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バカラを金継ぎしてみる【錆付け編】
前回の作業から二週間たち麦漆が乾きました。
本来は刻苧漆付けなのですが、今回の場合は一度直したものをまた直す為大きな欠損がないので飛ばして錆漆付けをします。
刻苧漆が荒い目のパテだとしたら錆漆とは細かい目のパテです。
今回も同じ金継ぎセットを使っています。
作業の全体像はこちら
1、鑢がけ
前回塗った麦漆のはみ出た所や、凸凹している所を鑢掛けして滑らかにします。
耐水紙鑢が使いやすいですよ。
#800 ~#1000の鑢を使い分けて滑らかにしましょう。
鑢掛けをするときはガラス面を傷つけないように注意してください!
2、錆漆を作る
麦漆の鑢掛けをすると凸凹が目立つので、錆漆で埋めます。
錆漆は砥粉を水で溶いてペーストを作り、これに1:1の割合で漆を混ぜます。
麦漆よりも柔らかいので乗せやすいとおもいますよ。
3、乾燥
容器に詰めて乾燥させましょう。
4-5日で乾燥します。
4、錆研ぎ
乾いたら鑢掛けをします。
鑢掛けをするとまた粗が見当たるので錆付けをしましょう。
このように錆付け→錆研ぎを何度も繰り返して理想の面を作ってください。