあたる。 両校における貴重品管理(冨岡・香月)  





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