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第一回、夢風船を飛ばそう!?徳島・大阪からラムパーンへ!!

日本タイクラブの20年アーカイブより(海外活動)
ラムパーン文化交流活動プログラム

【2009年1月】 夢風船を飛ばそう!?徳島・大阪からラムパーンへ!!

木本 壽美惠


[一言エピソード]
一番驚いたことは、チットアリーの子どもたちが日本語の歌「上を向いて歩こう」を歌って出迎えてくれたこと。

チットアリーの子どもたちの口から出た初めての日本語が、今後の生き方を語っているようで涙が止まらなかった。トルコに行っている間に谷澤能文さんが教師として着任し活躍していたのだ。

現地に日本人が入って活動するとこんなにも違うものかと感心し、感動した。  14回目のラムパーン交流ツアーが2009年年明け、1月9日から14日にかけて催行されました。私は2006年と2007年はトルコでJICAのボランティア活動をしていたため、直近の過去2回(2年分)は参加できませんでしたが、久々の「出会い」に心が清々しく洗われたような旅でした。

今回の交流旅行、当初は徳島県立徳島北高校と日本タイクラブの交流先であるラムパーン・カンラヤニー高校との「姉妹校締結式」がメインイベントだと思われていましたが、なんのなんの! 初日から谷澤能文先生率いる私たちのチット・アリー校の素晴らしい歓迎行事に、以前から参加している会員12名はもちろん、姉妹校締結式の調印のため公務等で参加された「徳島組」の3名も胸を熱くされたようでした(計15名参加)。

10回のセマ・ドムデード基金贈呈行事が交流行事に変わって4回目、日本文化紹介などを中心にした文化交流行事が定着しつつあります。

ラムパーンでの活動は、今や日本タイクラブの活動における中心的な行事の一つです。私見ですが、タイでの今後の活動方針を見定めるうえで私たち日本タイクラブのスタンスを考えると、チット・アリー校を主軸に置きラムパーン・カンラヤニー校そして今回姉妹校になった徳島県立北高校とも連携しながら交流の輪を広げていくことが望ましいと思われます。

活動の詳細については会員メーリングリストを使って小原参平副代表からの即日タイムリーな報告がなされました。皆様にも楽しんでいただけたことと思います。また交流活動についての詳しい報告については、羽太秀樹理事が会員誌「ナムチャイノーンピー」で初参加のフレッシュな思いを記事にしてくださる予定です。

今回、ブログには写真を中心に楽しい報告を掲載したいと思います。
「百聞は一見にしかず」‐ 写真をよくよ~く見ていただいてそして、次回には、ぜひ皆さまの参加をお待ちしています! また「夢風船を飛ばそう!? 徳島・大阪からラムパーンへ!! 番外編」として久々に忘れかけていた「泰屋倶楽部」へもなんか書いてみようかなと思っています。そちらも覗いてくださいね。 ♪踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃソンソン♪ 徳島で有名な阿波踊りにもあるように、参加しないのは一生のソンです! 

ラムパーンの素晴らしさは行ってみないと分からないんですよ。

14回皆勤の香月理事、何をおいてもラムパーンには必ず行くぜ!、欠回たった2回の冨岡理事・・・タイ好きの人をさらにトリコにする魅力がラムパーンにはあふれています。

今回の交流行事はバルーンアーティストの岩朝陽子さんが華やかな風船を使って雰囲気を盛り上げてくださいました。子供たちの喜んだ顔がどんなに可愛かったことか! みんなで子供たちの笑顔に会いに行きましょう!

私たちの夢や友情、そして未来のタイの子どもたちに託す希望で「夢風船」いっぱいふくらませて、日本タイクラブから徳島北高校から、ラムパーンへと大きく飛ばしましょう!    

