先取り都市対抗プレイバック2012③

北関東は4チーム総当たりのリーグ戦で、私が観戦したのは日立製作所×全足利クラブ、富士重工業×住友金属鹿島でした。第一試合は日立製作所が全足利を下し2勝1敗とし、第二試合で富士重工業が勝てばドーム行きが決まるという試合でした。
住友金属鹿島の先発はエースの石田で、途中までノーヒットピッチングだったんですが8回に捕まり、打線も平井ー東明の前に沈黙で、富士重工業と日立製作所がドーム行き、住友金属鹿島が敗退となりました。住友金属の名前としては最後だったので、ドーム行きを決めてほしかったんですが…。

東海地区はリーグ戦のJR東海×トヨタ自動車のカードがあった日と、第三代表および第四代表トーナメントを観戦しました。リーグ戦の試合ではJR東海が一打サヨナラの場面を作るも引き分けに終わりましたが、次の西濃運輸との試合に勝って2位通過となりました。
第三代表決定戦もJR東海×トヨタ自動車のカードで、8回に江口のホームランで決まったかと思ったら追いつかれ、延長の末に敗れてしまいました。第四代表決定戦はジェイプロジェクト×三菱重工名古屋の試合で、雨でグラウンドがぐちゃぐちゃになってましたがジェイプロジェクトの内野の堅い守りで初出場の切符を掴みました。

この年の東海地区はJR東海は次の三菱重工名古屋との試合で勝利し第五代表でドーム行きを決め、第一代表に東邦ガス、第二代表に王子製紙がそれぞれ入りましたが、この予選で一番特筆すべきなのはやっぱりヤマハでしたね。
第六代表トーナメントの下のところに回り、負けたら予選敗退のところまでいくも、そこから怒濤の4連勝で見事ドーム行きを決めました。逆にHonda鈴鹿は代表決定戦から連敗してドーム行きを逃すという結果となり、トーナメントの怖さを改めて知ることになりました。

他地区では中国地区はJFE西日本が4年ぶりの出場を、北信越地区は伏木海陸運送が6年ぶりの出場、九州地区はJR九州、Honda熊本、九州三菱自動車がそれぞれドーム行きを決めました。近畿地区は大阪ガスがこの年も予選敗退、その後不祥事が起きて半年間の活動停止を余儀なくされました。
北海道地区はJR北海道が2年ぶりの出場を決めましたが、伊達聖ヶ丘病院でプロで活躍した門倉が参考記録ながら完全試合を達成、その後補強選手として東京ドームに帰ってきました。(続)

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