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ゆっくり夢日記

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ゆっくり朗読の夢日記の記録と詩をまとめました。
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#いま私にできること

ゆっくり朗読 「下駄拵え」2017年3月5日

朗読動画記録3月5日 白貫雪(しろつらゆき)と言う白と黒のデタラメな化粧をした木乃伊の様な小人の女と背中を丸めた顔が大きく黒紫色をした醜女が話しているのを見ている。声を出してはいけないのに咄嗟に声を漏らしてしまって私は布団を裂いて布下駄を作らないといけない。布下駄作りのルールは、誰にも教えてもらってはいけない手伝ってもらってもいけない。左足に穿かされた下駄にできるだけ似せる事。暗くなったら寝たふりをする事、背中をできるだけ低くして。それから暗くなって背中に乗ってくるものを見て

ゆっくり朗読 「笠」2017年3月4日

朗読動画記録3月4日 山奥を歩いて居る。ここら辺の人々は笠を被る習慣があるようだ。とても唾が広くヴェールをつけて居る。濃い紫の笠をつけた男が通り過ぎる、風に薄布を弄ばれながら。立て看板にすら笠がかかって居る。地図が酷く読みづらい。どうせあてもない旅だったと思い出し、坂を下る。 洞窟のような場所を見つける。中には一体の笠を被ったマネキン。これは罠だと何故か解る。竹の筵があり、藤が枝垂れて居る。だが入り口が底が見えぬ程深く掘ってあり近付きがたい。落ちるのもまた良しかと助走をつけ

ゆっくり朗読 「差し入れ」「イノシシアザラシ」「オイディプス」2017年 #1

朗読動画記録3月2日 鍵を閉めたか気になって確認しに行くと、もう随分とあっていない旧友が我が家に来た。彼女は私が病に臥せって居るのをどこからか聞いたようで訪ねてくれたらしい。栄養ドリンクとお菓子とマヌカンを二つずつ置いて行った。 詩「差し入れ」3月2日 出かける前、鍵を閉めたか気になって確認しに行くと、もう随分とあっていない旧友が我が家に来た。 彼女は私が病に臥せって居るのをどこからか聞いたようで訪ねてくれたらしい。栄養ドリンクとお菓子とマヌカンを二つずつ置いて行った。 

ゆっくり朗読 「行かないで」2017年2月12日

朗読動画記録2月12日 ラギアちゃんと長時間セックスする。服を脱ぎ捨てても二度気付いたら着ていてその度ラギアちゃんが脱いでと言うので脱ぎ捨てる。背中で感じるラギアちゃんの肌はサラリとして柔らかかった。暖かかった。マーラーの千人交響曲が聞こえている。ラギアちゃんは気付いたら後ろから守るように抱きしめていてあげたいものがあると、指輪を取り出した。おもちゃの指輪くるくる回る。数字が1?6まであって二人のそれが合わないといけないらしい。何度もやっても合わない。何度も何度も繰り返す。

ゆっくり夢日記 「ぬるま湯の塔」2016年12月21日

朗読動画記録12月21日 その塔は煙突のようでその中は水で満たされている。150mの波を作り出せる装置があり波を作り続ける。突然そこに閉じ込められた私は溺れかけながらも必死で壁際に捕まり助けを呼ぶ。外は非常階段のようで人気がない。何度も何度も助けてくれと言う。声が枯れてくる。カンカンカンと階段を登る音がする。誰かがいる!と思い助けを求め叫ぼうとするがかすれた声しかでない。きっと気付かれないと絶望した時その人が私に気付いた。「今助けますから、お湯に浸かっていてください。冷えると

ゆっくり夢日記 「蓮の火刑」「ストライプの蝶」2016年 #7

朗読動画記録11月21日 巨大化したハムスターやウサギが池を泳いで居る。池の中島に3メートルはある巨大で雲のようにふんわりとろりとした蓮の花が咲いている。薄い桃色に月光色見た事ない柔らかい形。そこに釣り人達が次々と火をつける。華は燃え上がり不思議な芳香を放ちながら花脈に沿って燃えた。青い炎が血管に血を巡らすよう花を犯す。その美しさに必死でシャッターを切る。あの人に見せてあげたい。燃えた花弁は蝶のように金や青に輝き舞っていた。次々と華は火刑にされ蝶となった。鯉が描かれた蝙蝠傘、

ゆっくり朗読 「天才は一足飛びする」「ブル先輩が来た」2016年 #6

朗読動画記録10月25日 現実空間で立体化する「積み木をする女の子」の3dを製作している教室にいる。一人の女学生のCADはメチャクチャな繋ぎ方をしている所もあるが綺麗に動作している。人がやっているのを見て自分で考え作ったようだ。彼女が他の生徒たちにやり方を教えている。彼女は触りながら覚えるといいと言う。この教室の先生は鋭く暗い目の黒髪の紳士だ。私と先生でウロウロしている。先生は天才が嫌いだ。彼女も嫌いだ。先生にどうして天才が嫌いなの?と聞くと先生の弟が天才であらゆる依存を解く