◆ 1月9日(金)行程 一日目 前日22時関空集合  → バンコック・スワナプーム空港 ・スターバックスコーヒーでお茶しながらバンコック合流組を待つ。 → PB862便でラムパーンへ  ・ラムパーン空港でチットアリー校の先生方から大歓迎の嵐 ・チットアリー校で昼食 北部の名物料理カオ・ソーイを食べる。 ・チットアリー校の聾唖教室(幼稚園児)見学、交流行事打ち合わせ (初参加者はチットアリー校の見学) ・ラムパーン・カンラヤニー校との交流行事打合せ ・市場で買い出し(生花など) ・タイレストランで交流食事会 ウィエン・ラコーンホテル泊(以後11日まで3泊)

スタット校長によると、チットアリー校で、近年、充実させていきたいと考えている教育活動の一つが聾唖の幼稚園児教育。聾唖児童生徒の教育活動の見学を何回かさせていただいているが、今回は施設が新しくなっていた。また、ここの卒業生をこのクラスの教師として教育に従事させていきたい考えをお持ちで4人の教育実習生(助手)が働き始めていて、今回は彼・彼女たちにも大変お世話になった。  

◆ 1月10日(土)行程 二日目 ・チットアリー校での日本文化交流会 オープニングでチットアリー校在住の谷澤先生、日本語を担当しているナルモン先生の歌唱指導による「上を向いて歩こう」を聞いて子供たちの成長ぶりに号泣。この歌は5年ほど前に冨岡理事が初めてこの地で指導した歌である。今回は見事に歌い上げてくれた。谷澤先生のご尽力によるところも大きい。何よりもチットアリーで初めて聞く「日本語の歌」に感激した。昼食には学生たちの作ったクイッティオやソムタム、お菓子などを美味しくいただく。

≪全体交流≫ 歌「こんにちは赤ちゃん」 「バルーンショー」とバルーン制作 ≪グループ交流≫ お習字 お花 浴衣の着付け 折り紙(兜) バルーン

チットアリー校でのカントークディナー この学校でのカントークディナーは職業教育の一環として行われている。学生たちはタイ舞踊、楽器演奏、タイ料理、料理のサービスなどの技術を身につけることができる。裏方での民族衣装の着付け、ヘアーメイク・メイクアップ技術、まかないの段取りなども職業人として自立するための訓練になるであろう。宴たけなわ、チットアリーの生産品の一つである和紙(和紙といえるかどうか怪しいが、雰囲気は和紙そのもの)で作った季節はずれのロイカトーン熱気球が夜空に高く上っていった。見守ると最後は星のような大きさになり、輝いていた。私たちの交流活動もこの気球のように、最後まで輝きを失わないようにと祈った。  

◆ 1月11日(日)行程 三日目 ラムパーン近郊観光ツアー メーモー火力発電所・タイ電力公社博物館 → ゴルフクラブハウスでの昼食 → 象のトレーニングセンター → ショッピング(市場・ココナッツ製民芸品) → ビルマ風寺院  → チットアリー校での夕食会
観光ツアーの初期の目的はカンラヤニー校の高校生に生きた日本語を聞き、話す、勉強の機会を設けることであった。選抜された6人の生徒がツアーに参加した。チェンマイ大学をはじめ進学先が決まっている学生もいた。彼らとの交流を通じてラムパーンでのこれからの交流活動の芽を育てていく必要性を感じた。 夕食会では谷澤先生の69歳の誕生日を祝った。75歳まではここで働いて!先生方に懇願されて谷澤先生は嬉しいやら困ったやら。何はともあれ、70歳近くになってこれだけ他の人の役に立ち、また必要とされていること自体が素晴らしいと思う。  

◆ 1月12日(月)行程 四日目 ・県立徳島北高校とラムパーン・カンラヤニー校との姉妹校締結式 3,000人の生徒を前にして、全校朝会に臨んだ。朝会後、ブラスバンド部の歓迎演奏を聞き、調印式会場へ入場する。真ん中に両校校長、左右に小原副代表とPTA代表の評議員さんが座り、調印。締結式も滞りなく終わり、姉妹校提携が無事完了した。 ・カンラヤニー校での日本文化交流会
≪全体交流≫ 歌「こんにちは赤ちゃん」 「バルーンショー」とバルーン制作 振袖着付けショー お茶のお手前披露 ≪グループ交流≫ お習字 折り紙(兜 風船) バルーン お茶 → 午後バンコックへ アジアホテル泊   ◆ 1月13日(火)行程 五日目 ・バンコックでの自由行動






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