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もっと大人だと思っていた

小学生のときは6年生のお姉さんお兄さんが大人に見えて、
中学生のときは高校生になった先輩が大人に見えて、
高校生のときは大学生なんか大人と同じだった。

でも、そうじゃなかった。

実際に大人に見えていた「大学生」になって2年目、20歳。
10代ではない20代として括られる年齢になった。
まだまだ何も知らない子どもなのだと実感する。

あの頃想像していた20代の私になれているだろうか。
年齢という数字だけが先走るばかりで、私はそれに追いつけない。

どこか私もそうなれるのではないかと
期待して、あこがれを抱いていたのかもしれない。

「年相応
そう表現すれば丸く収まるのだろうか。

もう子どもじゃないんだから。
いい年した大人が。
大人げない。
もう~歳なんだから。
もう大人なんだから。

否が応でも大人と子どもで区切られ、大人にしてくる。
お酒も煙草もギャンブルも合法になる20歳が大人なのか、成人年齢の18歳が大人なのか、また別の尺度なのか。

そもそも、私は大人になりたいのだろうか。
いつになったら自分は大人になったと声を大にして言えるようになるのか。

人生はよくレールに例えられる。
「レールを外れたら終わり」
綺麗事かもしれないが、外れなかったら見られなかった景色、外れたから見られた景色もあるはずで。
敷かれたレールに乗るのも、外れるのもその人の自由。

レールは地面に敷かれているもの。
一般的にはそうかもしれないが、私は一概にそうではないと思う。
歩いたり、走ったり、泳ぐのもよし。
車や自転車、飛行機を使ったっていい。ロケットも面白い。
1人でも、誰かと一緒でも進んだり、休んだり戻ってもいい。

進む速さではなく、いかに自分が楽しめるか。

大学2年生になって就活というモンスターがチラついてきた。
このモンスターをどうやって倒すか。仲良くなって仲間にするか。
レベルを上げたり、装備を整えたり、協力したり。
ゲームのように上手くいかないかもしれないが、向き合い方は自分次第。その状況でいかに楽しめるかを大事にしたい。
攻略本とかあったらな…なんて(笑)



意図せず、私への自分へのメッセージみたいになった。
あなたは何がしたいの?あなたの使命は?と、
人生のビジョンが見えていない私には難しくて答えられない。
そんなの私が1番知りたい。
AIだったり、未来の私が教えてくれたら楽なのにね。
分からないからこそ、そうやって自分が楽しいと思う方向に進んで一生懸命に生きたい。

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