先取り都市対抗プレイバック2013④

本戦の話に入ります。この年は久しぶりに都市対抗の組み合わせ抽選会を観覧しました。最初の毎日新聞の方の挨拶ではゆるキャラをもっと出していこうと仰られてました(笑)。組み合わせは特定シード、同一企業グループ、地区の順でブロック別に分けられ、前年優勝チームが1番くじを引くという儀式も無事行われました。この年の特定シードはENEOS、東京ガス、Honda、新日鐵住金鹿島、新日鐵住金かずさマジック、NTT東日本、JR東日本、日本生命、パナソニック、東芝、日立製作所でした。
組み合わせ抽選会で盛り上がったのは前年も初戦で激突したJR東日本×王子が再びだったのと、北海道と沖縄のカードが実現したときですね。組み合わせ抽選会の後の座談会では、ニチダイの監督が取引先のHondaと対戦できるのが嬉しいと仰られてたのと、ENEOSの大久保監督が本戦で東芝と対戦したいと仰られてたのが印象に残りました。ちょっと大久保監督があまり機嫌がよろしくなかったようなのが気がかりでしたが…。

本戦では東芝とJR東海の初戦を観戦しました。前評判が高かったJR東海は先制されるも中盤に同点に追いつき、終盤も押し気味に試合を進めるもチャンスをものにできず、最後に補強の佐竹が中村良に決勝ホームランを打たれるという試合でした。
正直日本選手権対象大会でもイマイチだった佐竹を補強したのは『?』でした。試合以外の効果を狙ったのもあったのかもしれないですが…。あと9回に何でスクイズをしなかったのかという声もありましたが、その前の送りバント失敗もあってスクイズは出しづらかったと思います。

東芝の試合は初戦のみの観戦でしたが、優位に試合を進めて大阪ガスに勝利目前というところで石川と大河原が交錯して落球、そのまま同点に追いつかれ延長突入、それでも何とかサヨナラ勝ちを収めたという試合でした。
この年の東芝は補強こそありませんでしたが、石川や萩野といった新人選手の活躍もあってベスト4まで勝ち上がりました。しかし厳しい試合が続いて萩野に負担がかかり、結果選手生命が短くなってしまったのは残念でした。(続)

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