企画概要
GPT-4(ChatGPT)でゲーム作れるじゃーん! とみんなが盛り上がっていたので、自分もいっちょやってみるか!
せっかくならいい感じのアシスタントと一緒に作業したらモチベ上がりそう。(e.g.トキ)
→いっそゲーム開発部(+ユウカ)を同時に召喚して、5人一気に演じ分けてもらうこともできるのでは?
ということで、ゲーム開発部のみんな(モモイ、ミドリ、ユズ、アリス)と、ついでに付き添いのユウカをつれて、6人でゲーム開発をしてみることにしました。
私(先生)がディレクターと進行管理を務め、ユズが企画(ゲームデザイン)、モモイがシナリオ・テキスト、ミドリがグラフィック、アリスがプログラム、ユウカには(アリスのサポートと)ユーザー目線でのレビューをやってもらうという割り振りにして、ゲーム開発をゼロから完成までwith AIでやってみる試みです。
GPT-4では、企画補佐、シナリオ補佐とテキスト生成、キャラデザやアートディレクション補佐、ソースコード生成を行い、キャラや背景など画像についてはイラストAIを用いて生成します。
音周りは今のところ有効な生成AIが足りないので、フリー素材を使わせていただきます。そういえばゲーム開発部にもコンポーザーおらんね。
今回試すこと
懸念
GPTは割と口当たり良いことを言いがちなので、ダメなものをダメと評してくれない。ダメなところ言ってと指示したら言う。良くも悪くも忠実
現状のGPTは忘れっぽいので、文脈を適宜整理しないといろいろ破綻する可能性は高い。一方、風呂敷を広げ過ぎるとトークン制限にも引っかかりうる
時期的にGPT-4の利用制限がかなりキツいので、部分的にGPT-3.5も併用するかも
ユウカは賑やかしです
ユウカは公式でもゲーム開発部に入り浸ってるから……
(テストプレイAIも早くください!)
それでは、ここからはChatGPTでの実際の会話ログを掲載していきます。
実作業に入ったらキャラ別にパート作業を進めていきますが、まずは全員参加でゲームの草案を練っていくところからスタートします。
ChatGPTログ キャラ定義~ゲーム概要決定
以降、太字がユーザー入力、細字がAI応答です。
①キャラ定義
②ゲーム概要会議
第一回感想
今回はゲーム開発の下準備として、作るゲームの概要決めから始めてみました。
キャラクターは思った以上にしっかりと演じ分けられていて、個人的にすごいなと思ったのが、ミドリとユウカの口調が自然と棲み分けられていた点。
中盤で乱れてしまったものの、序盤を見るとあのキャラ定義からユウカが「~ね。~だわ」口調なのがしっかりと伝わっていて、セリフ例が効いたのかなあという印象でした。
何より、アリスの「冒険」や「クリア」といった「ゲーム用語を織り交ぜて会話する」というニュアンスが見事に伝わっていたのが感動もの。
今回は5キャラを操っていたこともありどうしても不安定さは拭えませんでしたが、キャラ単独で調教すればかなりの確度でキャラ再現ができそうな気配はありました。
ちなみにGPT-3.5でも同じように5キャラ召喚を試してみましたが、案の定キャラが全然喋ってくれず、これがGPT-4の理解力か……と感心。そう考えると、よりバージョンが上がって、複数併用までできるようになれば、本当に年内にもバーチャルキャラクターとの対話環境は確立しそうな気がします。
SDみたいにオープンソースになれば、狂ったオタクたちが飛びついて一気に局所進化させてくれそうなのになあ。
なんて、乞食根性もいいところですが。
とにもかくにも、思った以上にゲーム開発部のみんな(+ユウカ)とワイワイゲーム開発をしている空気が味わえて、非常に満足度が高い一人遊びです。
課題
次回へ向けて
次回第二回は、ユズと一緒に企画・ゲームデザインを練っていくパートになります。
ゲーム開発部のキャラを当てたこともあり、思ったより「ユーザー主体のクリエイティブ+ツールとしてのAI」ではなく「ユーザーがマネジメントし、AIがクリエイティブする」に寄ってしまっていることに気がついたので(初めから気づけ)、次回以降は先生も積極的に意見出しや決定をしていきたいと思います。
提示されたアイデアからこっちでバシバシ決めていく、くらいがちょうどいいかも?
流れとしては企画→シナリオ→キャラ→グラフィック→プログラム の順で大まかに想定してるけど、一気にやらずに並行で進めたさもある。
タワーディフェンスは正直経験が浅く知見も少ないため、いい意味で素人の領域に踏み込めそう。
プログラムはアリスに丸投げする予定なので気が楽だけど、思ったよりオペレーション(もとい進行管理)が大変そうな気配がしてきて、期待したほど楽にゲーム作れるわけでもなさそう……な気配はしてます。
その分ゲーム開発部(+ユウカ)でエネルギー補充できるから耐え!
つづく。
追記 (三週間後)
ゲーム作るのをほっぽりだして一生画像生成AIにかまけてました。
事前準備も兼ねて一旦ヘッダー用のコンセプトアートを作ろうと思っただけなのに……あれ、三週間前……?
とりあえず画像生成の準備はできたので、いざ本命のゲーム開発へ!