ゆっくり夢日記 「美少年の兄弟」「観賞用山羊」「白写りの鯉」「アセプション」2016年 #5

朗読動画記録9月30日 美少年の兄弟に誘惑される。弟はベタベタと私にくっつき撫でて撫でてとせがむ。果てはソファーに横たわる私に抱きついて眠ってしまった。兄はそんな私達を見てニヤリと笑っている。ぶちまけられた財布の金を拾っている。 詩「美少年の兄弟」9月30日 美少年の兄弟に誘惑される。弟はベタベタと私にくっつき撫でて撫でてとせがむ。果てはソファーに横たわる私に抱きついて眠ってしまった。兄はそんな私達を見てニヤリと笑っている。ぶちまけられた財布の金を拾っている。 記録10月

ゆっくり夢日記 「梅田の夕焼け」「俺らには関係ないよね。」2016年 #4

朗読動画記録7月22日 知り合いと梅田に行く。 梅田駅の前は観覧車とお城があってとても大きな湖がある。湖に映る城と死にゆく夕日と星が綺麗でそれを必死で撮っている。君に見せたいとその一心で。 詩「梅田の夕焼け」 7月22日 知り合いと梅田に行く。 梅田駅の前は観覧車とお城があってとても大きな湖がある。湖に映る城と死にゆく夕日と星が綺麗でそれを必死で撮っている。君に見せたいとその一心で。 記録7月24日 壁も床も天井も真っ白な部屋で真っ白な布団の上Sくんと手を繋いで仰向け

ゆっくり夢日記 「海に憧れた少女」2016年7月17日

朗読動画記録7月17日 ここは何かの学園だ。年に一度夏の期間だけ海に行くのでこの学園から出られる。黒髪の少女は学園から逃亡したいようだ。彼女と水着を脱ぎ捨てて海に入る。彼女は海に憧れていた。イルカに憧れていた。実際の海は濁っていて私と彼女は砂まみれ。海には柵があって逃げられない。しかも、柵の向こうからはおぞましい生き物がやってくる。人間の口を持った平べったい魚などだ。柵のそばまで来て私と彼女は絶望して浅瀬まで戻る。彼女は放心している。長い髪が体にべっとりと張り付いている。岩に

ゆっくり朗読 「真っ暗な浴室」「夢の幼虫」「美青年と庭園」2016年 #6

朗読動画記録6月8日 真っ暗な浴室、油の湯船に浸かった君が沈まないよう支えている。でも本当は私が眠っている君をここに運んだのだ。甲斐甲斐しく尽くしているように見えてこれは全て自分で仕組んだことである。それが全てばれたのか、君は目を覚まし私の首を渾身の力で締め上げる。 詩「真っ暗な浴室」 6月8日 真っ暗な浴室、油の湯船に浸かった君が沈まないよう支えている。でも本当は私が眠っている君をここに運んだのだ。甲斐甲斐しく尽くしているように見えてこれは全て自分で仕組んだことである

ゆっくり夢日記 「ギロちゃん」「薄い肉」「達磨治療」2016年 #5

朗読動画記録5月2日 ここは被災地だ。沢山の犬たちが飼い主をブルーシートの上で待っている。その中にギロちゃんという目の飛び出した死にかけの汚い犬がいる。ギロちゃんはテレビにも出る人気者だ。ヨボヨボのギロちゃんが私を見つけて遊びに来てくれる。ギロちゃんは歩くのも精一杯なのに尻尾を振ってくれる 詩「ギロちゃん」5月2日 ここは被災地だ。 沢山の犬たちが飼い主をブルーシートの上で待っている。 その中に目の飛び出した死にかけの汚い犬がいる。 ギロちゃんだ。 ギロちゃんはテレビにも出

ゆっくり夢日記 「パック詰めのイクラ」「狐のカラクリ」「僕はトイレに行けない」「無理矢理な結婚」2016年 #4

朗読動画記録3月28日 イクラが一粒ずつ小分けされパック詰めされている。潰さぬよう取り出すのが難しい。 詩「パック詰めのイクラ」3月28日 イクラが一粒ずつ小分けされパック詰めされている。潰さぬよう取り出すのが難しい。 記録3月30日 螺子を回すとキュッキュッと音を立てながらグラスを磨き、コーヒーを遠心力で出し、最後にドームが開き中から紙を重ねて作られたキツネが出てきてくるり回ってお辞儀をするという装置。 詩「狐のからくり」3月30日 螺子を回すとキュッキュッと音

ゆっくり夢日記 「守らなくては」2016年4月25日

朗読動画記録4月25日 私たちは私たちの中にある何かの力を守らないといけない。この力は殺されると奪われる。この力であのフワフワした男は世界を壊すらしい。私とこの男の子はそれに抗いたい。男の子は銃を使う。私はナイフを使う。男が最後に用意したのは狂人群れだ。どれもみんな目がイっちゃってる。奥の部屋から1人ずつ出てくる。そろりと距離を詰めていくタイプや突進するタイプがいた。糸鋸で足を切られたり切り返したりした。満身創痍で狂人を倒して行ったのに最後の最後で男が出てきて男の子が殺された