先取り都市対抗プレイバック2008⑤

この年限りで休部が決まっていた三菱ふそう川崎はJR九州に敗れ初戦敗退、ミスターアマ野球の西郷も不発に終わりました。リーマンショックの影響で翌春ににかほのTDKと統合となったTDK千曲川は富士重工業に敗れた試合が最後となりました。
あとこの大会を最後にパナソニックに会社名が変わる松下電器はベスト8まで勝ち上がりました。この時の松下電器は関係者か招待客でないと応援席に入れない仕組みになってましたが、観戦仲間の方が招待券を持っていたので一緒に入場、トイレから戻るときも入場チェックがありましたね。この試合は新田(元ヤクルト)の逆転ホームランで熊本ゴールデンラークスに勝利しました。

近畿勢はこの年も苦しい年で、初戦突破したのは松下電器とこの時山本(元ヤクルト)がいた三菱重工神戸のみでした。新日鐵広畑は三菱重工名古屋に途中反撃するも初戦敗退、NTT西日本は2年前の大学野球選手権で青学相手に好投した藤原がいいピッチングを見せるも王子製紙に競り負けました。
複数のチームが出場した地区で全チーム初戦突破したのは東京と九州でした。東京は鷺宮製作所のベスト8が最高でしたが、NTT東日本から補強の北道がJR九州の濱野に滅法強かったのが印象に残りました。セガサミーとラークスは終盤に逆転されたのが残念でしたね。なおラークスはこの年を最後にドームから遠ざかってしまいましたね。

この大会の決勝は新日本石油ENEOS×王子製紙の組み合わせでしたが、ENEOSは初戦の相手がJR四国だったんですが、JR四国は補強で前年の日本選手権でENEOS打線を完封した東出がいたんですよね。この時は自軍のエースの岩井を投げさせて序盤に捕まり初戦敗退してしまいました。
もし四国地区を勝ち上がったのがJR四国ではなく四国銀行で初戦の相手だったら、決勝に残ってたのかなあというのはありますね。同じことは富士重工業の初戦の相手がTDK千曲川ではなく、前年に富士重工業相手に好投した谷元がいたバイタルネットだったらということも言えるんですが。

ともあれ決勝戦の動画が今から楽しみです。

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