先取り都市対抗プレイバック2014④

本戦の話に入ります。この年も組み合わせ抽選会を観覧しました。増枠対象の東京ガスと三菱重工名古屋以外の1回戦スタートの2チームを決めるくじ引きでは、進行役の方がくじをチェックするときのリアクションが『はずれ』だの『残念』だの色々あって楽しめました(笑)。なお1回戦スタートを引いたのが七十七銀行と大阪ガスでしたが、初戦で東京ガス×大阪ガスの組み合わせがあるのではという期待が会場でありました。結局実現しませんでしたが翌年に実現しましたね。
この年の特定シードはENEOS、JFE東日本、NTT東日本、JR東日本、富士重工業、JR東日本東北、日本生命、新日鐵住金東海REX、新日鐵住金かずさマジック、東芝、Hondaでしたが、ブロック分けでENEOSとJR東日本が同じAブロックに入ったときは盛り上がりました。そしてJR東海はENEOSと当たるだろうなあと思ってたら本当に当たってしまいました。観覧席からは悲鳴が聞こえてましたが…。

JR東海とENEOSの初戦はいきなりトヨタから補強の小島の先頭打者ホームランから始まり、同点に追いつかれるも同じく補強のツギオの活躍もあり、8回にリードしてる場面で先発の秋葉から菅野にスイッチし、逃げ切り体制を図りました。
しかし代わって3連打で満塁とされた後に1点取られ、井領に逆転3ランを打たれ逆転負けとなってしまいました。試合後の勝利監督インタビューでは大久保監督から『監督が寝てる間に勝った』と暗に継投を批判する内容のことを仰られてました。菅野が都市対抗初登板とはいえ、ここまでガンガン打たれるとは正直予想外でした。蓬莱を準備していれば井領のところでつぎ込めたかもしれません。

東芝は西濃運輸と対戦、この試合でも先発の佐伯をノックアウトし、救援の宇田川も攻め途中までは東芝ペースで試合が進みましたが、7回に満塁のピンチで佐藤から野田にスイッチするも、森に逆転タイムリーを打たれるなど5失点して敗退となりました。
5回に先制して6回に追加点のチャンスに佐竹に替わり後続を絶たれてしまいましたが、あの時に追加点を入れていたら相手チームにとってプレッシャーにもなっていたかなと思います。なおこの大会では佐竹がその後も活躍したものの、JR東海ファンとしては正直1年前にやってほしかったと思いましたね(笑)。(続)

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