ブロマガ転載:コンセプト(2013年5月12日投稿)

本記事は、2021年10月にサービスが終了したニコニコブロマガにて投稿していた記事を再録したものです。
2013年なので、高校生なりの創作に対する考察ということで。

 創作において、私がもっとも大事だと思っているのが「コンセプト」だ。
 まずコンセプトがどういうものなのかというと、簡単に言えば作品の存在意義である。作品への愛と言っても良い。

 あなたが何らかの作品を作ろうと思った時、何か目標はあるだろうか? それが直接その作品の内容に関わらないとしても、例えば「今回は完成を目標にしよう(ゲーム)」とか、「キャラクター/テーマを重視した作品にしよう(小説など)」とか、そう言った心構え、姿勢というものが、それが直接その作品の内容に関わらないとしても(二回目)、一番重要だと思うのだ。

 なんだかんだ言って、作品づくりにはモチベーションが必須である。やる気がなくなったら、その作品は簡単にエターなってしまう。そしてそのやる気を支えるのが、コンセプトだと思うのだ。
 逆に言えば、「左右の目の色が違う少女を活躍させたい」みたいなもの(=内容に関わってくるもの)でもいい。あなたがその作品で何をしたいか、何のためにその作品を作るのか。それが直接その作品の内容に関わるか関わらないかに関わらず、あなたのその作品への想いを込めることこそが肝要なのだ。

 ここで現在(2013年5月)制作中の短編ファンタジーRPG「聖片の森(仮題)」について。
 この作品は、第五回ウディコンへの出品が目標であるのだが、それに加えて私がここ数年一作品もゲーム作品を完成させていないこともあり、「しっかりと完成させる」ことが最ものコンセプトだ。また、ゲームを構成する大まかな要素は「システム」「ストーリー」「グラフィック」だと考えているのだが、その中でもシステムが一番大事だと思うので、「単調でない、少し独自のバトルシステム」というコンセプトもある。
 ストーリーのコンセプトは、「分かりやすいテーマ性」だ。今の想定では、キャラの個性は抑えて、伝承のような雰囲気の話になると思う。

 このように、コンセプトは作品の方向性を定めるものでもあるのだ。

 作品を作る時、作りたい作品を作るだろう。それなら、何を作りたいか、それを中心に考えていくのが真の作品作りだ。

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