フォルケホイスコーレ留学 学生ビザの申請に必要なもの(後編)
こんにちは、swecoです。
前回に引き続き、学生ビザの申請に必要な書類についてお伝えします。
私自身、2度ビザの申請を却下された経験から、これからビザの申請をされる方が同じ失敗をしないよう、しつこく2回に渡ってお伝えしたいと思います!
ビザ申請について、不定期にルールが変わったり、詳細な情報が公開されていなかったりするので、わからないことや迷うことがあれば、英語ですがSweden Migration Agency へ直接問い合わせるのが安全です。
*在日スウェーデン大使館では、オンライン申請に関する問い合わせは受付けておりません。
では、早速つづきを見てみましょう。
留学先の学校発行の入学許可書
学校から入学許可をいただいたら、すぐに入学許可証を発行してもらうよう、先生にお願いしましょう。
私の場合は、入学許可証をPDFにしたものをメールで送っていただきました。
またインタビュー時に、ビザの審査に約3ヶ月かかるからできるだけ早く合否を出してほしい、と伝えることも忘れずに行ってください。
注意点としては、学生ビザの申請ができるのは「フルタイム」で授業を受ける場合です。フルタイムは何時間かというと、基本的には週40時間です。Folkhögskola.nuでコースを検索する時に、検索フィルターより「Studietakt」>100%を選ぶと、フルタイムのコースを検索することができます。パートタイムでのコースだとビザの許可がおりない可能性が高いので、気をつけてください。
申請者名義の残高証明書
英文の預金残高証明書(必要金額以上の額面のもの)を提出する必要があります。
留学中は働くことができないので、無収入でも生活できるくらいの預金があるよ!というのを示す必要があります。
では、いくら以上の残高が必要かというと、
SEK 8,514 × 滞在月数 以上の残高 (2020年7月時点)
が必要になります。
ちなみに、外国為替相場は毎日変動していますし、この基準となる金額も不定期に変更しているので、ギリギリの額ではなく、余裕をもった金額で残高証明書を出したいところです。
そして何より気をつけていただきたいのは、書類の発行日です。
私は、この書類の発行日が古すぎる、という指摘で1度目の申請を却下されました。Swedish Migration Agency の言い分によると、学校が始まる日付の3ヶ月以内の日付のものが必要とのことです。
いやいや、審査に3ヶ月かかるんだから、3ヶ月以内のものっておかしいでしょ!と思うのですが、これが申請却下の理由のうちの1つです。
書類の手配は、銀行で行います。
お金を預けている銀行へ行き、「英文で残高証明書を発行してください」とお願いします。その際に、記載通貨を円・SEK・ドルと選ぶことができますが、どの通貨でも問題ないようです。
私の場合は、預金残高を円で記載し、備考欄にSEKでいくらなのか、を記載していただき書類を作成してもらいました。
銀行によって、持参するもの・手数料が変わってきますので、銀行に行かれる前に、ホームページなどで申請に必要なものをチェックしてください。
海外旅行保険証(ケガ、病気、事故などについて、治療・救援費用の補償のあるもの)
もう一つ、ややこしいのが保険です。
英文の海外旅行保険証の提出が必要になります。
留学用の保険を検索すると、たくさん商品が見つかるのですが、ここで気をつけていただきたいのは、「歯科治療がカバーされているもの」です。
1度目の申請を却下された別の理由に、保険に歯科治療についての補償が含まれていないから、とのことでした。
スウェーデン大使館のサイトにも記載されておらず、Swedish Migration Agency のサイトのわかりづら〜いところにルールが記載されています。
保険商品比較サイトなどから、歯科治療がカバーされているものを探して、契約しましょう。
また、保険期間は留学期間をカバーしていることが必須です。
留学期間に合わせて契約しましょう。
以上、ざっと学生ビザの申請に必要な書類についてお伝えしました。
スウェーデンでは、ビザの申請はSwedish Migration Agency のサイトからオンラインで行うことができます。
手配した書類は、PDFなどのデータでアップロードしますので、書類が届き次第、データにして申請準備をしておきましょう。
また、ちょっとした日付や書き間違いなどで、申請が却下されてしまうこともあります。せっかく時間や労力をかけて申し込んだ申請が却下されないように、細心の注意を払って準備してください。
それではまた、Hej då!