スウェーデン語はどうやって学ぶ? Folkuniversitetet 体験レポート(グループレッスン編)
こんにちは、swecoです。
今回は、スウェーデンにある学習機関 Folkuniversitetet でスウェーデン語のコースを受講した際の体験についてご紹介します。
Folkuniverisitetet とは
スウェーデン国内の約100カ所で成人教育を行なっている団体です。
政府から一部助成金を得ていますが、政治・宗教・労働組合からは独立して運営しているとのこと。
ライフロングラーニングが私たちの人生にとって価値のあるものであり、そのために Folkuniversitetet は、誰にでも開かれていること、科学的なアプローチ、国際的な視点を持って、学びの場を提供することを掲げています。
https://www.folkuniversitetet.se/om-folkuniversitetet/
スウェーデン語4週間集中コースを受講してみた
Folkuniversitetet にはアート系からビジネス系まで幅広くコースが展開されています。言語コースは30カ国以上展開されており、中でもスウェーデン語コースは時間帯やレベル、シチュエーション別など、様々なコースが用意されています。
私は、短期滞在の際に Göteborg 校で、「Svenska extra intensivt, 4 veckor」というコースと 「Swedex」 というスウェーデン語能力検定試験の一番簡単なレベルA2の試験を受験しました。
週5でスウェーデン語漬け!
1週間のスケジュールは、
月曜〜金曜の9:00〜12:30 は、テキストを使ったグループレッスン。
月・水・木の13:30〜15:00 は、フリースタイルのマンツーマンレッスン。
午前中の授業では宿題も出るので、宿泊先に帰ってからも1時間ほど勉強していました。
教室の様子
バラエティにとんだクラスメイトたち
私が受講したクラスは、全員で10名。そのうち自宅からZOOMで受講している方もいらっしゃいました。
出身国は、ドイツ、フランス、オランダ、ルーマニア、ブラジル、モロッコとバラエティ豊か。多くのクラスメイトが、自身やご家族の仕事でスウェーデンに移住したばかりのニューカマーたちです。
whatsapp でグループを作り、ZOOMで受講しているクラスメイトへ情報共有をしたり、わからないことがあった時に質問しあったり、とても協力的なクラスメイトたちでした。
授業は全編スウェーデン語!
授業は全編スウェーデン語で行われます。
理解が難しい文法などを説明する際は、先生は英語を使ってくれますが、基本的にはスウェーデン語です。なので、ある程度スウェーデン語を理解していないと授業について行けないかもしれません。
テキストは「Rivstart A1+A2」と「Rivstart A1+A2 Oevningsbok」を使います。(授業料に含まれているので、授業初日に配布されます)
授業の中では、先生の説明の後に、ペアになってディスカッションすることがしばしば。授業を受け身で聞くだけではなく、ちゃんとアウトプットしようね!ということですね。
また今回担当してくださった先生は、最初にリスニングから入り、その後テキストを読む、という流れで授業を進めてくださったので、リスニングが苦手な私にとってはとても良いトレーニングになりました。
もちろん欠かせないFIKAタイム
Folkuniversitetet にもFIKAはもちろんあります!
授業の進行度合いによりますが、大体は10:30-11:00 までの30分間。
最上階にカフェがあり、そこでFIKAをします。
クラスメイトたちは、それぞれカフェでサンドイッチやスイーツを購入したり、持参した果物や軽食で小腹を満たします。
FIKAタイムは、英語で会話。それぞれの国の話や、仕事の話、スウェーデンでの生活など、職業もバラエティにとんでいるので、ついつい時間をオーバーして話し込んでしまいます。
先生が作ってきてくれたスコーン!FIKA の際に、みんなでいただきました。
愛にあふれたクラス
4週間のコースはあっという間でした!
コースが終わる前に、whatsappのグループチャットで、「先生に何かプレゼントしよう!」とクラスメイトの1人が提案し、みんなでブックカバーをプレゼントすることになりました。
最終日に、先生にプレゼントとカードを渡し、一緒に記念撮影をしました。
先生とクライスメイトに恵まれ、スウェーデン語を勉強するだけでなく、かけがえのない仲間もできた、とても素晴らしい体験となりました。
クラスメイトの出身国のフラッグがプリントされたカードに、それぞれ先生へのメッセージを添えました。
スウェーデンまで行けないよ、という方もDistansコースが展開されているので、受講してみたいという方はぜひ Folkuniviresitetet をチェックしてみてください。
次回はマンツーマンコースでの体験をお伝えしたいと思います。
それでは今日はこの辺で、Hej då!