仕事を放り出してまで楽しむ集中状態を仕事に転用する方法を考えてみた
面白い漫画はずっと読んじゃう
ヒロアカ、ずっと楽しくてずっと読んじゃう。
とにかくもう面白い。ずっと面白い。男キャラはかっこいいし、女キャラはかわいい。めっちゃ面白い。気がついたら時間が経ってしまう。いわゆる、本粋で「夢中で読む」を実践してしまっている。
夢中になってしまう事
これはヒロアカ以外にもよくあるのだが、夢中になって漫画を読んでたら気づいたら時間が数時間ったっていることが多い。「今日はジョジョの7部読もう!」って決めて、布団の上でジョジョ読んでたら、気づいたら夜になってたこともある。めちゃくちゃ最高の気分だった。集中して、夢中になっていると、めちゃくちゃ気持ち良い。またやりたいし、1日中漫画を読むみたいな事をやりたい。どこかの旅館に行って2泊くらい使ってずっと漫画を読んで温泉に入ってをやりたい。1人でどこかできる場所はないだろうか。
夢中になることはとても良い。インターネットの誰かが言っていたが、集中することは気持ちが良いことらしい。考えてみれば確かに気持ちが良い。集中することって、気持ちが良いのだ。
私はゲームをする時と漫画を読むときは、かなりの集中力を発揮して時間を忘れてしまう。逆にそれ以外はそんなに集中できない。漫画を描くことは全然集中できない。
申し遅れました。
私は漫画家をやっております。福岡太朗という者です。
12月の初めに新連載が始まりました。よろしくお願いします。
夢中になる事を仕事に転用したい
夢中になると時間を忘れて集中する。これはかなり良いことだ。しかし、仕事をほっぽり出して漫画やゲームをするのでいただけない。これは悪いことだと思う。いや、漫画家をやってるから、別にダメじゃあないのか?締切には間に合っているし……。ただ、これを仕事である漫画に執筆に使えたらかなりでかい。
夢中になるという条件はなんだろう?と考えてみる。少年漫画を読んでいると、自分の特性を特殊能力だと思いがちだ。かなり痛いが、人生が楽しくうまくいくなら、こういう事を特殊能力だと思った方が楽しい。まぁ誰にでもゲームをしてたら朝だったとかはあるわけなので特殊能力ではないが。
条件
【楽しい】
まずは楽しいことが第一だ。楽しいことはずっと続けていられる。漫画やゲームは楽しい。
【楽に成果が得られる】
ゲームや漫画は読み進めるだけ、ボタンを押すだけで気持ち良い成果が得られる。もちろん、ゲームや漫画は我々が気持ちよくなるように、楽しい事や夢中になれる仕組みで私たちを離さない仕組みを作っているわけだが……。何にせよ、楽に成果が得られる事やレスポンスが来ることは条件の一つだ。
【好き】
好きな事は続けていられる。キャラがかわいい、かっこいい。音楽が好き、絵が好き。そういうのは触れるだけで気持ち良い。最終的に好きになると、触れてるだけで良い。
夢中になることが発動する条件は、こういう感じだろうか?
ならば、漫画を描くという行為にこれを付与すれば良い。漫画を楽しく、成果が得られて、好きになることだ。そうすれば夢中になって集中できる。
でもそれってかなり難しいことでは?
漫画を楽しく描き、楽に成果を得て、好きに描くこと。それはかなり難しい。もう何年も漫画を描いていて、全部が楽しい時間なんてとうの昔に過ぎている。話を考えるのも描くのも面倒だし、そういう面倒な事を考えたら嫌いになりそうになる。仕事にしたり人を楽しませるものを作るためには乗り越えていかなければならない事だ。
では嫌いか?と聞かれたら、それは違うと答えるだろう。漫画を描くのは好きだ。というよりも、漫画という存在はかなり好きだ。それを描くために苦労をしているだけなのだ。だから、良いものが完成したら楽しいし、嬉しい。もっと描きたくなる。
楽に成果やレスポンスを得られて楽しいことは娯楽以外に少ないように思える。だから、漫画を描くのが面倒で集中力を欠いてしまうのだ。
成果を得つつ楽しんで漫画を好きになるには
上の条件を書いてみて考えたことは「成果を細切れにする」ということだ。漫画を一本描くことを成果にしたり、読者に読んでもらうことを成果にするには、あまりにもスパンが長い。長い漫画だと1本描くのに3ヶ月とか5ヶ月とかかかる。しかも読んでもらうとなると、読んでもらって感想をもらうとなると、果てしなく遠い。成果を得るのが大変すぎるのだ。漫画を描く人が挫折するポイントだ。漫画は成果を得るまでがあまりにも長い。
これを短く細切れにしてみるのはどうだろうか?
1コマ描く毎、したがきする毎、何かでも良いので自分の中でそれを成果として反省するなり良い部分を探すなりしてフィードバックを得る。そうすると、大きな成果ではないが、成果やレスポンスを得るのが容易い。絵を描くのが好きな人は、こうやって小さな成果を喜びに変えているのではないだろうか?
私からすると、絵や漫画を描く行為そのもが好きというのは正直考えられないが、こうやって細切れに成果を見出し、喜びを感じていて、しかも上手い絵が完成していたり反省があったりするから楽しいのでは?上手いが次々と量産されていったり、反省したところが成果として返って来続けたら多分面白い。おそらく、絵を描くのが好きな人はそうしているのかもしれない。無自覚に。そうであってほしい。
細切れに成果を見ていくことが、楽しく、好きに漫画を描いていくことに繋がると思うので、これからやっていきたい。
面白い漫画に触れて好きになる
そして大事なのが、やはり漫画自体を好きになることが大事だろう。描くことも、読むことも好きになりたい。そうすれば、夢中になるのを発動しやすくなれるはず。面白い漫画、あったら教えてください。
今ジャンプでやってる漫画で好きなのは、超条先輩、シド・クラフトの最終定理です。あと、ガッシュみたいなバトル漫画も好き。よろしくお願いします。
今日は終わりです。