先取り都市対抗プレイバック2010④

本戦の話に入ります。この年も組み合わせ抽選会を観覧しましたが、冒頭での毎日新聞の方が、予選敗退からドーム行きを決めたチームの話から『悔しさが強くする』という旨のお話をされたのが非常に印象に残り、それが本戦でも現れました。

この年の特定試合シードは東京ガス、住友金属鹿島、トヨタ自動車、Honda、かずさマジック、JR東日本、JFE東日本、日立製作所、東芝、NTT東日本の10チームでした。この年からJABAの会長が東京ガスの市野さんになったことと、開幕試合が09年より前は神奈川、南関東、北関東のチームとなっていたので、東京ガスが開幕試合と予想したら読み通りでした。
この年も組み合わせのくじ引きは枠の多い地区から偶数と奇数のカードを引くというのをやってましたが、早々に偶数を続けて引いてしまう事象もありました。このこともあってか、3年後に組み合わせ抽選会を観覧したときは先にグループ分けをする方式に変わったようですが…。なおこの年から優勝チームは翌年の都市対抗に出場ができるようになり、補強選手が5人から3人に変わりましたね。

本戦は1回戦の土日と東芝の初戦があった火曜日の試合は観戦できませんでしたが、JR東日本×日本生命の試合は入場制限がかかったほどという話を聞いたことがあります。初出場チームでは日本製紙石巻が特定シードではなかったものの外野まで動員をかけて盛り上げました。
九州三菱自動車は残念ながら観戦できませんでしたが、幸松の好投で住友金属鹿島に善戦するも惜敗、初出場同士の対決となったバイタルネット×大和高田クラブはタイブレークまでもつれ、大和高田クラブが初出場初勝利を飾りました。この試合は観客を入れる作業に手間取ったため、試合前の両チームの都市のPRビデオが見られなかったのが心残りでした。

観戦した試合での一番の思い出は、日通側応援席での観戦で初めて勝った試合を観られたことですね。神長さんが監督として10年連続出場となり表彰されてましたが、日本新薬相手に投打が噛み合っての快勝で花を添えました。
他の1回戦の試合ではJR九州×日立製作所の試合後には日立のマークの被り物をしていた日立仮面が登場、観戦仲間の間で話題になりました。社内報みたいなのも面白かったですね。NTT東日本×七十七銀行はタイブレークの末にNTT東日本が勝利もクロスプレーで一触即発というシーンもありました。(続)

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