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フォルケホイスコーレ留学 こんな学校に通っていました!(課外活動編)

こんにちは、swecoです。
今回は、授業以外の時間に開催されていた課外活動についてご紹介します!

曜日ごとに様々な活動を体験できる

前回の記事、フォルケホイスコーレ留学 こんな学校に通っていました!(時間割編)でお伝えしたように、日々の授業は余裕のある時間割になっています。
学生たちは、授業が終わると各々に好きなことをします。
制作活動に没頭したり、勉強したり、アルバイトに行ったりと、自由に時間を使っていますが、学校側でも授業以外の時間に様々な活動を体験できるように、曜日ごとに違う活動を用意しています。

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*その週に行われるイベントが校内に掲出されます


<課外活動のメニュー>
月曜:ヨガ、Boy&Non-binary ミーティング(隔週)、
   カフェトーク(不定期)
火曜:キッズダンス、コンバット、映画鑑賞会(隔週)、
   スペイン語(ショートコース)
水曜:Kultur Onsdag
木曜:ヒップホップダンス、Girl&Non-binary ミーティング(隔週)

*金曜日は、週末に実家に帰る学生も多いので、課外活動はありません。


この中で、いくつか私が参加したものについてお伝えします。

<ヨガ>
外部講師が学校に来て、教えてくださいます。
ヨガマットも貸し出してくれるので(しかも無料!)誰でも自由に参加できます。近隣の住民の方も参加していて、大人気のヨガ教室でした。

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<キッズダンス>
陶芸コースの学生さん(30代前半の女性です)がお子さん2人を連れて、参加していました。
毎週火曜日になると、授業の後に子どもたちを連れて来て、カフェテリアで夕食を取り、その後キッズダンスに参加します。
自分も学べて、食事もできて、子どもたちも学べるなんて、1石3鳥の学校ですね。

<Kultur Onsdag>
音楽コースやミュージカルコースの学生たちが、毎週水曜日にパフォーマンスします。司会進行、音響、演者もすべて学生たちで運営します。
学生とは思えないほどの、歌唱力や演技のクオリティの高さに驚かされます。
印象的だったのは、演奏の途中で音響が止まってしまったり、まだスウェーデン語が流暢に話せない外国人の学生がおぼつかないながらも歌ったりした時も、観客である学生たちがみんなで、その場の雰囲気を盛り上げていたことです。
うまくいっても失敗しても、自由に自分を表現する場があって、それを観ている人たちも温かくそれを受け止めてくれる、学生にとって素晴らしい成長の場だと感じました。

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*Kultur Onsdag のステージ

<ヒップホップダンス>
ダンスコースの学生2人が先生となって、ヒップホップを教えてくれます。
課外授業だと思って、気軽に参加しましたが、かなりハードでした(笑)。
学生が「教える」ことを通して、自分が学んだことをアウトプットすることで、彼らの成長にも繋がっていくのだと思います。

<Boy&Non-binary ミーティング、Girl&Non-binary ミーティング>
学校のスタッフが、男子学生または女子学生だけを集めて、毎回違うテーマで話す会です。残念ながら私はタイミングが合わず参加できなかったのですが、性についてや、思春期ならではの悩みなどについて話す会だそうです。


課外授業は孤立しないための仕組み

学校に滞在している際に、学生たちを観察していたのですが、スェーデン語ネイティブの学生と非ネイティブの学生の間に、少しだけ壁を感じることがありました。
クラスの特性上、Allmän kurs は非ネイティブが多く、スペシャルコースはネイティブの学生が多いということもあり、ランチや夕食の時などは、どうしても同じ国の学生たちでかたまってしまいます。
通常の授業だけですと、なかなか横の交流ができないのですが、課外授業によって、人間関係を広げていくことができます。

映画鑑賞会では、スウェーデン語の映画を見たり、
カフェトークでは、スウェーデン語ネイティブの学生と非ネイティブの学生がお茶を飲みながら会話できる場を設けたり、スウェーデン語を通して交流を深めることができます。
私自身、ネイティブの学生たちとスウェーデン語でうまくコミュニケーションが取れず苦しんでいたので、こういった場が本当に助かりました。
また私のクラスメイトたちは、寮ではなく通学していたので、授業後に他のクラスの学生たちと交流する場があることで、クラス以外の友人もつくることができました。

個人や特定のグループが孤立せず、複合的に人と繋がることができる仕組みがあること、これもまた、フォルケホイスコーレの素晴らしい要素の1つだと思います。

それではまた次回、Hej då!

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